6月の不思議なこと 2001/6/9
露の季節になり、
田んぼに水がひかれ、
田植えがおわると、
が鳴きはじめる。
ゲロゲロ・ゲロゲロ、うるせえんだなあこいつら。
しかしよう、俺はわからんのだが、
ちっと鳴き出すのが、はやくないかい。
なわしろが引かれると、とたんに、ゲロゲロだ。
ってよう、
ところてんみたいな卵があって、
おたまじゃくしがいて、そのしっぽがとれて、ようやくかえるになるじゃなかったのかい?
時間かかるだろう、それ? なのにだぜ、
水が引かれると突然 ゲロゲロ とくるのは、いったいどういうあんばいなんだい。
どっかに集団でひかえているのか、お前ら。
ひかえているなら、なんで水が無いと鳴かないんだ、こら。
わからん。おい、 なあ、おしえてくれよ。秘密。
外務省は、こう言いたいだろう。
・・・そりゃあさ、腐敗してるよ、俺達な・・・。
そんなことわかっちゃいるさ、誰だって。だけどな、いったい誰のせいなんだよ。
どの政治家が、日本の外交を行ったって言うんだ?
誰ができたんだい、誰が、日本の国益を守るために、外国人と、対等に話ができたんだい?
・・・
・・・
あのね、誰も何にもやらなかったからさ、しょうがねえから俺達がさしさわりないように、今まで支えてやったんでしょうに。
誰もなんにもやらないわけにゃいかんでしょうに。政治家が何にもやんないから、しょうがないから体裁だけでも整えてやっているのにさ。
「外務省官僚は役人のくせに、偉そうに国を動かしている」というまぬけがいるけど、
俺達が、「こうしたらいいんじゃないの?」と政治家に言うと、政治家がそれをそのまましゃべっているだけの話でさ、
あのな、俺たちにゃね、実はなんの決定権もないんよ。田中さんも言っているでしょ、単なる、「事務方」 なのよ。
政治家が必至に外交やらなきゃ、俺達はいったい何をすりゃいいのよ。
例えばさ、
俺達がホント一生懸命働いて、世界の一級品の情報を手に入れたとしてもさ、
それを生かして外交できるのかよ、今の政治家達はさ。
どいつもこいつも笑顔で握手して、
その割には各国に脅されて、日本の自由と国益はどんどん奪われて、
ODAむしりとられ、安保は継続し、あれだけ援助している中国にさえセーフガードの報復措置をとられ、
戦後もういったい何年経つんだ?未だに戦後責任だと言われればあやまり続け、いったいそんなやつらに、
どんな情報を提供してやれば、しっかり政治家として、一人前の仕事をするようになるんだよ・・・。
・・・
・・・
俺達だってな、
別に金が欲しくて欲しくて、腐敗しちまったわけじゃねえんだよ。
007みたいにな、女王様と国のために、
世界を又にかけて、仕事をしたかったから、わざわざ東大まで出て、こうして就職したんでしょうに。
肝心の政治家たちがあんなんじゃあ、俺達がどんなに働いたって、まったくブタに真珠ってもんだよ。
それじゃあわざわざ苦労して大使として遠くの国までやってきたんだ、ちっと遊ばしてもらうわさ。
ああ、つまんねえ、つまんねえよ、まったく。
・・・
・・・
田中さんよう、あんた日米安保に、ちっとは疑問をもったんだろ?
じゃあアメリカの外相に、そう言ってみりゃいいじゃんか。
政治家としての仕事はしねえわ、内部の腐敗だけは積極的に責任追及するわ、じゃさ、
こりゃつぶれかけの会社のサラリーマン社長が、オーナーが恐くて責任転嫁で取締役や社員の首を切り出したのと同じだぜ。
お前しっかり外交しろよ、まったく。そうすりゃ、
ほんとに外務省は忙しくなって、腐敗なんてどこかへ飛んでいってしまうさ。なんでそんなことが、わかんねえのかなあ・・・。
COOLは思う。
社員の腐敗は、TOPの責任だ。
TOPがアホだと、優秀な社員は、自分達で会社をなんとかしようとする。じゃないと、会社がつぶれてしまうから。
しかし所詮は使われている身。決定権も何もないのだ。
世論は「役人はでしゃばるな。私腹をこやしているくせに・・・」という。しかしな、
社員すら批判するTOPに、いったいちゃんとした仕事ができるのか?
全部、TOPの責任なんだぜ、全く他人事のように、「官僚の悪事を明るみに出す。」と言うが、
そうなったのはすべて政治家の責任だ。全くなさけない外交しかできなかった政治家のおかげで、内部が腐敗したことを
まず、よおく肝に銘じてほしいな。
自分の会社は腐っている・・・明言するような社長は、どうにも信用できんのよ・・・俺。
茶番 2001/8/10
左のドームにはさ、
下の国旗を目立つようにしっかりと貼り付けて、
1945年8月6日、やっちゃいました、としっかり書いておかなきゃな。
魂の鎮魂もけっこう、しかし、歴史を変えちゃいかんだろう。
平和の祭典っていったいなんだい?このドームは、アメリカが大量殺戮をやりましたという、歴史的証拠以外になにがあるというんだい。
中国が虐殺があったという南京で、平和の祭典なんてやっているかい?やつらは「おめーら、孫の代まで恨んでやる。謝れ、謝れ!」と外交の切り札として、もう戦後56年だぜ、せまりつづけているだけじゃんか。俺たちもいっちょアメリカに迫ってやろうかい。
韓国に至っちゃこりゃもう、文句つけられるものには、何でも口出ししてきやがる。だいたい人んちの教科書の内容にまでいちゃもんつけんなよ。あいつらまったく株主総会つぶしの総会屋のやくざと手口がまったく同じだぜ。重箱のすみを徹底的に突いて金をせしめる。日韓交流の子供のサッカー大会が中止になりましたあ、なんて子供まで利用するところなんか総会屋より手口があくどいぜ、まったく。
責められりゃ謝って、責めるべきものは責めない。こりゃまったく茶番だぜ、田中さんよう。
さて、靖国神社参拝。
そりゃ、行かなきゃな、総理。虚心担懐に熟慮した後にさ。
そんなもん、神社参拝するだけでお前さん、いちゃもんつけてくる感覚がすでにずれていることにきづいた方がいいな。戦犯だろうがだれだろうが、ばかやろうこら、神社の参拝だぜ、仏にあうことのどこが悪いんじゃい。なあんで一国の総理がさ、自国の神社に参拝することを他国にけちつけられなきゃならねえんだ?そんでもって、なんであやまっちまうんだ?
これさ、やっぱ全部茶番だな。あえて議論するようなものじゃないと思うぜ。
回転寿司屋にて。
「8,031,810,176か・・・。」
「何を計算しているの?」
「26の7乗だよ、ほら、アルファベットって26文字だろ・・・。」
「なんのこと、一体?」
「・・・最近迷惑メールがよく届くだろ。あれさ、自動的に100兆通りほどのメールアドレスを生成して送りつけているらしいんだな。DOTCOOLはアルファベット7文字の組み合わせだからさ、26の7乗とおりの組み合わせを考えれば自動的にできちまう・・・。その生成の確率はたかだか80億分の1だからさ、100兆とおり組み合わせできるシステムなら楽勝で迷惑メールが送れるということだね・・・あっ、なんか食べなよ。」
「じゃ、あぶりまぐろ下さい。」
「・・・めずらしいものたのむね、あなた。俺がたのむとしたら100億分の1くらいの確率だな。」
「いや、本日のおすすめ5品から選んだからね、5分の1よ。甘いわね。」
「・・・・・・ということは本日のおすすめという言葉は大きく確率を変動させるということだね。」
「・・・・・・。」
「それにしても、80億分の一の確率で俺のところに届いたメールで、俺が出会う女の子っていったいどんな子なんだろうね。出会い系なんて所詮、そんな確率の話だけじゃんね。まったく出会いってのも、博打になってきたもんだねえ。」
「あなたがあぶりまぐろを食べる確率より、出会い系のほうが確かだわ。」
「・・・・・・考えてみれば、100兆通りの組み合わせを生成できるシステムだ。100兆分の一で出会うやつもいるってことだ・・・現実みすら欠けてくる数値だねえ。」
「国の借金は630兆円よ。100兆なんて、ホントはリアルな数値なのよ。困った世の中ね・・・。」
「マスター、こんちは。」
「・・・・・・。」
「愛想ないなあ、とりあえず、おしぼりくらいちょうだいよ・・・。」
「顔拭いた後のだけど、いい?」
「・・・・・・。じゃ、とりあえず、ビール。」
「あったかいの?冷たいの?」
「・・・冷たいのの方が・・・。」
「栓は?」
「?」
「抜くの?」
「・・・うん・・・・・・。あっ!」
「何。」
「ボトルも・・・・・・飲もうかなー。」
「・・・・・・。」
・・・
・・・
・・・
「やっぱりさ・・・自分で・・・だすの?ボトル。」
「氷と水は俺が出すよそりゃ・・・・・・で、今日は?」
「え?」
「お待ち合わせかなんか、ですか?」
「いやだなマスター、いつも僕は一人じゃないの。一人の時間を楽しみにきているんだよ、いつも。」
「じゃ、どんなかわいい子がきても、今日は話かけないでね。そっちのすみでひとりぼっちでよろしく。」
「・・・・・・。」
ひでえBarだな、いったいどこだ・・・。
ん?
ADSLに切り替える。作業をするのは友人。
「COOLさん・・・。」
「ん?」
「95・・・ 98・・・ 2000・・・ Me・・・そして今度はXPですよね。」
「え?」
「5世代前、5世代前ですよ、5世代。もういい加減、ウインドウズ95はやめにしませんか、COOLさんさあ。」
「いいじゃねえか、がんばって働いてるんだから、おれの95。」
「それにさあ、このCPUはいったい何ですか?ペンティアムの166メガヘルツですか?」
「まあ、そんなもんだったと思うな。」
「あのねえ、もう今はギガの時代ですよ、ギガ。僕のCPUはもう1ギガヘルツ。メモリーも1ギガ。メガなんて単位使うのはもうやめにしましょうよ。今日からCOOLさんもブロード・バンドなんだからさあ、ちょっとは速いマシンに切り替えたらどうですか。」
「そんなに容量あったって意味あんのかい、ほんとに。」
「そりゃあもう、COOLさんの見たいものが見たいだけ、とどこおりなく見れるようには、なりますねえ・・・。」
「うっ・・・・・・しかし、そんなに遅いか?これ。」
「耕運機なみですね。僕のはF1だけど。」
・・・
彼はこの遅いマシンがどうにももどかゆいらしい。
そりゃそうなのだ。俺のマシンは彼のお下がりだ。
ん・・・クリックできねえじゃねえか、くそっ!
「あーあ、COOLさんそのクリックの仕方・・・パソコンに対する愛情が感じられねえなあ・・・。」
ねえよ、そんなもん。
「しかしさあCOOLさん、このマシン、考えてみればもう5年以上も、よくこのまんま動いていますよねえ、文句もいわずにさあ。立派なもんですよ、まったく。」
まあ俺の冷蔵庫はそれこそ文句もいわず17年、嘘のように休まず動いているけどな。まあこのパソコンにも、もうちょっとこのまま黙って働いてもらおうかな・・・。
麦芽比率の低すぎるビール
グルメ情報ばかりの雑誌
シェリー樽風味のやたら薄いマッカラン12年
あいまいなビジョンの構造改革
・・・
ビールに大切なものは何だ?
雑誌には何が必要だ?
ウイスキーには何が一番重要なんだ?
日本をどうするつもりなんだ?
・・・
グルーブしないジャズ
においのしないジャズ
艶気のないジャズ
・・・
・・・
・・・
多すぎるんだ、そういうの。
大切なものは一体何なんだ?
笠谷選手が率いる日の丸飛行隊が、ジャンプで金、銀、銅を独占したのが、私の記憶の中で、日本人がオリンピックで勝利した最初の記憶であるし、一番輝いている記憶でもある。その後、足をひきずりながらも圧倒的力量で優勝した柔道の山下を除くと、私の中のオリンピックの記憶は、「よわっちーニッポン」である。
勝てねーじゃん日本人。陸上なんかじゃさあ、最近じゃ高橋尚子なんかがスゲーけどさ、100mや200m、ハードルなんかじゃあっという間に消えちまうし、400じゃあ高野が決勝にすすめば解説者は言ったぜ、「脅威です、ファイナリストです!」そんなさあ決勝進んだくらいで喜ばんでくれと思ったね。決勝じゃあ勝てないことが前提じゃんかよその言い方。水泳なんかほとんど歯もたたんしバレーじゃあ相変わらず東洋の魔女の映像なんかでてくる始末。バスケはオリンピックに出場すらできないから惨めな試合を見なくて済むからまだいいよ。ドリーム・チームにコテンパンにやられる中国を見てるとまったくぞくっとするね。
いやさ、こんなこと書いてるとスポーツファンは怒るかもしれないけどね、金メダル競争アメリカ50個、ソ連30個なんて言っている時にさ、いつも一個か二個の金メダルでよくやったと誉めちぎっているのがやっぱり現状なんだな。これ現状、ホントの話。世界的にみればさ、やっぱり日本人はどうしたってスポーツは勝てない。これは事実なのだ。
恐いのは、僕らは生れた時からこれをまのあたりにしているんだな。日本代表が世界に、ことにアメリカにやられ続ける瞬間を、俺なんかもう35年以上見続けていることになる。だって勝てねーんだもん、体力差あるように見えるし、負けるのも当たり前のような感じもするけど、ともかく勝てない。負けるところばかり量的にはたくさんみているんだな。
そう、だから知らないあいだに、西洋人には勝てない感じを自然に抱いてしまっている。「そりゃ勝てないよな、体力差もあるし。よくがんばったよ。」こんな見方が僕らの世代じゃ一般的なのだ。スポーツは実は恐ろしい。負け続ける日本人を見て、知らない間に西洋人コンプレックスを創り出してしまっている。これは、意外に大きな事だと思う。日本人が何かといまでも外国人にいいなりになってしまいがちなのは、一つはスポーツの力が大きいと思っている。
そこで、イチローなのだ。
大リーグで今年は首位打者を取るだろう。下手すりゃMVPか?
なんともスカッとするこの男、首位打者取ったらインタビューにはこう答えて欲しい。
「まずは首位打者、ほんとうにおめでとうございます。」
「ありがとう。」
「アメリカでの野球生活は、この一年いかがでしたか?」
「・・・まあ、いつもと同じ野球をしただけですから、日本にいる頃とまああまりかわるところはありませんでした。飯が口に合わないのには閉口しましたが・・・。あ、やっぱり試合が多くてちょっと疲れたかな。」
「大リーグと、日本の野球ではかなり違うところが多いと思いますが・・・。」
「同じですよ。野球でしょ。」
「来年も同じようにいけると思いますか?」
「先のことはわかりませんが・・・実は・・・・・・。」
「実は?・・・なんですか?」
「実は・・・日本へ帰りたいんですよ。」
「えっ?」
「だって、首位打者とっちゃいましたし、別に普通にやったら一番になりましたからね。日本の野球も大リーグも、私の中でそんなにレベルは変わらないことがはっきりしてしてしまったんですよ。だったらもう一度日本へ戻って、日本の野球をもっと面白くしてやりたいな、と思っちゃったんですね、さっき首位打者取った瞬間にね・・・。まあ契約あるからそうはいきませんが、アメリカ来てよかったと思ってます。何も変わらないってことがわかっただけで・・・。」
よう、天才イチロー、たのむぞ、いやあ大変でした、大リーグは日本の野球と全然ちがいますし・・・なんて言わんでくれよ。力道山の空手チョップ以来、アメリカ人やっつけた英雄なんだからな、あんたさあ。英雄らしくしてくれよ。
3000年も昔の話。
地中海の東の果ての、肥沃な地域にアブラハムという男が国を建てた。男は唯一神の言われるままにここに国を建てたのだった。彼は妻を迎え、名をサラと言った。
アブラハムとサラの間には、子供が生れなかった。サラはそのため召し使いのエジプト人女性、ハガルをアブラハムに差し出し、やがてアブラハムとハガルの間に子供が誕生する。その子の名をイシュマエルと言う。
しかし数年の後、アブラハムとサラの間に念願の子供、イサクが誕生する。正当な継承者イサクの誕生を神と共に祝すと、、エジプト人混血のイシュマエルとその母は砂漠へと追い出されれてしまう。イシュマエルは砂漠で弓を射る人となった・・・。
なんの話だかおわかりだろうか。
旧約聖書のほんの一部、アブラハムに関する記述の要約である。この時アブラハムがつくった国がユダヤ教の国、現在のイスラエル、ここを追い出されて砂漠で弓を射る人となったアブラハムの子イシュマエルが、後のイスラム教の開祖マホメットの祖先である。
イスラエルの地は今から3000年前、イサクとイシュマエルの時代からユダヤ教、イスラム教の双方にとって重要な地であったのだ。この地はそれから現在まで3000年もの間、双方にてとりあいが続く。ダビデ・ソロモン時代、ローマ帝国時代、十字軍時代、セルジューク・オスマントルコ時代、そして1948年、米国主導の国際連合の承認を受け、ユダヤ教の国イスラエルが誕生した現在に至ってさえ・・・。
なぜそんな小さな土地を3000年もかけて取り合うかというと、やはりそれはイサク・イシュマエルの時代から延々と続く、ユダヤ教とイスラム教の対立故に他ならない。これには宗教的な対立以外のなんの理由も存在しないのだ。
さて・・・。
オサマ・ビン・ラディンは「イスラエルに対するアメリカの支援をやめない限り、テロ活動を続ける。」と断言している。
要は、3000年の間繰り返されてきた失地回復闘争を、今後も続けるのだ、と断言したに他ならない。
対し、米国ブッシュ大統領は、闘争する一部の過激なイスラム教徒を、テロリズムと言葉を置き換え、新しい邪宗教に対し世界で団結してこれに挑むのだと宣言している。テロリズム?そんなイズムってこの世にあったっけ?これはね、完全に言葉の置き換えなんだね。
もう、簡単なのだ。これは疑いもなく、宗教戦争だ。
NEW WAR?ちゃんちゃらおかしい。国をこえた宗教対宗教の、3000年も前から何度も何度も執拗に繰り返された、宗教戦争なのだ。まったくもって古りー古りー、神代の頃から今まで続く、途方にもなく長い物語の一幕なのだ。
・・・
・・・
・・・
さてさて、日本はいったいどうすればいいんだろう?もうはっきりしているのだ。
そんなもんにそうそう首をつっこんじゃいかんのだ!だってよ、闘う理由なんて何もありゃしない。旧約聖書のわずかな記述が、どんなけ重要かなんて俺達、なまんだぶの国の人間にはまったくもってわからんぜよ。国際社会から孤立のどうのこうのって言われるけれどね、それはアメリカの造っただいそれたつくり話であってだなあ、本質は宗教戦争なんだからそうそう関わらない方が懸命なんよ。まあ、いろんな事情があるからだなあ、ちっとは関与する素振りを真剣にしてだなあ、あとはいつ引けるか引き際を考えていたほうが懸命だな。だって闘う理由がわかんねえんだもんまったくもってさあ。テロリズムって何イズムなんだよ、それ。わけわかんねえものと闘っているような暇ねえんだよ今の日本はね。まあ、イスラム教と闘いたい一部の過激なキリスト教徒が、義勇兵でも募って敵地に乗り込むのが筋だと思うねえ・・・・・・。
「テロ」は手段である。主義ではない。
ブッシュ大統領は「この戦争はテロリズムに対する戦いだ。」と言い、イスラム教徒との戦いではないことを強調した。我が国の小泉首相は、「我々はテロリズムと闘わなければならない。」と宣言し、有事立法まで実行し自衛隊を派遣する予定だ。英国、仏国、独国、また先進国とよばれるすべてがテロリズムと闘う用意があるという声明をだしている。
それでは、もはや世界共通の敵となった「テロリズム」とは果して何であろうか?
「テロリズム」直訳すれば、「恐怖主義」だ。主義というなら、その背景に思想、哲学がなければならない。資本主義にマックス・ウエーバー、共産主義にマルクスがあるように。
「恐怖主義」に思想はあるのだろうか。ふふ・・・俺は考えてみたのだ。あったあったこれなのだ。・・・ちょっと考えてみてよ。
・・・
・・・
・・・
それはね、「ショッカー」だ。あの仮面ライダーの敵の組織だ。あのショッカーという組織の親玉は、「世界を恐怖で制服するのだ、恐怖こそ素晴らしいのだ。うひうひうひ・・・。」と恐怖に恍惚を覚え、世界征服を企てる。世界が恐怖におののいていること自体に魅力を感じ、子供をさらったり、無差別殺人をして喜ぶのだ。実は世界征服などどうでもいいんだな、世界中に恐怖が満ちていれば。金でも労働でもない、恐怖こそ素晴らしいという明確な思想が、単なるテロ行為を思想・主義に高めている。
仮面ライダーは、その「恐怖主義」を愛と正義で打ち破るべく単身で立ち上がる。まあ、アメリカみたいにまわりをみんな味方につけて、君は正しいよと言われないと行動できず、その上北部同盟とやらと組まないとおっかなくて悪の組織に立ち向かえないのとは大違いで、一人ぼっちで戦いを挑むところに子供たちは魅力を感じたんだな。まあ俺も、ガキのころにはライダーキックを飛ばしたもんだ。
では、ブッシュが言うように、オサマ・ビン・ラディンは果してショッカーなのか?
これは明確に異なる。彼はアラーを喜ばせるために行動する、敬虔なイスラム教徒にすぎない。イスラム教は恐怖で世界を征服することが目的の邪宗教ではない。ビン・ラディンはテロを、イスラム社会から異教徒を追放するのに有効な手段として、アメリカ国内で行使したにすぎない。テロという手段は持つが、恐怖主義者なんてショッカーみたいな奴ではないのだ。
早い話、「恐怖主義」なんてものはナンセンスすぎて、この世に存在しないのだ。悪の組織ショッカーなんてのは、仮面ライダーの世界にしかありえない架空の世界で、そんなもんが現実の世界に存在することはありえない。
ブッシュ米大統領は、イスラム原理主義という言葉を、テロリズム=恐怖主義と置き換えた。そう、イスラム原理主義はショッカーだからみんなで叩き潰そうと、仮面ライダーの物語に話をすり替え、アメリカの正義は勝つ!と全世界に宣言したのだ。そして、「この戦いは我々自由を求めるアメリカにつくのか、テロ側に付くのかすべての国は選択しなければならない、中立はありえない。」とものすごい発言だ。ショッカーにつくのなら正義のアメリカ仮面がやっつけるぞ、というこれこそめちゃくちゃな脅しなんだなあ。おかげで世界はどこもかしこもアメリカ賛辞で大変だ。我が国日本なんか急な事だったもんで有事立法だなんだかんだ大忙しでアメリカのご機嫌とりなのだ。
あーあ、また振り回されてやんの。
・・・
さて、この戦争・・・
そんなことわかっているさ、という方には、今更言うまでないけどね、マスコミも全く言わないから、ここではっきり言っておくけどさ、
簡単なことなんだな、前回も述べたけどさ。
イスラエルの取り合いなんだね。
ビン・ラディンは明確に言っているのだ。「イスラエルからユダヤ人が出ていけば、テロを止める。」と。
アメリカはじゃあ中東のユダヤの小国イスラエルなんかに援助するのを止めりゃいいじゃんか。チッポケな国だぜアメリカに比べりゃ。ところが止められないのだ。そんなへんてこな正義を振りかざして戦争するより、ユダヤ人に対する援助をやめりゃ済む話なのだ。ところが、できない。
まあ、ここを読んでくれよ、イスラエル大使館が発表している正式な情報だ。まあ、こんな具合にアメリカとイスラエルは民事上も軍事上もぐっちゃりとくっついていて、もはや離れられない関係にあるんだな。
なぜかって?そりゃあ知らんよ俺は・・・まあいろんなうわさはあるな。一つはアメリカの武器商人がイスラエルに武器をさばけなくなるという「死の商人」説、また一つはアメリカの政府関係者の中には大量のユダヤ教徒がいるという「ユダヤ教徒つながり説」、そして、アメリカ資本のダイヤモンド会社、○・ビアス社が作った、南ア、イスラエル、香港のダイヤモンドシンジケートをイスラムに壊されるわけにはいかない、という「ダイヤモンド利権」説・・・・・・。そんなところはよくうわさにのぼるところではあるね。
アラーの言葉に従って、パレスチナの要地イスラエルを手にいなければならないビン・ラディン対、旧約聖書に記された聖地エルサレムをわたすわけにはいかないユダヤ人とそれを支持するアメリカの戦い。これは明確な宗教戦争だ。それにしてもアメリカは食料や医薬品を投下なんてさあ、ひでえパフォーマンスだな。そりゃ、もうすでに何万人というサウジ国民がパキスタン国境に非難するというほど充分人々に恐怖を与えているのだ。ちっとはいいことしないとそれは同時テロの犯人以上のテロリストになっちまう。それにしても中にには何が入っているのかな、バンドエイドとマクドナルドくらいかなあ。まあ爆弾で足ふっとばしてもそれで治るか。同時テロの犯人もちょっと医薬品でもつんでから貿易センターにつっこめばよかったね。
わっかりやすい宗教戦争なんだね。でもさ、なんでみんなそう言わないんだ・・・。
俺や、言っちまったぜ、おい。
なんで、言わないんだよ、みんなさ・・・。
寂しいじゃんか・・・俺。
俺、中立で、いたいんだけど。
こんな宗教戦争、勝手にやってて欲しいんだけど、さあ。
なんで、言わないんだ?ねえ。
・・・
・・・
・・・
まずかった?これ。
寂しいCOOLに応援のメールは、こちら。