Tour de France観戦日記
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7月23日
 朝バスで本日のスタート地点のポーのカジノへ移動。途中、出発を控えたキャラバン隊が待機していた過去に陸上競技上だったらしい場所を通過。ちょっと時間を取ってもらえたんで、各々車に近付き写真を撮ったりバラマキグッズをもらっていました。YOU ARE MY FRIEND.とか訳わかんないこと言って、FESTINAの人からキャップを貰っていたY口さんはマジ強キャラでした。

 キャラバン隊を後にし、スタート地点に着いてみるともう人でいっぱい。人垣でコース沿いに近付くことが難しかったので、選手がスタートサインをするステージトレーラに移動するもここも人でいっぱい。仕方ないので、誰か選手が来ないか、チーム車両が入って来ないかと思い、ヴィラージュに移動するも、誰もいない。しかたなくぼけ〜と待っていたら、Saecoのバスが入ってきたのを皮切りに次から次へとバスが入ってくるじゃありませんか。でも、選手は誰も出てきません。おいど〜なってんだと思ってたら、スタート地点の方から周りに騒がれながら柵沿いに誰かこちらに歩いてくる。あっ、あれは、ジャジャことローラン・ジャラベールじゃないですか。その場に一緒にいたK戸さん、K沢さんと声を張り上げ、ジャジャーと叫びつつ招き寄せてサインをゲットー!!。私ら3人の日本人にサインをしてくれた後、ジャジャがなんとありがと〜と言ってくれたので、興奮しながらどうもありがとう〜と返しました。ちなみに、フランス語でありごとうに最も近い言葉は、アリガトール(Alligator=ワニ)ということをすいぶん後になって知りました。
 その後、その場でAG2Rのマイケル・アスタルロアのサインを貰い、ビアンキチームのバスを探して移動。チームバスを見つけ現地の子供と協力して、ダニエル・べックからサインを貰い、少ししてスタート地点に移動直前のトーマス・リゼからサイン貰うことができた。ちなみにその時点で総合2位だったウルリッヒのサインはガードがキツ過ぎてとても近寄れる雰囲気ではありませんでした。
 選手たちが行ってしまった後、4、5人のツアー参加者と落ち合い、レースコースとなっている街中へ移動。移動中O西さんの奥さんが10人以上からサインを貰ったと聞いて仰天。「背も低かったし子供だと思われた見たい。」という言葉に妙に納得。やはりレディファースト、子供優先のお国柄、強キャラには敵わないということで。で、街の中に来てみたらなんだか人がまばらで全然騒々しくない。誰か側に居た警官に事情を聞いてみたら、レースはもう行ってしまった後とのこと。幾つもいっぺんにはこなせないものだな改めて痛感いたしまして集合場所に引き返す。その道すがらツール2回目の指澤は道端にあるコースを示す矢印、ツール用の駐車禁止の表示板を外して持ち帰ってるじゃありませんか。もうマジ強キャラです。恐れを知りません。やはり2回目は違うな〜と感心してしまいました。
 集合場所に戻ってみたら、皆グッズ買いにオフィシャルショップ(屋台)になだれ込んだり、カジノの中のツール関係の展覧見に行ったりしてたっけな。私はY口さんと日本人留学生に声掛けてました。なにやってんだか。

 レース観戦後、バスでスペインとの国境沿いの街HENDY(アンダイ)に移動。バスの中で一寝入りし、気付いたら大西洋が見える小高い丘まで来ていた。ホテルに着いて大西洋の海岸に飛び出したいいものの、泳ぐ勇気はなく足まで水に浸かりながらぶらぶらスペインまで?歩いてみました。
 ホテルに戻った後、集合して船でスペインの海岸端の街に行き、夕食会で楽しんできました。その際、日通旅行さんに電話でぜひ持ってきてくださいと言われたものの、オレ以外の誰も持ってきていおらず別に必要のなかったフォーマルな服ジャケットとパンツ、重かった革靴で出席してあげました(どれもとんでもない安物でしたが)。この店では、ドデカイステーキ、魚料理等で大いに腹を満たし、大き目のコップでワインを3、4杯、オチョコサイズのシードルを1杯飲んで大いに酔っ払った。酔っ払ってフラフラしていたら、壁にレアルソシエダのユニフォームを発見。リーガエスパニョーラ(サッカースペインリーグ)で昨シーズン惜しくも26年ぶりのリーグ優勝を逃してしまっていたということとトルコ代表ニハト、スペイン代表デ・ペドロがいたということだけしか知らなかったんだけど、酔った勢いでユニフォームの前ではしゃいでいたら店の親父に”おまえもソシエダ好きか?”みたいなこと聞かれ、”ソシエダ、惜しかった、でもやっぱソシエダがチャンピオンだ”みたいこと言ってたら、親父がユニフォーム下ろしてくれて触らせてもらえました。そうやって引き続き騒いでいたら、店のおかみさんの目にも止まり”あなたソシエダのファンなの?”的なこと聞かれ、更にはしゃぎまくってしまいました。スポーツと国境ナシ。
 帰りの相当酔っていたため船では風通しのい外で常に主人の目の届くところに座らされ、隣にはK戸さんが付き添いで座ってくれました。酔っ払ってイイ気分だったオレはそんな気遣いもどっか置いといて、ノン気に大声でB'zのBIGとか月光とか歌っておりました。コノ日本人痛いよ。ホテルに着き、外で酔い覚ましにK戸さんのしばらく喋って、部屋に着いたとたん深い眠りに落ちていきました。
撮った写真
1.キャラバン隊1キャラバン隊2キャラバン隊3
2.ミケル・アスタルロサマイケル・ボーヘルトマルコス・アントニオセラノ
3.ビアンキのチームカー(サポートカー)、ビアンキバス
4.港町HENDYスペインの町
5.レストラン内ホセバ・ロレントのユニフォーム(現在2部リーグで活躍中らしい)
今日の教訓
1.サインもらおうとしたり、レースを良い場所で観戦しようとしたり、幾つも同時にこなそうなんてことは無理。
2.サインはすぐ側まで近付くことが可能なチームバスに張り付いてもらおう。その際、子供・女性を優先させること忘れずに。
3.スポーツと酔っ払いに国境ナシ!。