怪しい日記 西暦2005年6月
   
6月30日
 「赤星サヨの革命戦記」に寄せられた感想を眺めてみますと、
 
 1、コメディ、とくにラブコメ風であるのは悪くない。
 2、軽妙な会話もいいと思う。
 3、しかし、「気弱な主人公が、強引な女の子に振り回される話」は、もう飽きた。主人公を強引にして欲しい。
 4、話の先が読めすぎる。ワンパターンすぎる。
 
 という意見が多いようですね。

 5、オタクネタにしたほうがいいです。
 
 という意見も来ました。
 これらの意見を踏まえて、、
 「主人公にも目的意識と自己主張を与えよう。ヒロインのワガママと主人公のワガママがぶつかりあう話にしよう」
 「濃いオタクネタを入れたほうがよさそう」
 ということで、こんなのを書こうと思ってるんですが。
 どう思います?

 キモオタヴァンパイアロード(仮)

 主人公マサキ(仮)はヘビーなオタク青年。アルバイトのかたわらエロゲーや同人誌作りに没頭する毎日。
 そんな彼はある日、ヴァンパイアになってしまう。
 オタクライフが送れなくなって困る彼のもとにヴァンパイア少女リリコ(仮)がやってくる。

 リリコ「あなたは数百年前に全ヴァンパイアをひきいてヨーロッパを制覇した伝説のヴァンパイアロード・アストラッハ様(仮)の生まれ変わりです!
 どうかわたしたちヴァンパイアの盟主となってください! そして人間に反旗を翻し、この世界を制するのです!」
 マサキ「冗談じゃないよ! 俺は世界征服よりゲームやってるほうが楽しいの! きみもオタクになって一緒に同人誌つくんない?」

 あの手この手で、マサキを「ヴァンパイアの王」として目覚めさせようとするリリコ。
 「そんなのやだ、俺はオタクライフを満喫するんだ! 早く人間に戻してくれないとコミケにもいけないじゃないか!」と抵抗するマサキ。
 友人知人を巻きこんでドタバタするふたりをコメディタッチに描く連作短編。
 
 登場人物はこんな感じ。

 マサキ
 オタク青年。
 中肉中背で、顔の造作そのものは悪くないがファッションに興味がないためいつもだらしない格好をしている。
 趣味はアニメ鑑賞とエロゲーと同人誌製作。
 実は史上最強のヴァンパイア・アストラッハの生まれ変わり。これまでヴァンパイアの因子は眠っていたが、コミケ会場で「吸血幼女ちーこちゃん」のエロ同人誌に激萌えした瞬間に覚醒した。
 ただし目覚めたのは能力のみで、アストラッハの記憶と人格は継承されなかった。
 まだうまく使いこなせないが、前世ゆずりの強力な超能力を持っている。太陽光への耐性も高く、ふつうのヴァンパイアは陽光を浴びたら死んでしまうが彼の場合は全身にブツブツができてかゆくなって女の子にキモイといわれるだけである。
 オタク文化が大好きで、なにがなんでも一介のオタクであろうとする。大軍団をひきいるよりも、美女に囲まれているよりも、ゲームとかアニメのほうが楽しいのだ。
 そんなわけでリリコの「ヴァンパイアロードになってください」というお願いをいやがる。 
 逆にリリコを「世界征服なんかよりアニメみてるほうが楽しいよ?」などとオタク時空に引き込もうとする。

 リリコ
 長い黒髪、スレンダーな肢体を持つ吊り眼の美少女。
 邪眼封じのため、普段は眼鏡をかけている。
 116歳のヴァンパイア。 
 勝ち気な性格。わりと古風な倫理観・恋愛観・センスのもちぬしで、好きな異性のタイプは「勇敢で信念があって信義にあつく不言実行のサムライ」。オタクは好みと正反対なので「男らしくない、ぶっちゃけキモイ」と思っている。
 育ての親・ルイーゼが最近ひどく無気力になっていることに心をいため、なんとかルイーゼに立ち直って欲しいと思っている。
 彼女が「王になって」としつこくマサキを説得するのは「ヴァンパイアによる世界制覇」のためではなく、母親のためである。
 ヴァンパイアとしての能力は、邪眼だけが強力、あとは並。

 ルイーゼ
 リリコの育ての親。
 ビスクドールを思わせる、小さくてかわいいヴァンパイア。服はフリルいっぱいのドレス。
 年齢は800歳。
 強力なヴァンパイアで、かつてアストラッハに側近として仕えた13騎士の一人。「わたしは必ずよみがえる」というアストラッハの遺言を信じて待ちつづけてきたが、500年という時間は長すぎ、最近では心がくたびれてしまいすっかり無気力に。
 偶然にも、マサキの好きなアニメ『吸血幼女ちーこちゃん』のサブヒロイン「エリザベート」と瓜二つ。
 
 「だめてん」のマグロ、「まーち」の才子と同じように、一般常識を無視して脳内ルールで突っ走る奴らです。
 あとはマサキのオタク友達とかもでます。
6月26日
 増田「なんだ……このプレッシャーは……!?
 ワナビの人間が! 作家の真似をしたことが間違いだっていうのか!? そんなことをいうから! 貴方は!」
 某「どうしたんですか? いきなり」
 増田「オトナの理屈なんだよ! ぼくたちの小説はここにしかないんだ!
 それが、それがたったひとつの掲示板によって否定されてしまう……!! それは、それはひどいことなんだよ!!」
 某「あなた、ゼータガンダムの映画を観に行ったでしょ?」
 増田「あたりです。台詞をゼータっぽくしてみました」
 某「さかしいだけの子供が!」
 
 というわけで観に行った「Zガンダム 星を継ぐ者」。
 映像はよかったです。
 新規作画部分の戦闘かっこいい。
 とくに終盤のアッシマーと戦うあたりは盛り上がりました。神作画のアッシマー、これだけで私は満腹です。
 
 しかし……
 大変とっつきにくい話でした。
 テレビシリーズをダイジェストしたから説明不足でも仕方ない?
 それにしても置いてけぼりです。
 登場人物の動機、あっち側についた、意見を変えた、ここで人間関係が変化した、などなどがほとんど語られてません。
 登場人物たちは、ただひたすら、「思わせぶりな台詞」「とげとげしい台詞」をぶつけあってました。
 なんでしょう、この物語全体に漂うギスギス感は。
 「うーんゼータってこんなにイライラする話だっけか?」と思いました。
 「膨大な設定を持つ膨大な物語」を濃縮することがいかに大変か、ということですね。

 ゼータをもともとよく知ってる人なら楽しめます。名場面集ですから。
 でも「この映画ではじめてゼータに触れる」のはやめといたほうがいいです。ストーリーぜんぜんわかんないはず。
 映画館を見渡したところ、客の9割は20代30代の男性でした。しかし小学生の女の子もいました。
 う、うーん……?
 たぶん、エヴァの映画よりは……

 話題変えます。
  
 「赤星サヨの革命戦記」に多くのご意見が集まっています。みなさんありがとうございます。
 
 1、「ヒロインが革命家」というネタじたいが読者おいてけぼり。
 2、文章がヘナチョコである。一人称のメリットがぜんぜん出てない。
 3、中途半端に真面目なのがダメ。もっとギャグを。
 4、展開に意外性がない。
 
 あたりが主なご指摘のようです。
 文体の面白さ、ギャグについては手直しを考えています。
 ネタそのものは……うーん。残念です。
「スーパーお嬢様が独裁者として君臨する学園、学園を解放しようと戦いを挑む左翼少女、ふたりの間を右往左往する主人公」
 にしたほうがいいですか? つまり舞台そのものを非現実にして、革命家少女に説得力を与える。
 短編の長さには絶対収まらないと思いますが。
 
 「気弱主人公が変人少女に振り回されるコメディ」という基本路線を継承しつつ別のネタでもう一本書いてみようか、とも思ってます。
6月25日
 マンガ描くだけがとりえの少年、九条マモルのもとにやってきた一人の転校生。
 ショートカットの美少女、でもなぜかヘルメットをかぶり、トンデモ時代錯誤発言を連発!
 「わたしは赤星サヨ! 革命仙人様から777ツの革命技を伝授された女!
 少年よ、わたしと一緒にこの学校を解放しよう!」
 彼女は「革命家」!?
 それともただの電波さん?
 彼女に振り回されるマモルの運命は?

 最新作「赤星サヨの革命戦記」

 をアップしました。
 ヒロインは自称革命家ですが、べつに左翼思想を宣伝してる小説ではなく、逆に活動家をバカにする意図もありません。
 ただ単に「少年が奇人変人のヒロインに振り回されつつ、仲良くなる」コメディです。

 1、ケンペーくんみたいな右翼のパロディがいるんだから、左翼のパロディも受けるはずだ。
 2、キャラにインパクトがあって記憶に残る、というのは重要である。
 3、友人から左翼の体験談をきいたら、これがまたやたら面白い。これはネタになる。

 とまあ、この3つの考えに基づいて書きました。

 笑えたか?
 サヨや主人公のキャラクターに興味がもてたか?
 続きを読みたくなったか?

 このへんについて、みなさんのご意見ご指摘をお待ちしています。
 
 増田「どう思います? サヨ」
 某「うーん。もっとギャグにしたほうがいいです」
 増田「そうですか……」
 某「サヨちゃんを主人公の幼馴染にしてみるとか」
 増田「少年を振り回すのは幼馴染でなければいけない?(笑)」
 某「ライトノベルの基本ですが何か? とにかく、もっとはっちゃけましょう。中途半端です」
 増田「なるほど。じゃあ……革命仙人様が悪の組織シホンカーの呪いによって人形の姿に変えられてしまった! サヨは呪いを解くために旅に出る!」
 某「それ、なんで主人公と行動を共にする必要あるんですか?」
 増田「む……
 じゃあこうしましょう。赤星サヨはちょっと思想が左よりの、でも普通の女子高生。
 しかし彼女は実は、魔法のバールの力で変身し、悪の組織シホンカーと戦う戦士『ラジカルサヨ』だったのだ!
 『ノンセクト! ラジカル! レボリューション!(←変身呪文)
 変身! 魔法の革命家ラジカルサヨ!』

 しかし正体を主人公の少年に知られてしまい、仕方なく少年を仲間にして戦うことに……」
 某「もう好きにしてください」
6月23日
 めがねっこがいっぱい。しあわせ。
 ラフな絵だけど、一枚一枚にドラマがある。
 これ見てると頭の中にラブコメ系ものがたりがわいてきました。ヘンなスイッチ入ったー。

 「赤星サヨの革命戦記」を書き上げて、あちこち直してます。
 コメディを成立させてる「テンポのよさ」と、「小説的な描写」の両立が難しい。
 ドクロちゃん、ホーンテッド、フルメタ短編などコメディ系をたくさん読みつつ、「うーん」とうなりながら直してます。
 70枚程度のものになりそう。
 しかし。直すとだんだん長くなってくる。どうしたもんでしょう。
 もう2日しか残ってない。ラストスパートです。
6月22日
 
 出版前提戦士 ワナレンジャー

 西暦200×年。
 出版会征服をもくろむ悪の秘密結社ソウボーツは計画の第1段階として全ワナビ(作家志望者)抹殺作戦を実行した。ソウボーツのラクセン獣により次々に倒れていくワナビたち。
 しかしすべてのワナビが手をこまねいていたわけではなかった。

 地底ワナビ基地・ワナベースにて
 罠日肝太郎(わなび きもたろう)「このままでは出版界はおしまいだ!」
 妖精ワナー(AA募集中)「今こそ立ちあがるときがきたのよ! ワナレンジャーに変身しなきゃ!」
 肝太郎「よし! ワナビ変身!
 アーマ・アマ・モビール!
 ナレーション「説明しよう! 罠日肝太郎はこの呪文を唱えることにより、マジレンジャーのパクリっぽく変身できるのである!」

 ラクセン獣「30歳限界光線ー!
 中年ワナビ「絶望した! 書き続けることに絶望した!」
 ラクセン獣「くっくっく こうしてワナビどもを滅ぼし尽くせば出版界は人材が欠乏し
 我々の擁する作家陣に頼らざるを得なくなる 出版界制覇はすぐそこまでせまっているのだー!」

 ワナレンジャー「そこまでだ悪党ども!」
 ラクセン獣「ムッ! 何奴!」
 ワナレンジャー「今日も明日もあさっても いつかは届くと書きつづけ! 出版前提戦士! ワナレンジャー!」
 ラクセン獣「ワナレンジャーだと こしゃくな われらソウボーツの邪魔をするつもりか!
 食らえ! 30歳限界光線!」
 ワナレンジャー「無駄だ! その程度の絶望で俺の執筆意欲を消すことはできないぜっ」
 ラクセン獣「はねかえされただとっ バカなッ」
 ワナレンジャー「今度はこっちの番だぜ! 改稿剣・執念受賞斬り!」
 ラクセン獣「ぐっ、ぐわああ! ソウボーツに栄光あれー!」
 ピカッ ちゅどーん
 こうして出版界の平和は守られた。
 しかし安心してはいけない。
 ソウボーツの恐るべき計画はまだ始まったばかりなのだ。
 たたかえ ワナレンジャー
 まけるな ワナレンジャー
 あと原稿書け ワナレンジャー

 増田「などというものを書くのはどうでしょう」
 某「……。最近暑いからね……」
 増田「25日に公開する『赤星サヨの革命戦記』はノリ的にはこっち系だったり」
 某「どっち向いて転がってんだよお前!」
6月18日
 あっというまの一週間でした。うおお湿度が高くなると腰が背中が鉄板のように曲がらなくなってイタイイタイイタイ!
 などといってるうちに一週間たってしまったのです。

 本の紹介 まじめバージョン
 桜坂洋「スラムオンライン」ハヤカワ文庫

 これはすべてのゲーマーと、かつてゲーマーであったものたちに読まれるべき青春小説です。
 格闘ゲームはじめ、ゲームに熱くなったことのある人ならきっと楽しめます。
 
 近未来だか現代だかわかんない日本!
 バーチャファイターオンライン(のようなもの)にのめりこみ、最強格闘家を目指してネット内で戦い続ける主人公・悦郎。
 ある日、彼はめがねっこと仲良くなった。
 すこしずつ絆をふかめていく二人、しかしゲーム内でも悦郎の心を沸き立たせる謎が発生。
 ゲームの世界と現実の世界どっちをとるのか……という話。
 のようですが、ちょっと違います。
 漫画や小説のバーチャルリアリティものでは、「どっちに真実の幸せがあるのか?」という問題をつきつめます。
 しかし「スラムオンライン」はそんな問いを超越します。いえ解体します。
 
 真実の幸せなんてない。
 俺の幸せがあるだけだ。


 思えば、ゲーマーというのは前からそんな人種でした。
 ゲームをなぜやるのか?
 金がもらえるわけでもないのに。褒めてもらえるから? それも嘘ではない。
 けれど本当の所は違う。褒められなくてもやる。ゲームで金を得る方法だってあるけど、別に得たいとは思わない。
 ただ、自分にとっては価値のあるものだから、やる。
 そのゲーマー思想を突き詰めた結果、リアルとバーチャルの垣根などなくなります。
 他人ではなく自分の心にたいして正直に、
 やりたいことを全力でやれば、
 そこに幸せは生まれる。
 悪く言えば自己満足の話、よく言えばロマンの物語。
 それがスラムオンラインであり、だから私はすがすがしい読後感を味わうことができました。
 なんであれ全力でやる人間はカッコイイ。
 あと、格闘シーンでコマンド入力を書いてあるのが非常にクールでした。
 なぜかアマゾンアソシエイツが正しく表示されないのでリンクなしでの紹介となりますが、なかなかおすすめです。
 あ、でもSFっぽさは期待しないでください。
 
 まじめじゃないバージョン
 ゲームぐるいのダメ人間・悦郎がめがねっこに惚れられる話です。
 悦郎は最後までダメ人間なのにフラれません。恵まれすぎです。
 悦郎ヌッコロ計画が脳内で発動中。
 なっとくいかんです。人類の共有財産であるめがねっこになんてことしてくれるんじゃい。死ぬまでしゃがみパンチ打ってろ。
 私は悲しい。
 というわけで私も全力で萌えてます。かっこいいですよね? え? なんですかその顔?
 なんで……そんな顔するんですか!?

6月12日
 今日は友人と会ってお好み焼きを食べました。
 左翼活動家でオタクで眼鏡美人という不思議なひとです。
 私は以前、彼女に誘われていろんなとこに行きました。
 最近の私は「小説書かなきゃ」とか言って活動から距離を置いているので、あんまり会ってなかったんですが。
 ひさびさに会って、ジュージューとお好み焼きを焼きながらトーク。

 友人「300人集まったら出版ってのはどうなりました?」
 増田「あのあと盛り上がってないです。もっと新しいのを書かないとダメですな」
 友人「やっぱり増田さんの小説ではオタクネタがいいと思うんですよ」
 増田「たとえば萌えが弾圧されて特別萌等警察(特萌)に捕まってしまう世界で、主人公は同人誌運び屋をやっている地下組織の少女と知り合って、地下オタク組織に加わることに……」
 友人「暗い! それ最後はみんな死ぬんでしょ?」
 増田「いや、実は兄貴分で信頼してた奴が裏切り者で、主人公はクサいこといいながらそいつと戦って倒して、実はそいつも悪くなかったかも、みたいなことを暗示して、最後はヒロインの少女と一緒に逃げて、これからは戦いの日々だけどあなたと一緒なら、みたいな」
 友人「暗くて読みたくないです」
 増田「じゃあボツ……」
 友人「もっと楽しいのいきましょうよ。オタクネタでも。ラブコメとか」
 増田「ラブコメかー。サンデーのマンガ『ハヤテのごとく!』がすっげー面白いです。あのノリは会得したいもんです」
 友人「もんです、じゃなくて、いま書きましょうよ!」
 増田「む。では主人公の頼りない男の子のところにとつぜんトンデモな美少女がやってきて」
 友人「いいですね」
 増田「その美少女がレーニンの生まれ変わりの革命家で、主人公を革命闘争のパートナーに指名する」
 友人「なんですかそれ!? っていうかレーニンの生まれ変わりならロシアいきなさい」
 増田「そうだよなあ。お嬢様の逆ということで革命家なんだけど。じゃあダメだな。××××というネタは?」
 友人「バカバカしくてギャグとしてはいいですね。でもあまりに遠すぎる世界だから読者にはピンと来ないのでは?」
 増田「レーニンの生まれ変わりの美少女はハゲているかもしれないという恐怖もあります」
 友人「レーニンから離れて!」
 増田「トロツキーの生まれ変わりは眼鏡をかけているのでライバルとして出しましょう」
 友人「ネギ焼きおいしいですね♪
 増田「ごめんなさい真面目にやります」
 友人「増田さんの一番萌えるものを出してみるんですよ。たとえばわたしなんかは(以下削除)」
 増田「むう。それはディープだ。SF大会のマッドサイエンティストカフェにくるといい感じ。ぼくもやっぱり最萌えは眼鏡と白衣ですね。薬局いいですよ薬局。相模大野に眼鏡レベルの高い薬局があるんです
 友人「そうですか(サラッと流す)」
 増田「ああそうそう、眼鏡で思い出したけど田中ユタカ先生の新作が『ヤングアニマルあいらんど』に載ってて、これですこれ。『もと子先生の恋人』。」
 友人「眼鏡かけてるじゃないですか」
 増田「いいと思います! っていうか、この『あいらんど』という雑誌自体が眼鏡分高いんですよ! さらに眼鏡なしのマンガであっても、この八神健先生の『まんがのがっこう』などはすがすがしい作品で……こないだブラックジャックALIVEに八神先生が書いてた奴も主人公の少年が眼鏡の彼女に叱られるシーンがあって、くしゃみすると記憶が消えちゃうんですよ」
 友人「ああそういえばこないだ増田さんのホームページでのってたけど、眼鏡イベントというのがあって」
 増田「女性陣が熱かった。僕たち男にはわりと分かんない世界だったし、八方美人の逆というか、説明不足で独りよがりなんだけどすげーパワーがあった。ロフトプラスワンはやっぱりああいうふうにぶっちゃけないと」
 友人「眼鏡よりわたしが好きなのは……」

 などという感じで、途中からオタク話になりました。
 ふたりともとまりません。
 そのあとは本屋にいって買い物したり。

 友人「電波男どこですか? どこかな? 文芸書?」
 増田「じょ、女性が読むことは想定してないんじゃないかなーと……」
 
 原稿は進みませんでしたが、リフレッシュの日ということで。
6月4日
 次の小説は6月25日にこのサイトに載せます。
 
 だめてん第3部が評価されていることをふまえて、

 1、トンデモキャラの面白さでひっぱっていくスラップスティックであること
 2、『えーなにそれ!?』と言いたくなる意外性、インパクト、「飛び道具」
 を重視して書きます。
   
 タイトルは「赤星サヨの革命戦記」です。

 7月は、いじめられっこの少女の話をかきます。
 タイトルは「学校銃弾ホットライン」です。
 どっち先に書こうかギリギリまで悩んでました。
 
 さて本の感想。

 冲方 丁「冲方式 ストーリー創作塾」

   
 いやあ、これはまず第一に読み物として面白いです。
 語り口が漫才ですから。
 
 というわけで学級委員の冲方です。あ、もう座って良いです。
 というか誰ですか、本当に立った人。ありがとうございます。
 というより、そこの立ち読みしてる人、その場で正座。よし。
 (8ページより引用)
 
 あと。
 そういう本書の姿勢について、幾つか先生から質問があるので、ちゃっちゃっと答えようと思います。ちなみに僕が先生じゃないです。先生は、世間であり出版社であり業界であり社会であり世の中であり、あなたたちです。僕はここの学級委員であり、起立。
 誰ですか立った人。
 (10、11ページより引用)
 
 「技術論を書いてる暇があったら、
 小説を書いたほうがいいんじゃないですか?」
 喧嘩ですか先生。インファイトですか。なかなかの接近戦ですよ先生。
 (12ページより引用)
 
 
 第1章だけでなく、全体的にこんな感じです。どこのウェブ日記だ。
 マルドゥックスクランブルはこう書いた、ファフナーはこう書いた、などと体験談を並べ、そして自分で自分にツッコミを入れていきます。
 「どこの惑星の電波を受信したのか」とか。「そういう舞台ってどういう舞台よ?」とか。
 プププッと笑い続け、気がついたら読み終わっている。 
 圧倒的なリーダビリティがあります。
 
 え? 実際に小説書くのに役立つのかって?
 うーん……

 あ!!
 いまはじめて気づきました!
 表紙のお姉さん眼鏡かけてます!
 ごめんなさい! 今まで気づいてあげられなくてごめんなさい!
 表紙のお姉さんごめんなさい! ヤスダスズヒトさんごめんなさい!
 眼鏡という概念に対しごめんなさい!
 ついでにウブカタさんごめんなさい。
 これから小説を書くときは、いつも表紙のお姉さんに励まされているつもりで書きます。

 などというキャラの立て方を「過剰」といいます。わかりましたね。起立。

 え?
 違うの? 
 


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