■行政書士試験 合格体験記 (Cさんの勉強法アドバイス) | |
(平成10年度合格 29歳営業職 受験歴二回 商学部出身 受験地大阪府) 問題は論述でした。過去の栄光として小学生の時に「町内作文コンクール」で金賞を取ったものの、それ以降は、あらゆる人から文才が無いと言われ続けた私にとって、論述は恐怖以外の何者でもなく、実際九六年の試験では六百字位しか書けませんでした。 というわけで、何か良い手は無いかと色々と探していた所、AIPの「行政書士試験対策」の案内をインターネット上で見つけ、すぐさま申し込みました。論述をパターン化して書いていくという方法は非常に書き易く、文才の無い私にとっては、ピッタリの方法で した。まず精選論述集の二十問こなした後、他社の論述問題集を買ってきてパターンに当てはめるという練習を繰り返しました。試験までの間に約四十問程度の論述を書いたと思います。 実際の試験では「環境税」という言葉に驚き、難しかったと言う人が多かったように思われましたが、要は「地球温暖化」の話であり、この問題でどうのこうの言う人は論述の勉強が足りないと思います(でも私も御社のパターン化の方法を知らなければ、こんな偉 そうな事は言っていられない状況だったかもしれませんが)。 論述攻略の方法は自分なりの書き方(AIPのパターン化等)を持ち、練習するに限ると思います。そうすれば、早く書き上げる事が出来、見直しに余裕が生まれます。実際私は三十分程度で八百字を書き上げ、後の三十分は漢字見直し・おかしな文の修正等に当て る事が出来ました。 試験が終わった直後は「一般教養がダメ」という思いで一杯でしたが、その後、予備校から頂いた模範解答を見ると一般教養でなんとか「十二点」が取れ、法令もほぼ予定通りの「二十点」でした。論述はまず大丈夫だと思っていましたので、マークミスさえ無けれ ば受かる、と思っていました。 一月の発表の時、家の郵便受けに大阪府からの封筒を見つけた時、この歳(二九歳)で恥ずかしながら、手が震えてしまいました。受験申込用紙に「合格者にだけ合格通知を送る」と書いてあった為、合格したと思う気持ちと、九六年で不合格になった時には確か「不 合格通知」が来たような覚えが入り交じり、封筒を開けるまでどきどきしていました。結果は合格でその日はお寿司を食べに行ってしまいました。 最後に、行政書士試験対策について私なりに考える事を述べさせて頂きたいと思います(上と重複しますが・・)。法令と論述は努力すれば必ず報われる。一般教養は当然努力は必要だが、ちょっぴりの運も必要。短期合格を目指すなら「捨てるべき所は捨て、必要 な所を必ず拾っていく」というやり方が、大学生・専業主婦等と違って時間の無い我々サラリーマンにとっては、最も合理的なやり方ではないでしょうか。そして過去問を如何に効率良く且つ確実に身に付けていくかだと思います。 実は、私は今年3月末に会社を辞め、6月のファイナンシャルプランナー試験、7月の社会保険労務士合格に向けて勉強していく予定です。今回の試験の様に運良く合格できるかわかりませんが、頑張っていきたいと思います。 (注)論述試験は平成12年度から記述式試験に代わりました。 | |