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3月15日 確定申告の時期です。今年はけっこうたくさんの税金を払わねばなりません。悲しい。貧乏の予感。 去年はおととしと違って小説収入が得られなかったからです。 小説収入さえあれば、書籍代も経費として計上できるのに…… うちの家の近くにレストラン「馬車道」があります。 明治ロマンが横溢し、袴女学生ウエイトレスが出迎えてくれるという夢のような場所です。 こないだ一人でいってさびしく誕生日を祝いました。 最近、ドリンクバーが設置されました。これだけで一気にファミレスぽくなっちゃいましたね。 (サイゼリヤと比較して)えらく高級な店だったのに。 いま一番困っているのは、ベルタの直しと、他に書くべき小説をどうやって両立するかということです。 最優先の小説お仕事もあるんですが、ベルタだって大事です。 どちらも締め切りが迫っている。 マルチタスクには協調型マルチタスクとプリエンプティブマルチタスクがある。これを人間に応用するには? などと考えます。応用できないって。 |
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3月12日 ベルタの誤字脱字を修正、文章を直したものを再アップ。 |
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3月7日 先日、作家さんたちに「泣き虫兵器ベルタ」を読んでもらいました。 会話のごく一部を抜粋するとこんな感じ。 某1「ペンCくん、まず細かいとこから突っ込むよ。これ見てくれ。誤字脱字が数え切れないほどあるんだけど。いやあ大変だったよ。『ベルタ』の『ベ』が平仮名になっているとか、「ケンカ」が「ケン力(りき)」になってるとか、常識的にありえない誤字もあったし」 増田「ええ? 何百箇所も!?」 某1「うん。誤字それ自体が問題なんじゃなくて『なんで気づかなかったのか』が問題。見直してないってことだから。あと、漢字を開くかどうかの不統一が甚だしい。『わたし』と『私』ではニュアンスが違うし、『言う』と『いう』は違う。意味があって使い分けているように見えない」 某4「最適な言葉を選ぼうとして見直しまくれば、誤字なんか出るはずないよ」 某2「あとさ、『ベルタ、跳躍した』とかいって助詞を省略するのは誰を真似したの? 体言止めとか助詞省略とか小手先のワザを使ってると、言葉の使い方が身につかない。まずは基本だけで書けるようにならないと。『〜する』『〜した』の時制の違いとかわかる? 『私はこのカップを手に持った』『私がこのカップを手に持った』ニュアンスの違いはわかる?」 増田「うーん、『私は』の方がより当事者的な書き方ですね。視点がその人物に近い」 某4「すごい、自分で答えを出した!」 某2「でも基本的に『三人称』ってものが分かってないんだよ。第1章はじめのシーンを見ただけでわかる」 増田「バイクに乗ってるシーンなんかは、『これは実体験と違うかな? 描写できてないかな?』とか自覚あります。首都高横羽線はああじゃないな」 某2「首都高以前に『バイクにのってる感』がまったく無いんだよ。風圧とか、ゴミが目に入るとか、当然あるはずのものが書いてない。ベルタが体育倉庫で目を覚ますシーンにも季節感がまったくない。一行たりともない」 某1「基本的にペンCくんは、『現実世界の描写』じゃなくて『心の中の描写』に目線がいってる人なんだね。それだったら今の10倍は外を書いて。それくらいやって、ようやく半々になるから」 某4「俺なんかは逆の欠点があるんですよ」 某1「でも『スプラッタ』上手いよね。ものすごく血なまぐさい」 増田「第3章の、ベルタが血みどろになってくところですか?」 某1「いじめれっこが指を噛み千切るあたりだよw ここだけ別人だ。ワナビの書いた小説でここまでのものは読んだことがない」 某3「あそこ一番面白いw」 某2「でもストーリー全体の流れを邪魔してるんだぜ、あのシーン」 某1「そうなんだよ」 某4「ぜったい、ホラーとか書いたほうがいいですよ。そっちのほうが向いてます」 増田「そう……ですかねえ?」 某4「あと、銃が出てきますけど、これってちゃんと調べて書きました? 実はあまり銃が好きじゃないでしょ」 某3「個人的な好みだけど、せっかく対戦車ライフルが出てきたのに扱いがショボい。もし本になったら、対戦車ライフルのシーンは絶対イラストつくよ。見せ場だよ。ハッタリのきく武器だし、かっこつけて詩的に書いてもいんじゃない」 某2「文章の次はキャラだけど、これが最悪。気になって仕方ないのは『登場人物の動機が子供だましレベル』ってことなんだよ。誰も彼も『なんでそんな行動を?』『ありえないだろ?』って奴ばっかり」 増田「なんでベルタは組織に追われてるのに変装しないのか、ってことですか」 某2「それもある。あと、なんでいじめられっこに自分のことをペラペラしゃべるのか。おまえバカだろ。それなのに組織はベルタをいつまで経っても捕まえられない。もっとバカだろ。戦闘データをとるためにあえて泳がせていたとか、説明が欲しい」 某3「第1章で、P90もった連中が突然襲ってくるけど、あれって何者? なんで襲ってきたの?」 増田「アメリカ軍なのか、ヤクザなのかってことですか」 某3「ヤクザはP90使わない。あんな特殊な銃を」 増田「第1章で狙撃してきた連中は……えーとですね。あいつらがなんなのは特に考えてませんw」 某2「ハァ? 信じらんねえ……」 某3「いま一瞬カッコイイとか思ったw」 某2「全体的にキャラクターが人間の行動してない。とくにいじめられっこがタコ殴りにされるシーンだけど、あんないじめっこは有り得ない。あれは完全に『理解不能のバケモノ』として描かれてる」 某1「怪物を描いてるつもりならあれでいいんだけど、高校生だって言われてもねえ」 某4「彼女つれていじめをやるなんて考えられないでしょ」 某3「あとさ、悪いけどさ。無抵抗な人間なんていじめてもぜんぜん面白くないんだよ。『無駄な足掻き』をするからいじめたくなる。だから祐樹みたいなやつは、執拗にはいじめられない」 某1「いじめっこは何の理由もなくいじめてくるものだと思ってるみたいだけど、そんなことないから」 某3「掲示板荒らしだって、純粋に悪意でやってる奴はそんなに多くないよな。いじめだって本人の脳内ではちゃんと理由があるはず。弱いくせに目だけ偉そうだからムカつくとか。それが書いてない」 某4「あと祐樹というキャラ自体も、なんか変なんです。無気力だったのがベルタと交流して変わる話なのに、最初っから自殺するくらい根性あるし」 某3「いるのかいないのかも分からないベルタを10時間も探し続けるなんてすげえ執念だよな。俺できないよ。そんだけバイタリティがあるならイジメ脱出なんて簡単じゃん」 某2「ようするに『自殺未遂を助ける』って展開がまずいんだよ」 増田「路地裏で殴られているところをベルタが助ける、にした方がいい?」 某2「多少はマシだけど、ありきたりすぎる。もっといいネタがいくらでも思いつく。思いついた最初の一個を使うから増田君はダメなんだ。アイディアなんて最初の10個は捨てるんだ」 某1「べルタもねえ、これひどいよ。犬は殺したくないけど花壇は踏んづけて平気って。それは優しい心じゃなくてただの好き嫌いだから」 某3「偽善者兵器ベルタw」 某1「細かいところだけど、なんでドイツで作られたことになってるの? なんで日本に来たの?」 某3「ベルタというドイツ名前を使いたかったからだよなw」 増田「そうです。ベルタというのはドイツのフェネティックコードでBという意味なんですよ。あの兄弟のアントン、ベルタ、カエサル、ドーラは『A,B,C,D』なんです。アルファベットで呼ばれてるんです」 某1「だったらそれを書かないと」 増田「書いてありますよ、ここ」 某2「こんな書き方じゃ印象にまったく残らない」 某3「ドイツがかっこいいから! で書いてしまうあたりは好きw」 某2「超人兵士を扱ったライトノベルはたくさんあるけど、それぞれ趣向が凝らしてあるよね。でも増田君のはネタをそのまま出しただけだね。『具体的に何ができる超人なのか』『どのへんがかっこいいのか』わからない。翼を生やしているだけではありきたりで映像も見えてこないし、いまどき遺伝子操作の一言で納得しろって言われてもなあ」 某2「全体のストーリー構造だけど、これもやっぱり問題だらけだよ。そもそもこれはベルタと祐樹どっちの話なの?」 増田「そりゃベルタですよ。タイトルがベルタだし、いちばんたくさん出てくるのはベルタだ」 某2「じゃあ、このプロローグは何? 祐樹しか出てこないし、すごく思わせぶりだ」 某3「こういう書き方すると、『この私ってのは誰なんだ』って気になる。俺はてっきり、第1章の冒頭に出てくる博士だと思ってた。改心するのかなーと。あと、やたら『私はあのときの約束を守っているか?』とか泣き系のことをあおっているので、きっと泣けるんだろうなーと思ってた。でも真相が全部明らかになっても『ふーん。で?』くらい」 増田「『ツカミ』として機能してませんか。読者の興味を引っ張る」 某2「ツカんだ方向が、実際の作品内容と違うんだよ。だからがっかりする」 某1「ベルタが中心なら、彼女だけは重点的に心を描いて人間的にして、祐樹は減らしたほうがいい。祐樹が中心なら逆」 某2「『これはベルタがどうなる話なのか』をはっきりさせないと。最初と最後のベルタはどう変わった?」 増田「最初は人間らしい平和な暮らしを求めていて、最後は友達のために命がけで闘った」 某2「組織にいたころのベルタも大して非人間的に扱われていたようには見えねーけどな。マンガとか読ませてもらえたんだろ。刑務所や精神病院よりいいじゃん。それで、なんで当初の目的を捨ててしまったのかはっきりさせるべき」 某1「筋を一本通さないと、改稿することもできないんだよ」 某2「ところで、これはどんな読者層に向けて書いてるんだ」 某1「想定読者層なんて、いま持ち出すのはレベル高すぎないか」 某2「重要だよ。想定読者によっては短所が長所にもなる」 増田「『誰も私をわかってくれない』という被害者意識に共感できるような少年読者」 某2「漠然としすぎている。しかもそんな奴多くない。小説を読む人間なんて、もともと圧倒的少数派だ。クラスに一人だ。その中でいじめられっこが何人いる。これもクラスに一人だ」 増田「つまり、1600分の1?」 某2「少なすぎて話にならないよな」 増田「いじめられっこでなくても、『誰も私をわかってくれない』を抱えている人が大勢いると思うんですが?」 某2「『思うんですが?』なんて曖昧なモチベーションで本を書くな。『ライトノベルを読むような奴は全員いじめられてるに決まってるんだ!』くらいの強気なことを言うならともかく」 某3「全体的に『なんだこりゃ』って部分が多いよな。2章の薬屋さんとかご都合主義過ぎるし。あと、最後のシーンもどうかと思う」 増田「原子炉に入るシーン?」 某3「『私の血を吸え!』とかいうシーンだよ。しかも相手がためらいなく血を吸って、それが嬉しいって喜んでる。ありえない。でも俺あのシーン大好き。イタリアの変人が作った頭のおかしい映画みたい」 増田「良いんですか、悪いんですかw」 某3「総評としては、かなり評価が高い」 増田「え?」 某2「ほんとにダメな作品だと思ったら、わざわざ意見は言わない」 某3「もったいないなー、もっとよくなるのになーと思ったから言うんだ」 という感じです。 改稿も急がないとダメですね。 まずは誤字脱字を取り除きましょう。 |