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行政書士試験 合格体験記 (Cさんの受験動機〜勉強法)
(平成10年度合格 29歳営業職 受験歴二回 商学部出身 受験地大阪府)

 僭越ながら、合格体験記なるものを書かせて頂きます。
 私が初めて行政書士という資格の事を知ったのは今から約5年半程前の事です。その頃の私は会社に入ったばかりで営業という仕事に慣れる事ができず、国家資格の一つでも有ったら良いなという軽い気持ちで「行政書士になる本」(正確な名前は忘れました)とい う本を買って読んでみましたが、その内仕事に徐々に慣れ、その本の事も忘れていました。
 それから暫くして、今度は一度受けてみようと思い九六年度の試験を受けました。しかし、実質勉強した期間は一ヶ月にも満たず、当たり前の様に落ちました。九七年度に至っては、願書の提出時期を忘れていた為、受けることすら出来ませんでした。
 その後、会社で色々有り、「資格を取って将来独立したい」という気持ちが強くなり、社会保険労務士と行政書士を取ろうと決心しました。
 勉強期間は約三ヶ月しかなかったため、この期間でどうやって合格ラインに行くかを考えた末、「時間がかかる科目は捨てる」という結論に達しました。
 商学部出身で法律に疎い私ですが、憲法については高校・大学で習った事を思い出しつつ学んでいった所 全く問題有りませんでした。また行政書士法も出る所が決まっている為、満点を取る事が出来ました。
 この2つの法律は正直簡単なので、最悪でも合計八点中七点は取らなければいけない科目だと思います。逆に全部取れば、残りは二二点中十点で良くなる(法令の足切りラインを十八点とした場合)為、かなり楽になります。
 残りの法律は、過去問を全て覚えれば半分は必ず取れると思います。色々な人の話を聞くと、過去問を軽視している人が多いのですが、絶対に間違ってます。少ない時間で受かろうと思ったら過去問は全部覚えるべきと思います。ただし、税法は捨てても良いのでは ないかと思います。あんなの覚えるだけ時間の無駄だと思います。
 一般教養は、共通一次試験の勉強をした事が有る人ならば、国語の長文と数学(計五〜六点)は満点に近い点が取れるはずです。
 四字熟語・漢字・敬語は私が最も苦手とする科目ですが、子供向けの「漫画でわかる四字熟語」の様な本を買ってきて、暇が有れば読む(見る?)様にしていました。そのおかげでここもそこそこ点が取れました。
 他の一般教養は、正直いってちょっとやそっとの勉強ではどうしようもないと思い、ある程度勉強をし、後は運を天に任せるしかないでしょう。

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