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7月31日 最新の小説「吸血覇王アキバ系」を公開しました。 主人公マサキはヘビーなオタク青年。アルバイトのかたわらエロゲーや同人誌作りに没頭する毎日。 そんな彼はある日、ヴァンパイアになってしまう。 オタクライフが送れなくなって困る彼のもとにヴァンパイア少女リリコがやってくる。 リリコ「あなたは数百年前に全ヴァンパイアをひきいてヨーロッパを制覇した伝説のヴァンパイアロード・アストラッハ様(仮)の生まれ変わりです! どうかわたしたちヴァンパイアの盟主となってください! そして人間に反旗を翻し、この世界を制するのです!」 マサキ「冗談じゃないよ! 僕は世界征服よりゲームやってるほうが楽しいの! きみもオタクになって一緒に同人誌つくんない?」 あの手この手で、マサキを「ヴァンパイアの王」として目覚めさせようとするリリコ。 「そんなのやだ、俺はオタクライフを満喫するんだ! 早く人間に戻してくれないとコミケにもいけないじゃないか!」と抵抗するマサキ。 友人知人を巻きこんでドタバタするふたりをコメディタッチに描く連作短編。 この小説についていくつかうかがいたいことがあります。 1、「主人公が無個性で、女の子に振り回されるだけの薄いキャラだからダメ」という意見を取り入れ、「妄想戦士ヤマモト」に出てくるような「ヤバイくらいの強烈なオタク」にしました。 女の子が振り回そうとしたら、逆に振り回し返すようなキャラです。 興味がもてますか? 2、主人公の外見はカッコ悪い方がギャップがあって面白いと思い、不細工にしました。 が、ライトノベルで主人公が不細工というのはとても珍しいです。マンガならたまにありますが。 嫌悪感を抱かれるかもしれない、という危惧もあります。どう思いますか? 3、後半にルイーゼの回想シーンがあります。 この回想シーンでシリアスに盛り上げるからこそ、そのあとで落とすのが生きるのだと考えました。 が、過去話は話の流れを崩して集中力をそいでしまう、という気もします。 どう思いますか? |
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7月23日 今日は逆境の日でした。 まず、椎間板ヘルニア治療のため医者に行ったら、町中が停電してました。 当然、電気治療も出来ず。 ムシムシ暑くて暗い薬局で、クスリだけもらって帰ってきました。 うう……症状が悪化して、立ってるのが辛い…… 戻ってきて、しばらく小説を書きました。 「吸血覇王アキバ系」です。いままで「キモオタヴァンパイアロード」と呼んでいた小説です。タイトル変えました。 話そのものはすでに最後まで書いてます。いまは文章やセリフなどを直してるんですが。 書いても書いても「なんか違う!」「熱さとバカバカしさが足りない!」とか思ってしまいます。 じゃあ、アレを見るしかない! というわけで観てきました。 映画「逆境ナイン」を。 私は島本和彦作品にそれほど入れ込んでるわけじゃありません。 一応「インサイダーケン」「ワンダービット」の時代から読んでましたが、単行本を買うほど気に入ったのは「吼えよペン」だけ。 でもこの映画は観たかったんです。「予告編」が物凄く面白そうだったから。 「バカバカしい! でも感動!」というキャッチコピーにふさわしいものがぜひ観たかった。 笑いに身をよじりたかった。情熱と自信を強制注入されたかった。 そして、期待は裏切られませんでした。 うわあ。いきなり哀愁漂うギターが流れて、校庭に砂塵が舞いタンブルウィードが転がって! 銅像に「全力でないものは死すべし」と書いてある! 廊下に貼ってある習字は全部「全力全力全力全力全力全力」。 どんな学校か。 この時点で吹き出してしまいました。 このまんま、最後まで。 あらゆる感情表現が、恋が、友情が、努力が、敵の怖さが、怨念が、超大げさ。超誇張。 「誇張による笑い」というものをとことんまで追求してます。 さんざん笑って、クライマックス。 主人公が熱血なことを叫びます。 「男の魂がこもった球を! お前たちは打てるか!」 周りのメンツが、音楽が、映像効果が、主人公の闘志を強調しました! と、その瞬間、映画館がズゴゴゴゴゴゴ! 下から突き上げられるような衝撃、椅子と床が上下左右に振り回されました。 なんてすげえ演出だ! って違うよ! 本物の地震だ! 天変地異すら味方するか、この映画! で、「あー面白かった! よし! 帰ってたっくさーん書くぞー!」 などと喜び勇んで駅に向かうと。 「地震のため電車の運転を見合わせております」 これが逆境か!! やっと乗れた電車は乗車率300パーセント! 家に着いたころにはヘロヘロです。 これも逆境か! (自業自得です) |
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7月16日 桜坂洋と桜庭一樹がかわした最初の会話は、 桜坂「桜庭さんにずっと前から聞きたかったことがあったんです」 桜庭「え……?(どきどき)」 桜坂「メガネは好きですかーッ!?」 桜庭「はい!?」 だったそうです。 いや、何の話かっていいますと、 日本SF大会HAMACON2 に行ってきたんですよ。 星雲賞の授賞式や、山本弘さんがクラシックSFを語る企画とか、「マッドサイエンティスト・カフェ」とかも面白かったんですが、なんといっても一番楽しかったのは「桜坂洋×桜庭一樹の対談」でした。 その名も「サクラ対戦」。 15分前に会場についてみれば、100人ほど入る会議室はすでに満員に近く。 席を確保して待っていたら、どんどんお客さんがやってきて、完全に満員。立ち見も出ました。 開始予定時刻をすこし過ぎて桜坂・桜庭両名が登場。 桜坂さんは黒シャツに黒ズボン、眼鏡。ちょっとホリエモン面です。 桜庭さんはショートカットの女性で、むきだしにされた肩や二の腕はほっそりして、とても武道家にはみえません。 いやマッチョ女を期待してたわけじゃないんですが。 桜坂「桜坂ですー、どーもー」 現代魔法3巻の販促アイテム「幼女弓子・ぱんつはいてない看板」を持って登場。 会場いきなり爆笑。 桜庭「桜庭一樹です、みなさんこんにちわ」 勝木「司会を勤めさせていただきます勝木です」 「檄! 帝国華撃団」が流れ始める。 会場ますます笑いに包まれる。 勝木「さて本日はSF大会ということで。桜坂さんはSF大会に参加されるのは初めてでしたよね?」 桜坂「そーなんですよー。わたしはどっちかっていうと、有明でやってる『まんがまつり』のほうの人間なんで」 勝木「年2回やってるアレですね。今回、はじめて参加されていかがですか?」 桜坂「いやー面白かったですよ」 桜庭「おわってないでしょ(笑)」 桜坂「そうなんですけどねー」 勝木「桜庭さんも初参加ですよね?」 桜庭「そーなんですよー。わたしもSFの人じゃなかったんですねー」 勝木「ところで今回は『サクラ対戦』ということで」 桜庭「桜坂さんとわたしが夕日をバックに殴りあうとかー」 桜坂「わたし殺されちゃいますよ! せめてクイズか何かで戦いましょう(笑)」 勝木「お二方は、最近よく単行本の帯などでエールを交換し合ってますが、お互いの作品をどのように意識されてましたか?」 桜坂「え? わたしが、桜庭作品をどう思っていたか? 黒歴史から語れと?(会場笑) あ、でも『竹田くんの恋人』好きですよ。あのバカっぽいところが(笑)」 桜庭「バカっぽいってゆうなー!」 桜坂「そーですねー。『赤×ピンク』読んで『不思議なものを書く人だな』とは思っていたんですよ。でも決定的に注目したのは『推定少女』『砂糖菓子』からですね」 桜庭「わたしの場合、『ALL YOU』で『なんて面白いの!』って思ったのがきっかけでした。で、会いたいなーと思ったんですよ。でもレーベルが違うからパーティーでなかなか会えないじゃないですか? 日本SF大賞のパーティーでやっと会えたんです。そしたら……桜坂さん、桜坂さんがわたしに最初なんて言ったか覚えてます?」 桜坂「なんでしたっけ?」 桜庭「『わたし、桜庭さんに前からずっと訊きたかったことがあるんですよ』。で、わたしが緊張して『なんですか?』って言ったら桜坂さんが、 『メガネは好きですかー?』もうびっくりしました。で、『好きです。こんどもメガネの女の子と男の子が恋をする話を書くんですよ』って答えたら『友達になりましょう!』って」 桜坂「エール交換することまでその場で決まってしまった(笑)。桜庭さんがファミ通の編集長に話を通して、わたしが『マルトミ編集長よろしくー♪』って言ったら、あとからマルトミ編集長に電話で怒られた(笑)。 『それにメリットはあるんですかメリットはー!』『あります、あります』って」 勝木「で、その話を発展させて『SF大会で対談するのはどうですか? タイトルはサクラ対戦』ということになったんです」 桜庭「わたしが『きゃーおもしろそう!』って言ったのに桜坂さんは『サクラ対戦ねえ』とか言ってずっこけちゃってました」 勝木「ところで桜坂さんの小説の書き方、創作論などについてお尋ねしたいんですが、とても変わった書き方をされてるとか?」 桜坂「いやー、そんなに変わってもいないですよ。プロットというものがあるじゃないですか、いわゆるあらすじ的なものを企画書として作って、そのあとはフローチャートを作るんです。で、あっちこっち文章を入れ替えるじゃないですか。入れ替えるとそのままでつじつまがあわなくなるので、文章のなかに埋め込んで自動的に……」 勝木「これですか?」 (プロジェクターでプロットらしきものを投影) 桜坂「違います、これはフローチャートにもとずいて作った後のものです。いわゆるプロット」 勝木「こっちですか?」 (プロジェクターで『最強! ミツアミメガネ番長』なる企画書が投影される) 桜坂「なに映してるんですかw これは企画書そのものです。 現代魔法が最終で落ちて、『でも見所はあるから、編集部に来い』みたいなこと言われたとき、企画書もいくつか書いて持ってったんですよ。その中で一番自信があったのこの『ミツアミメガネ番長』です。 『これです!』みたいな感じで編集長に見せたのに『えー? これー? ダメだよこんなの。最初のにしようよ』とか言われました。へこみましたよ」 勝木「この作品は書かないんですか?」 桜坂「書きません。書けない理由があるんです。 これ入れ替わりものなんです。で、ボツになったら電撃で『先輩とぼく』が出た。 それが面白かったもんで、わたしはマルトミ編集長をなじったんです。 『ほら、あのネタいけるっていったじゃん!』(笑)」 勝木「ところで、お二方の作家になるまでの読書暦や人生など、『どんなものが作家としての自分を創ったか』を語っていただきたいのですが」 桜庭「読書暦の話はこないだ二人でしたんですが、まるっきり別の国の人間みたいでした(笑) わたし、子供のころは少女漫画ばかり読んでたんですよ。すっごい田舎の山奥に住んでて、SF小説なんて本屋になかったんです。で、桜坂さんに『こういうマンガ読んでた』って話をしたら、桜坂さんタイトルを何一つ知らなくてw」 桜坂「そうなんです。わたし少女漫画で読んでたのは竹本泉だけ。あ、竹本泉は少女漫画ですよ? わたしの場合は『神の図書館』ってのが学校にあって、海外日本SFやミステリの定番が全部そろってるすごい図書館が。先輩が校長に談判して入れたらしいんですけど。 で、高校になったらメシ代で毎日本を買うようになったと。 あとは主にSFを読んで現在に至ると。ファンタジーの大波も受けました。 オースン・スコット・カードとか大好きです。あとホールドマンの『終わりなき戦い』」 勝木「ところで桜庭さんの小説には『田舎から出て行きたい、遠くに行きたい』というモチーフがよく出てくるんですが、実体験の投影なんでしょうか?」 桜庭「だと思いますよー。桜坂さんは東京育ちだから遊びの選択肢がいろいろあったと思いますけど、わたしはなにもなかったので。桜坂さんは趣味のグループをつくってたらしいです」 桜坂「わたし基本的に『有明まんがまつり』の人間なもんで。 昔は『光画部』っていったんです。最近は『げんしけん』っていいます。(会場爆笑) あんな感じのヌルーいサークルにずっと居て、わたし必ず職業の欄に『パシリ』って書くんですけど、要するにげんしけんの中で一番の下っ端だったんです、わたし。で、下っ端なりにマッタリ満足していたんです。そういうユートピア的なものから一歩踏み出さないとダメだ、みたいな。 わたしの小説にもそんな感じのメッセージがこもってます。現代魔法の2巻と4巻なんですけどw でもあんまり受けがよくないな、メッセージ入れると」 勝木「ではこの辺で質疑応答コーナーにしたいと思うんですが」 ギャラリーの一人「あのー。桜坂さんと桜庭さんの作品はどちらもセカイ系だと思うんですが、そのようなものを意識して書かれてるんでしょうか?」 桜坂「うー、難しいですねえ」 勝木「『さいたまチェーンソー少女』なんかはセカイ系を意識してるんですよね?」 桜坂「意識してますね。 でも、それ以上に意識してるのは撲殺天使ドクロちゃんです。(会場爆笑) 主人公がチェーンソーを振り回すとき、『ぴぴるぴるぴる』と同じような謎の擬音を入れたんですよ。ところがSFマガジンの編集長に『全部削れ』とか言われちゃった(笑)。流行らせようと思ったのに(会場爆笑)」 勝木「ところでメガネが好きという事ですが」 桜坂「好きですよー」 桜庭「現代魔法にも出てきますもんね、メガネのお姉さん」 桜坂「あれはねえ、女の子が4人いて、誰にかけさせるべきか悩んだんですよ。 『全員メガネ』というのは、わたし的には美しくない。 順当なところでは嘉穂だと思います。 しかし嘉穂だと強くなりすぎる。ただでさえキャラ強すぎなのに、1強を作るわけにはいかない」 桜庭「カホタンかわいいですよね。口調うつっちゃいますよね」 桜坂「いいですよねー」 桜庭「わたしもアキハバラでおでん缶たべたい」 勝木「おふたりのこれからの出版予定についてうかがいたいんですが」 桜坂「あー。スーパーダッシュでは9月以降に現代魔法を出します。 7月って言ってたんですが、最近いろいろあって9月以降に。以降ですから!(笑) あとは来年になってから、ハヤカワでもう一度書きます。 ああそうそう。スラムオンラインについて『SFじゃない』とかいう批判がありますけど、あれはね、発注された段階ではわたしが『ALL YOU』みたいなものを書けるってハヤカワは知らなかったから。 『青春モノでいきましょう』ってのはSFマガジンの塩沢編集長が言い出したことなんです。 だからわたしが非難される筋合いはないんだ!(会場笑) 次はもー、やりますよ。何人だって殺しますよ。黒桜坂ですよ。イデオンを超えてやる!(会場爆笑) あと、たぶん冬になると思うんですが、ここにいるみなさんには想像も出来ないような場所で書くかもしれません。すべて未定」 勝木「最後になにかコメントを」 桜坂「コンタクトレンズは死ね!」 桜庭「いいんですかそのコメントで(笑)」 |
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7月14日 増田「キモオタヴァンパイアロードって、名前がいまいち不評だ」 某「もっとひねりをきかせないと」 増田「じゃあ『キモオタ・ブラッド』にするぞ」 某「なにパクってんですか!」 増田「主人公がエロ同人誌を見て『40パーセント限定○起−−承認』とか言って変身する」 某「やめてください訴えられるから」 増田「エィメン」 某「エィメンとか言ってもだめです!」 増田「じゃあ『ヴァンパイア秋葉界』にしよう」 某「真面目に考えてください!」 増田「でもさー。 1、覚えやすくて印象に残りやすい。 2、ギャグぽい。 3、オタク吸血鬼の話である、ということが一目瞭然。 この3つを満たしてるタイトルってなかなかないよ」 某「ありますよ、短くて覚えやすいのが。オタク吸血鬼の話ならこのタイトルしかありません」 増田「え、どんなの?」 某「吸血男」 増田「……」 |
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7月7日 増田「私がプリンセスソフトから初仕事をもらってから、1年が経った!」 某「次の仕事は一体いつですか!?」 増田「そうなんだよ! デビューから1年、本を出すことはもちろん雑誌に短編を載せることも出来なかった! なぜだ! なぜ企画は総ボツか!」 某「なぜって、本当に分からないんですか?」 増田「わかっている! 1年前にもっと書いて書いて送って送っているべきだったのだー! くそー! あのときああしてればー! ウキィー!」 某「『あの時ああしてれば』って思ってるうちは先に進めませんよ増田さん。前向きになりましょう。あなたにはでっかい夢があったはずです!」 増田「そうだ! あきらめてはいけない!」 某「ちょうど今日は七夕だし、でっかい夢を短冊に書きましょう」 増田「そうだな。 今年の願い事は…… 時間が一年戻りますように」 某「後ろ向いてる! 全力で後ろ向いてる!」 えー、次の小説「キモオタヴァンパイアロード」は7月31日までにアップします。 |