お買い上げの商品というのは基本的にお持ち帰りですよね。
でも、当然ある程度の大きさの物になってくると自動車で持って帰るか、配送という商品もでてきます。

持ちかえり方も人それぞれ、冷静に傍から見ると可笑しな人が結構います。
一方安心のはずの配送もトラブルが結構あったりして・・・笑っちゃいけませんが笑えます。
では、みてみましょう。

お持ちかえり編

その1
 デスクトップパソコン&17インチモニターセットお買い上げのお洒落カップルの場合・・・

 自動車で買い物に来られたということで、駐車場まで台車で運んであげます。
すると・・・
HONDAのNSXじゃん・・・
積めそうに無いんですよこれが!2シーターのスポーツカーですからね。
一人で買いに来ればいいものの、カップルですから無論2人いるわけです。
箱をバラシて本体をどうにか収めます。
助手席に彼女座ります・・・ヒザの上に17インチモニターを無理矢理乗せます!!
ドアを閉めてアゲマス・・・(笑)
積みこみの限界にチャレンジ!って感じでしたね。

P.S.彼女が泣きそうな顔してたのは秘密です・・・

教訓:スポーツカーで買い物に来るのは止めよう!!
    他にもGTRで来て21インチCRTがシフトノブに引っ掛かって動き出せなかった人とかもいましたし(笑)



その2
 PowerMacintoshを2台&モニターお買い上げの業者の人の場合・・・


 自動車で買い物に来られたということで、駐車場まで台車で運んであげます。
すると・・・
マツダのロードスターじゃん・・・
これも、積めそうに無いんですよ。
幌空けて狭いラゲッジと助手席に立て積みで乗せます。
もちろんフルオープンで帰る羽目になります・・・
雨降らないといいね〜と言って引き渡します(笑)
P.S
30分後・・・雨降ってきました。どーなったことやら・・・

教訓:オープンカーで大量の買い物に来るのは止めよう!!
    せめて幌が閉まるくらいの買い物にしようね〜


その3
 デスクトップパソコン&17インチCRT&プリンター&スキャナーお買い上げの人の場合・・・


 電車で来たというオッサン
で全部一人で持って帰るという。
「無理ですよ〜」と普通の店員なら言うはずだ。
プリンターとスキャナーを抱き合わせて一つの梱包にするのは誰でも思いつく。
しかしながら本体、CRTと大きな箱が・・・腕は2本しか無いのに持ち物は3つ有ることになる・・・
だがこのオッサンは一段凄かった。
本体の箱に紐を掛け、更に少し緩めに紐を2本結びつけて・・・
リュックサックのようにPC本体を背負ってしまった(笑)
で、残りの2梱包を右手と左手に普通に分けて持って何事も無かったかのように帰っていった。
(パソコンを背中に背負う人って始めて見たぞ!)

教訓:体が丈夫なら行商のオバチャンレベルまでは持ちかえることができる・・・らしい・・・


その4
 超小型ノートパソコン空箱お買い上げの人?!の場合・・・


 
人気の超小型ノートパソコン
ごく少量ながら入荷して販売をしていた当店。
人気商品だけあって周りのお店じゃ品切れ中!、ちっとくらい高い値段でも売れちゃいます。
そんな中、事件は起きた!

 客:「これ下さい!!」
 店員A:「お客さん、お目が高い!!はい、お持ち帰りですね・・・」

っと、在庫棚から箱を取り出し、保証書に店判をつき、会計を済ました店員(一応店長)。
なにもミスは無いと思ったのも束の間、でした。
数時間後・・・
おお慌てで戻ってきたお客。

 客:「あの!中・・・中!箱の中身が入ってないんですが〜〜!」
 店員B:「は?」
 客:「さっきの店員は!」
 店員B:「外出中ですが」・・・(店チョー昼飯食いに行っちゃったよ〜)
 客:「これさっきの明細なんだけど・・・」
 店員B:「確認とりますんで・・・」・・・・(騙されてるんじゃないかと思う普通・・・)

 で、確認を取ると確かに1台売っている。
 お店の在庫数も確認すると=1台在庫が多い?!
 ん?、在庫棚の脇をみると、展示品空き箱の山が・・・ヒョットして?!
 どーやら、事の真相は、商品と展示空き箱とを取り違えて渡してしまったようです。(笑)
それにしても、世界最小、最軽量とうのはこんなところに落とし穴があったとはね。

教訓:うれしさで浮かれていると・・・重さは解からないらしい
    空箱を20万円で売ったあんたは凄過ぎ!!(笑)



配送トラブル編

その1
 デスクトップパソコンお買い上げで離島にお住まいの方の場合・・・


 とある雨の日、私の先輩店員のM氏は注文を受けたパソコンの配送手配を完了し、テキパキと次の仕事に移っていた。
次の日も全国的に雨模様の中(台風だそうで)、閑散とした秋葉原で商売をしていた。
こんな日はお客さん少ないんだよな〜と、ぼやいていると電話が一本鳴り出した・・・
  電話の向こう:「**運送ですが〜」
  M氏:「はあ」・・・・滅多に運送会社からは電話は来ないのに
  電話の向こう:「申し上げにくいのですが、実はですね〜〜かくかくしかじかでフェリーがですね・・・」
  M氏:「え!ええっ!!」
はい、ご想像通り悪天候で欠航じゃなくて・・・なんと、フェリーが沈没しちゃいました(笑)
普通考えられるのは悪天候で欠航になって、配送日が遅れますとか言われるのはわかるが、
沈んじゃって配送品がお届できませんというのは始めてじゃ!
代替品が無い商品だったので後でモメタのは言うまでもない。

教訓:海の藻屑と消えるとは誰も思っちょりませんわ・・・。きっぱり諦めましょう。
    運送会社の保険で変わりに新しいの貰ってね。


その2
 Macすり変わり事件・・・


 繁忙期のある日、Mac売り場担当の私はMacのメモリー取り付けをもくもくとやっていた。
1台目は128MB増設、2台目は512MBか・・・3台目は64MBねっと・・・
しかしながらこのMacって奴はグレード違っても筐体同じで、化粧箱も同じで、型番だけ違うのね・・・注意注意っと。
と、仕事をこなして箱詰めをして、配送担当に引渡してその日は16台配送で業務を終えた。
と、次の日一本の電話が鳴った。

 お客:「あの〜メモリー少なくて、注文のと本体が違うようなんですが・・・」

は?あれほど、注意して増設して、動作チェックもして、箱に詰めたのに・・・
もしや!?
そうです、配送担当が伝票貼り間違えて出庫してしまったようです!
でも、昨日配送した他の人からは何処からもクレームが着ません?!何故に?
よーく検証してみると、どうやらグレード違いでCPUクロックが違うのと、RAM容量が違うだけのMac、
メモリ取り付け作業によってどれも、ベースよりは少し良くなっております。
よって、
 注文したやつよりCPUクロックが上でメモリ容量が同じのMacが届いた人
 注文したやつよりメモリが多く付いて来たという人
 注文したやつよりCPUも、メモリも上位のやつが着ちゃったラッキーな人
 注文どおりだった人
となって、一番ショボイ設定のマシンが届いた人だけクレームが来たというわけ。
全部の総入れ替えは大変すぎるので・・・(やらなかったけどね)
しかし、みんな黙っているものなのね。(悪者!)


教訓:間違えやすい商品は最後までチェック!人任せはいかんですな。
    これと同じようなことはSONY・VAIOシリーズでも起きたらしい。
    なにせパッケージ同じで型番のシールだけ違うというのはいかがな物かと思う。