3号改自動式卓上電話

  

  3号共電式と602型

 3号共電式電話機を602型電話機を利用
 して3号自動式(レプリカ)に改造します。

 後ろの白いのとその手前の緑が602型、
 黒いのは3号共電式、後ろの緑は600型
 す。今回は、白い602を犠牲にして3号を
 現代によみがえらせます。           

  3号の中身です。試しに接続してみると、
  かすかにツーという発信音が聞こえます。
  しかし、動作するのはそこまでで、ダイヤルが
  ないので発信できず、電話がかかってきても
  ベルも鳴らず、おまけに取ることもできません。
   
  筐体のうらにダイヤルの接続方法が書いて
  ありますが、使えるダイヤルを探して移設
  するより、そっくり入れ替えた方が良さそう
  です。

 乗せ換えました。
 ベルでなく鉄琴なので、音色はまったく違います。
 ベルにこだわるのなら600型等をドナーにする
 べきです。自分はどうでもよかったので、ユニット
 化されていて移設が楽な602を選択しました。
 (602を2台持っていたからというのが本当の
  理由かも・・・)

 工程など細かく書きませんが、ボルトオンという
 ような訳にはいかず、あちこち削り取ったり結構
 面倒でした。          

 

  
  受話器の外装の痛んでいる部分をパテで
  補修し、中身はそのまま使用する予定でした
  が、テストしてみると、マイクの不調というよりも
  性能が悪すぎて、かなりの大声を出さないと
  音を拾ってくれません。
  これではとても使えないので602のマイクも
  移植することにしました。

  こうして完成した3号自動式(レプリカ)で
  すが、ほとんどが信頼性の高い602という
  だけあって何の違和感もなく、普通の電話
  として使えます。
  次は、4号あたりをドナーにしてよりリアル
  なレプリカを作ってみようと画策しています。
  

 

2003/10/12