じゃがいも

カルマロンのダルフィー(サン・トルボ)では
大きなジャガイモと肉が購入出来たので肉と一緒に食べた。
ナムラン(ラングー・コーラ)の遡行に備え栄養補給の意味合いもあり、
芋は腹いっぱい食べ、大変旨かった。メークイーンの食感だった。
1972年11月20日撮影

この計量枡で量り、
下の小さなジャガイモを購入。
トルボ、サンダ(コー)にて
1972年12月25日撮影。

ネパール語でジャガイモをアルーと言う。
桃もカタカナで書くと同じであるが、AluとAruの違いだそうだ。
ペンダラ、ショケイ、ヘレンブーと言っている地方もある。

ジャガイモがネパールに入ったルートは一般に20世紀のはじめ、
東ネパール(ヒマラヤ登山隊を通じシェルパ)からと言われているようであるが、
もっと以前に北のチベットから入ったのではないか(*)との説もある。

(*)ネパールの人と文化 川喜田二郎編 ネパールの農業・牧畜 並河 治 古今書院刊 1970年9月16日 第1刷




このジャガイモはネパール北西部、奥トルボ、ツァルカ(村)のものである。


30g位の種芋
ウズラの卵より少し大きい程度。
前年の晩秋からダンボール箱の
中だったので発芽した。

1月植え付ける。

6月堀おこした。
一株にこれだけ付いていた




一株で230gの収穫。
鶏卵(M)と比べても
かなり小ぶり。



以前、クンブ地方ターメの赤い皮のジャガイモを栽培したが肥料をやり過ぎたのか
花が咲き、実(み)がついた。青梅に似た大きさと色だった。
(地中につく芋ではなく、花が咲いた後につく実)
芋は全くつかなった。

その実の中の種は小さく、ナス科なので
ナスの種とおなじ形状。

翌年その実を蒔いたら芽が出てきた。
もちろんジャガイモの苗だった。
しかし芋から出た芽とは比較にならないほど細く貧弱だった。
この種子はまだ保存してある。

大きい芋から順次、食べていったので7g位/個の小さな芋が残った。

次年それを植えつけた。

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