■行政書士試験 合格体験記 (Aさんの受験当日〜合格の喜び) | |
(平成12年度合格 30歳会社員独身 受験歴一回 工学部出身 受験地静岡県) 試験当日は少なくとも1時間前に会場に着くように家を出て、会場近くで早めにお昼を軽く食べ、試験中に眠くならないように、リポビタンDを飲んで臨みました。試験会場は大学の4階の教室の40人くらいの部屋で、周囲の受験生は、びっちり書き込んだ教科書を読みなおしていたりして、皆一様に賢そうに見えました。 従来の合格率から考えるとこの教室から2〜3人しか合格しないのだと考えると、急に不安がこみ上げて、なんて無謀なことにチャレンジしたのかと後悔しました。それでもなんとか、会場の入り口でもらった予備校のパンフレットの直前予測に目を通して気持ちをおちつけるようにしました。 筆記具としては、鉛筆とシャープペンシルの両方を持っていき、消しゴムも丸まった消しゴムだと転がって落ちてしまうと言うので平たい四角の物を、一個落としたときの事を考えて2個用意しました。受験票と鉛筆・消しゴム以外机の上に置いてはいけないと言われましたが、ふで箱や時計は大目にみられると聞いていたのでその通りにし、携帯電話は電源を切りカバンにしまうようにしました。 試験時間は通しの2時間30分で、試験問題は法令択一式、法令記述式、一般教養の順で昨年までと異なった順で一冊になっていました。法令は従来と出題傾向がかなり変わり面食らった感じで苦しい戦いとなり、半分以上残したまま、記述式も後回しにして一般教養に突入しました。 一般教養は時事問題が増え、こちらは解答しやすい問題が多くなり、気持ちに多少ゆとりが戻ってきました。それから記述式に戻り、さっき読んでいたパンフレットの直前予想のキーワードを思い出したりしながらとりあえず埋めていきました。 その後、法令択一のやり残した問題に再度挑み、わからない問題は、法令の条文を思い出してよりベターな考え方を探り消去法で解答を選んで行きました。結局、終了時間まで粘ったのですが、合格の確信は得られないまま試験時間を終えました。 虚脱感の中帰宅し、インターネットで解答速報をみて自己採点をしましたが、択一は3社で正解が割れているものがあり、一番都合のよいものでも法令が19個、教養が15個と6割スレスレで、都合の悪いものではマイナス3個でした。記述式は直前予想のキーワードが当たり、半分以上の印象でした。 そのまましばらく、行政書士試験の事をわすれ、年を越えた1月の中旬に合否の通知が送られてきたのですが、通知書を見ても合格したのか不合格なのかが直ぐには判別できず、よく見てやっと合格と書いてある事が判明しました。 <感想> 法令択一は、狙った8割どころか6割にも僅かに届かず、ある程度確信持って答えられたのは4割程度でした。それでも条文を読むようにし考え方を身に付けるようにした事が応用力となってなんとか6割弱まで正解できたのだと感じました。 一般教養は、狙った6割を超え7割5分までできましたが、日頃、新聞やニュースに接していたことが良い結果につながったものと思います。結果的には一般教養にたすけられた感じです。 | |