コラムです・第2回
飯塚オートの記念優勝戦CS中継を見て思う
(2000年1月28日)



えっと、しばらくお休みしてて申し訳ございません(^^;)というか、いろいろ忙しかったもので・・・。
本職の方がそろそろ一息つくので、ここで久しぶりにコラムでも書こうかと。
で、久々に書くコラムのテーマ、あまりポジティブなものじゃないんですけど(スイマセン(^^;))・・・えっと、竹谷選手が優勝した、1月26日、飯塚記念の優勝戦のCS中継を見ての感想です。

で、ひとこと。「何だあれは?」(^^;)
まず疑問だったのが、なぜ北嶋興さんを飯塚まで呼んでおきながら、優勝戦中継だけ使わないのか、ということでした。で、代わりに出てきた、年齢的にはベテラン気味(白髪で判断)のアナウンサー(すいません、途中から見たもので、名前やら肩書きやらチェックできませんでした)、明らかにオートレースについて造詣が深くないご様子。
「竹谷は、オールスターグランプリで3.30の日本レコードを出しましたからねぇ」って、何のことかと思いきやオートレースグランプリの話ね。ありゃりゃ、2つのSG戦がドッキングしてしまったみたい(^^;)
で、状況がわからなかった私、「あ、これは北嶋さんが実況するんか」と最初は思ってました。ところが、優勝戦のメンバーが走路に出てきて、いよいよ発走という段階になっても、その人がまだしゃべり続けてる。そのうち解説の合いの手が無くなり、1人でしゃべり始めました。「うそ!この人が実況もするの!?」
私はしばらく唖然としてました。これはかなりヤバいことになりそうだと。2分後、その予感は的中しました。特に最終周回なんかひどかったね、あれは。

「さぁ青旗です。先頭は竹谷、竹谷が先頭。1コーナーから2コーナー。向こう正面に入ります。先頭は竹谷。3コーナーへ。竹谷が先頭。4コーナーから直線、竹谷先頭でゴールイン!」

「おいおい、1車立てかよ」と思わせる実況。そして「これなら実況無くてもいいじゃん」とツッコミを入れたくなりました。
そしてカメラは、何発も上がる祝砲と、竹谷の姿を捉えていました。ところがこの人、「祝砲が上がります」と言ったきり沈黙。その後、何か形容詞を並べてもらいたいところでしたが、全くそういうこともなく、淡々と進行していきました。

とりあえず様子はこんな感じです。で、この人の醜態をいろいろ並べてしまいましたが、別に私はこの人を責めるつもりはありません。むしろ、かわいそうだと思っているくらいです。申し訳ございません。
たぶんこの人は、さっきも書いたように、オートレースに詳しくないと思われます。ぎこちない実況、そして「オールスターグランプリ」が何よりの証拠でしょうね。
で、そのような人をなぜ、いきなり優勝戦の司会進行及び実況までやらせてしまうのか、しかも北嶋さんを差し置いて。
つまり、私が文句を言いたいのは、公営レースのアナウンサーとしては絶大な信頼と人気を誇っている北嶋さんを下げ、そのアナウンサーを起用することにした番組制作者に対して、なのです。

CSのみならず、地上波のTV局ラジオ局の、番組制作者と呼ばれる方々(プロデューサー、ディレクター等)は、たまに、明らかに視聴者のマジョリティを無視した番組制作を行なうことがあるように思います。もちろん全てということではありませんよ。敏腕と言うべき方もいらっしゃいますしね。
ま、視聴者のマジョリティと言っても、「それはお前がそう思っているだけだ」というような反論を言われるかもしれませんが、少なくとも今回の場合、それは違うと断言できると思います。
だいたい、地上波ならまだしも、CSで全国中継(しかも場外まで)され、専門的にオートレースをよく見ている人々が視聴する中、「オールスターグランプリ」って断言しちゃう人の実況を誰が安心して聞けるかっつーの。(^^;)(すいません、こだわってますね私も(^^;)>「オールスターグランプリ」)

で、あと思うのは、こういう視聴者の声って、どのくらい制作側に届くのかな、っていうのがすごく疑問です。
何か、例えば「プロデューサー」っていうと、エゴイストっぽい印象があるのね、私の場合。(ま、これはかなりの偏見だとは思いますが・・・)
でも、今回のケースはきっとそんな感じでしょう。
で、そんな番組制作者に言いたいのは、「視聴者の立場に立った番組づくりをしているか?」ということ。
だって見るのは視聴者でしょ。いっぱい見てもらえるように番組って作るんでしょ。そしたら、なおさらだよね。

その辺りが、極めて馬鹿らしいパラドックスとして映るから、番組制作者に対するいいイメージが浮かばないと思う。
で、ちょうど昨日のニュースにあったけど、お台場の某有名民放キー局で以前「シ〇ーズリーグ」という番組を担当していた元プロデューサーが、無免許カリスマ美容師に対して因縁をつけて金を脅し取ろうとしたっていう話。
ホントは、別の個人的理由による依願退職で会社辞めたのに、「会社辞めさせられたのはお前の問題が出たからだ。年収2000万で定年まであと15年働けたとすると、3億円稼げた」と言って、その美容師から3億円を脅し取ろうとしたとのこと。
あれはホントにバカだよね。発想が既に幼稚。何だよ「年収2000万で定年まであと15年働けたとすると」って。
自分の権限は絶対だと思いこみ、花形職場でぬくぬくと生活してきた人間の、最悪な崩れ方。あれ見たら、「番組制作者ってこんなもの」なんて言われるのも無理ないんじゃないかな。

・・・おっと、話がそれかかっている(^^;)ま、言いたいのはそういうことです。長々と申し訳ございませんでした(^^;)



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