―さあて、最初のライブは渋谷センター街からだ。
ライブの主役は内田保くん二十二歳、ちょっと壊れた元自動車整備士だ。
内田くん、聞こえるかな。
内田くんの出しものは王様のパレード。
王様に扮した内田くんが渋谷の街をねり歩くよ。
内田くんを見かけたら、ばっちり声援を送てくれよ。
シャイな内田くんが素敵なパフォーマンスのお返しをしてくれるよ。
それじゃ、内田くんスタンバイ、OKかな?
内田保はセンター街入口に停車してあったマイクロバスの座席でかすかに頷いた。
窓ガラスには銀色のマジックミラーとなるフィルムが貼られ、ボディにはあさひ幼稚園の文字がある。
ここから腐った物語が始まります
約束の時間、A子ちゃんはやってきた。
なぜか手には検便が。
しかも、透明の袋に…。
彼女が近づくにつれ、匂いが漂い始める。
彼女は席につくと弁当を広げた。
きょうの弁当は検便だ。