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 ディプロ・タイタン新聞    AC400年 風の月(5月)下旬   通巻0019号
新聞 NO.19

命令内容(赤字は不履行)(青字は消滅)
トカゲ王軍
 王軍 ザンバー・ボーンの塔 待機

シャーリラ軍
 王軍 マイアウォーター 待機
 陸軍 ゾルタンの塔 待機
 陸軍 ストーンブリッジ 待機

ケリスリオン軍
 王軍 アンヴィル 徴兵 陸軍
 陸軍 ゼンギス 援護 王軍 月岩山地 待機
 陸軍 異教平原 援護 陸軍 ストーンブリッジ 待機
 陸軍 カアド 援護 王軍 マイアウォーター 待機
 陸軍 火吹山 援護 王軍 月岩山地 待機
 海軍 ファング 援護 陸軍 カアド 援護 王軍 マイアウォーター 待機

ザラダン軍
 王軍 月岩山地 待機

マルボルダス軍
 王軍 火山島 援護 海軍 西の海(北部) 援護 王軍 マイアウォータ 待機
 海軍 西の海(北部) 援護 王軍 マイアウォータ 待機
 陸軍 ポートブラックサンド 援護 王軍 マイアウォータ 待機
 海軍 オイスターベイ 移動 西の海(南部)
 陸軍 シルバートン 援護 王軍 ナマズ川 援護 ストーンブリッジ 陸軍 待機
 陸軍 南部平原 待機
 陸軍 シャザール 待機

バルサス軍
 陸軍 クモの森 移動 月岩山地
 陸軍 ヤズトロモの館 援護 クモの森 陸軍 移動 月岩山地
 陸軍 チャリス 援護 クモの森 陸軍 移動 月岩山地

 陸軍 ダークウッドの森 援護 ゾルダンの塔 陸軍 待機
 王軍 ナマズ川 援護 ストーンブリッジ 陸軍 待機
 陸軍 サラモニス 移動 逆風平原
トピック
 アランシアの大地に空々しい平和が訪れた。微妙な均衡の上にある3軍は互いに牽制しあい、派手な動きを控えている。かつて悪魔の3人はアランシアを3分割して統治する「天下三分の計」を唱えたが、その中で最も冷笑的であったバルサスだけが今回の状況に関与していると言うのは皮肉である。
 大陸中ただ1箇所、月岩山地においてのみ、激しい戦闘が繰り広げられた。【記事参照】
 一方、ケリスリオン王はついに地下深くの洞窟《骨を揺るがす回廊》に隠されていた第七の封印を解き、伝説の魔獣ガーガンティスを呼び出した。アンヴィルにて隷従を強いられていた人間やドワーフたちは、魔櫃の邪悪なる加護を受けなかったため、ガーガンティスの内分泌腺から放たれた精神エネルギー波により、ひとり残らず発狂した。儀式を執り行った導師、《モーディダスの歯》クェレターロ・カルハロスは己の成し遂げたことに戦慄と恍惚の両方を覚えたのだった。

 
バルサス飛行部隊壊滅!
 バルサスは大量の飛行部隊によって、上空よりザラダン要塞の攻略を試みた。80を越す鳥男の群れ、ポリコ人を乗せたシャボン玉編隊、3匹のワイバーンを先頭に立てた20匹あまりの飛行獣が月岩山地上空を埋め尽くした。これはバルサス軍の航空兵力の半数以上を投入する大作戦であった。
 闇エルフ軍の陣頭に立ったのは、ゼンギスで武勇を馳せた名将オーマイアーの5人の息子の唯一の生き残りである四男パセロールであった。彼は日も射さぬほどの大部隊に向い、父の形見となった「ゴーゴスの槍」を振り上げた。瞬間、7,200本の雷が雲ひとつない青空を貫いて降り注ぎ、バルサスの飛行部隊を完膚なきまでに打ち据えた。バルサス軍から制空権を奪ったパセロールは、その代償としてゴーゴスの槍とともに自らの右腕を失った。
 航空作戦の失敗を知ったバルサスは、直ちに次の手を打つ準備を開始した。