いやね、

ここにいらっしゃったあなたはどんな方?

 

ぶつぶついいますけど、

どう考えても、BE-BOP(ビー・バップ)こそがジャズなわけです。

 

2005年にもなると、ほんとみんな人間は個性的で、

勝手きままに個性豊かな、自分の音を出している。

それは別に、何も悪いことじゃない。

個性偏重の現代の教育の一つの成果だ。

個性豊かな、その人だけの、大切な、

どうでもいいような、吹けば飛ぶような、音に現代は満ち満ちている。

俺さ、そういう音に出会うと、

最近、ほんとに苦しくなるんだな。

COOLそんなこといわないで、聴いてやれよ、みんながんばっているんだからさ、なんてよく言われる。

おまえ冷たいな、お前間違ってるぞ、と。しかし

俺さ、実はがんばっているんだよ。少しでもみんなの音を聴こうと、互いにがんばろうということで、

ストリート・ジャズのような企画をしたりしている。誘われればほいほいとライブにも出かける。

しかし本当いうとかなりつらいんだよ。音が。その悩みの無い、熱くない、BE-BOPを知らない、知ろうとしない音そのものが、さ。

ライブ会場で思う時がある。「こんな音に拍手がおこるということは、俺がDOTCOOLという店の中でやっていることは、実は全部間違いじゃないのか?」と。

「BE-BOPにこだわって良質の黒人ジャズにこだわって生きている俺は実は根底から間違っているのか?と。」

それくらい、へんちくりんな音は俺をへこます。3日ぐらい調子が悪くなることもある。風邪よりよっぽどたちが悪い。

最近ではある女性ボーカリストのライブにのこのこ出かけていって、そのひどさにこっぴどく毒を体内に注入され、おれ、ファースト・ステージで帰れば良かったものを全部聴いちまって、帰りにはらいせに飲み屋でくだをまこうとしたらその時になって毒がまわってきて、無口になって、帰りの階段でほんとにゲロ吐いちまった。ブル・ドック二杯だぜ。その後3日間ほどノイローゼ気味になっちまった。音楽っていったいなんなんだろう?と。

無理してみんなの音を聴いている、俺は、間違っているのか?ひどいやつなのか?

 

個性豊か 今風の ジャズ風な JAZZYな みんなにわかりやすい 金になる音楽 お客を呼べる歌手 プロとしてやるためには個性が必要 何でもできなきゃ 夏だからラテンジャズ 女性ボーカルがやっぱいないとさ、花だからさ。 ヒット曲をジャズ風に・・・

 

 

 

・・・

苦しいよ、おれ。

わかんねえんだよ、俺、そういうの。

 

クラシックだろうが、ジャズだろうが、ロックだろうがファンクだろうがラテンだろうが童謡だろうが祭囃子だろうがなんだろうが、

スイングしなきゃ意味ねえよ、そうだろ!

 

しかしね、ここ静岡にはいるんだよ、尊敬できるミュージシャンが。

BE-BOPを学べる、尊敬すべきMr.ミュージシャンが。

というわけで、本ワークショップはほんと、超お勧めです。

正しい音が出せるようがんばりましょう。COOLもがんばります。