読書記録(2012年)


2012年に読んだ(読み終わった)本を紹介します。
最近読み終わった本が上に書かれています。



本の名前 作者 出版社 感 想
聖☆おにいさん8 中村 光 講談社 今回はライブに行ったり、沖縄に行ったり、神様ワールド全開。
ケロべロスの肖像 海堂 尊 宝島社 いわゆる「バチスタシリーズ」の完結編。しかし、Ai導入に関する取り組みの新たな出発点だろう。過去や未来のいろいろな事にリンクしている。
遷都に秘められた
古代天皇家の謎
関 裕二 PHP文庫 日本書紀と古事記そして各地の風土記や万葉集、伝承の矛盾点をついて、文章の中の隠された謎を指摘している。大きなポイントは蘇我氏、東国だと思った。東国・関東とは今のイメージとは違い、鈴鹿関や不破関の東を指している。
惑いの森 中村 文則 イースト・ブレス 副題に50ストーリーズとある。50篇の短編からできている。それぞれの話は独立しているが、少しずつ繋がっている。内容は題名のようにちょっと不思議な話。割り切れない話も多くすっきりしない部分もあるが、ついつい気になってページを進めてしまう。
古代史おさらい帖 森 浩一 筑摩書房 副題が考古学・古代史課題ノートとある。考古学と文献を合わせた総合的な古代史を見ている。勉強になる。
ビブリア古書堂の事件簿2
栞子さんと謎めく日常
三上 延 メディアワークス文庫 栞子の母の謎が少し解かれた。母の謎が軸になっていくのだろう。大輔との距離も縮まるのだろうか。
秋の金魚 加治 和香 小学館文庫 幕末、明治初期の動乱の時期に2人の男の間で揺れる女。彼女にも暗い過去がある。それが大きく彼女を支配していたが、周りの人の善意や偶然で繋がっていた。かぎりなく切なくなる。しかし、切ない中にも温かさがある。
おやすみラフマニノフ 中山 七里 宝島社文庫 クラシックとミステリーのコラボ第2弾。演奏の場面では思わず緊張してしまう雰囲気。音楽のことはもとより、家族のつながりがメイン。悲しくてせつない。
妖魅変成夜話4 岡野 玲子 平凡社 1〜3巻と違ってちょっと内容が難しい。観念的。
テルマエ・ロマエX ヤマザキマリ エンターブレイン 今度はローマと日本を行ったり来たり、どちらも問題山積で、どうする?ルシウス。馬のハナコがいい味を出している。
古代史
封印されたミステリー
関 裕二 PHP研究所 この作者の文献の矛盾をついて謎を明かしている。常識、定説を覆す考えに感心したり、戸惑ったりした。図やイラストも多く仕組みが分かりやすい。
人間動物園 連城 三紀彦 双葉文庫 子供の誘拐事件の裏を返せば、いろいろ糸がつながっている。人間を動物に例えているところがおもしろいが、わかりづらい。
ビブリア古書堂の事件簿1
栞子さんと奇妙な客人たち
三上 延 メディアワークス文庫 古書と推理のコラボ。古書によって繋がっていく人間関係。不器用な行き方しかできない人たちの交流がたどたどしいが、温かい。
中央線なヒト 三善 里沙子 小学館文庫 沿線文化人類学と銘うって、書かれている。私のルーツである杉並区そして中央線に関する本が出ていると知って興味深く読んでしまう。読みながら「あるある」と頷いてしまった。
心霊探偵八雲8
失われた魂
神永 学 角川新書 今作は主人公が頭から危機的な状況におかれ、ひやひやされたれた。周りの人たちの活躍、成長が見られる。次作はクライマックスに突入で八雲と春香の恋の行方も気になるところだ。
異形の大国 中国 櫻井 よしこ 新潮文庫 今、日中間は緊迫の度合いを深めている。この評論は2005年から2008年に書かれたものであるが、充分現在の状況を言っていると思う。今まで、日中友好の言葉の基、目をそらしていた問題が山積している。政治家も官僚もマスコミも無策のまま過ごしていた為に、あるいは愚策の為に、中国の戦略に押しつぶされそうになっている。日本が今まで何もいえないでいたタブーとされたことをスパッと言っている。誰もかも国民が見ぬ振りしていたこと、そう思い込ませられていたことに目を覚まさせてくれる1冊だろう。
哲学探偵 鯨 統一郎 光文社 哲学とミステリーのコラボ。それに短歌もプラスされ、広い知識を駆使した著者のカラーが出ている。
玉村警部補の災難 海堂 尊 宝島社 「バチスタ」シリーズのサイドストーリー。加藤警視正と玉村警部補のでこぼこコンビがAiの科学的技術を駆使して事件を解決していく。
千年に一度の大地震・大津波に備える (財)静岡県文化財団 しずおかの文化新書 副題に「古文書・伝承に読む先人の教え」とある。静岡県も過去何回も大きな地震、津波そして富士山の爆発に襲われた。その土地に伝わる言い伝えや古文書の中に、または地名などに大きな被害にあったことがしるされている。私達は昔の人たちの教訓を侮ってはいけない。また、昔の人たちは山から落ちてきた大岩や海から引き上げられたものを神や仏が宿ると大切に祀ってきた。万物に敬意をはらう日本人の精神世界は特殊と考えられるが、これは誇れるものと思う。
国芳一門浮世絵草紙2
あだ惚れ
加治 和香 小学館文庫 各章に国芳の浮世絵の話が入っている。せつない恋の話。また続きの話を買う。
農耕社会の成立 石川 日出志 岩波新書 シリーズ日本古代史@。勉強のおさらいのつもりだったが、なかなか読み進められなくて、やっと読み終わった。弥生時代の大きな流れがわかる。
未亡人読本 加治 和香 新潮社文庫 「いつか来る日のために」という副題がつく。著者は以前読んだ「国芳一門浮世絵草紙」の著者だ。帯に50歳になったら読んでおきたいとあった。気になって手に取った。夫を癌でなくし、それからおきること、やらなくてはいけないこと、心の変化、孤独感が切々と書かれていた。小説とは違った一面を垣間見られた。
夢の中ならキミはやさしい。 角川文庫 動物が主役の大人の童話。表紙にインコが描かれているから、興味を持ったが、インコの話はなかった。
他界ヘ翔る船
「黄泉の国」の考古学
辰巳 和弘 神泉社 古墳時代に船の形の木棺があった。船の形の埴輪や絵もある。舟はあの世に繋がるアイテム。エジプト文明でも同じものがある。どこでも同じような考えがあるようだ。古墳時代の定説を覆すような説であり、わくわくした。
病が語る日本史 酒井 シヅ 講談社学術文庫 考古学でも昔の人の病気などが骨などでわかる。時代背景によって病気も変わる。未来の病気も変わっていくのであろうか。
とりぱん13 とりのなん子 講談社 野鳥がこんな身近に感じられたらいいと思う。最後のコマの詩情的な部分が好きだ。
ひなこまち 畠中 恵 新潮社 若だんなが怪しい木札に書かれた「助けてください」という言葉に引き込まれ、問題を解決していく。自分は守られて弱いことを自覚しながらも、自分のできることをやろうとする姿に応援してしまう。
沙門空海
唐の国にて鬼と宴す
巻ノ四
夢枕 獏 角川文庫 「鬼と宴す」の意味が明らかになる。楊貴妃をめぐる顛末が明かされる。各々の哀しい想いが交差する。
ジェノサイト 高野 和明 角川書店 読み応えが合った。始めは複雑で難しくて読めないと思ったが、次々に起こる展開に引き込まれていった。
バチカン奇跡調査官
血と薔薇と十字架
藤木 稟 角川ホラー文庫 今度は吸血鬼問題を解決。イギリスの古い伝承が関係する。そして、カソリックとイギリス国教会との対立で調査は難航する。最後に次に繋がりそうな悪の影が浮上する。
彩雲国秘抄
骸骨を乞う
雪乃 紗衣 角川書店 文庫本で出た彩雲国物語の前の時代と後の事をそれぞれの人物をピックアップして書かれている。本編は文庫本だが、この本は単行本。読み応えがある。
国芳一門浮世絵草紙
侠風むすめ
加治 和香 小学館文庫 jagabatakoさんの紹介で知った。国芳が好きなので興味を持った。国芳の娘・登鯉の目を通して一門の様子が描かれている。
知らないと損する
池上彰のお金の学校
池上 彰 朝日新書 簡単な言葉や例えで、世の中の仕組みを教えてくれる。人任せではいけないと思う。
横森理香の
「もしかして、更年期?!」
横森 理香 祥伝社黄金文庫 更年期だとうんうんと頷けるネタを満載。体当たり体験取材も壮絶。「アンチエイジングよりベターエイジング」という言葉は目からウロコだった。
さよならドビッシー 中山 七里 宝島社文庫 クラシックとミステリーのコラボ。新しい切り口だった。音楽を聴きたくなった。
聖徳太子の密使 平岩 弓枝 新潮文庫 聖徳太子の王女がネコを従えて大冒険。軽く読める本。
ネコでプッ! タカハシ ヒカル 宝島社 オール猫の面白おバカな画像集です。猫好きの人もそうでない人も思わずプッと吹き出してしまう写真とコメント。中にはどうやって撮ったの?というのもある。それを想像するだけでも面白い。
見仏記5
ゴールデンガイド編
いとう せいこう
みうら じゅん
角川文庫 ゴールデンガイドといっても結構マニアック。会話も面白い。
齋藤孝の
ざっくり!日本史
齋藤 孝 祥伝社黄金文庫 単なる暗記する歴史ではなく、こうなったからこうなるという図式が見えてくる。いつもの日本史の違う側面がわかる。
一晩寝ても
疲れがとれなくなったら
読む本
前田 大志 青春出版社 整体の先生が書いた本。「おなかのコリ」が原因というのは驚きだった。疲れている時、スタミナ食(焼肉)食べて元気を出すというのは、間違え。疲れているときは胃や腸も疲れているので、余計に疲れてしまう。絶食したり、野菜スープなどで休ませるのが肝心というのは「目からウロコ」だった。呼吸も大切だと実感する。携帯やパソコンをしてしまうと息をつめてしてしまう。体が酸欠になるのだ。根本的な生活習慣の改善が必要なのだ。
ころころろ 畠中 恵 新潮文庫 以前に単行本で読んだ。文庫を買って再読。若旦那の目が見えなくなる。目が見えなくなっても推理は冴える。神様との対決。
沙門空海
唐の国にて鬼と宴す
巻ノ三
夢枕 獏 角川文庫 鬼の正体がだんだんわかってきた。心切なくなってくる。
バチカン奇跡調査官
千年王国のしらべ
藤木 稟 角川ホラー文庫 今回は危機一髪だった。どうなることかと、最後までひやひやした。敵は1箇所だけではなかった。
Fantasy Seller 畠中 恵 他7名 新潮文庫 ファンタジーの短編集。ファンタジー小説好きにはお勧め。堀川アサコ「暗いバス」がオカルトぽいファンタジーがおもしろかった。
もろこし桃花幻 秋梨 惟喬 創元推理文庫 「銀牌侠」シリーズの第三弾。人間関係が絡まって、事件が大きくなっていく。銀牌女侠がかっこよく又かわいく、人間らしくて、よかった。前の時代と後の時代の話と少しずつリンクしている。中国の歴史好きにたまらない。
バチカン奇跡調査官
闇の黄金
藤木 稟 角川ホラー文庫 悪の存在が浮かび上がってきた。これからも2人に襲いかかっていくのだろう。
静岡県
謎解き散歩
大和田 哲男 新人物文庫 静岡県の人物、歴史、民族について先生方が解説をする。静岡の「へえ〜」がつまっている。
なのはな 萩尾 望都 小学館 萩尾望都といえば私たちの中学生時代に「ポーの一族」「トーマの心臓」などを読んだものだ。本屋で見つけていっぺんにひき付けられてしまった。作者は3.11以降心のざわざわが止まらなくなったそうだ。放射性物質と人間の関係をSFタッチで描いている。人間の愚かさを鋭く描かれている。
寂聴あおぞら説法
愛をあなたに
みちのく天台寺
瀬戸内 寂聴 光文社 疲れているときに本屋でふと手に取った1冊。厳しさの中に優しさがある。お話はおもしろくて明快。すっと心に入ってくる。
三匹のおっさん 有川 浩 文春文庫 おもしろい。おっさん3人のキャラが良い。わが町限定で世直ししていく設定もいい。主人公の孫とおっさんの一人の遅くできた愛娘の絡みも良い。作者の真骨頂の胸キュンも加味されてて、誰でも楽しめる。
沙門空海
唐の国にて鬼と宴す
巻ノ二
夢枕 獏 角川文庫 事件の発端は玄宗皇帝と楊貴妃と阿倍仲麻呂が関わってくる。鬼とはいったい何なんだろうか?面白くなってきた。
大往生したければ
医療とかかわるな
中村 仁一 幻冬舎新書 「自然死」のすすめと副題をもつこの本は今の医療の現状からは程遠いかもしれない。しかし、真を捉えているとも考えられる。現役医師が延命処置は死ぬ人にとって拷問という。安らかに逝くため、または逝かせるためには決心が要る。要するにどう生きるかが、大きく関わってくると思う。
齋藤孝の
ざっくり!世界史
齋藤 孝 祥伝社黄金文庫 世界史を5つのキーワードを基に説いている。「モダニズム」「帝国主義」「欲望」「モンスター」「宗教」の5つである。世界史が不得意な私もわかりやすく、「そうだったのか!」とすんなり入っていけた。
人生に迷わないための
お金の地図
泉 正人 新潮文庫 お金に関する教育を受けていなかった私たちにとって、自分の生活を省みることの必要性、そして未来を描くことの大事さを知る。資産をどうしていきたいかを見極めたい。
みおつくし料理帖
夏天の虹
高田 郁 角川春樹事務所 今回は胸が締め付けられる展開。シリーズの中一番、かなしく辛い時期を迎えた。主人公はよく頑張った!これからもがんばれ!
下山の思想 五木 寛之 幻冬舎新書 下山は諦めの行動ではなく、新たな山頂に登るプロセス。下るというとマイナスイメージではあるが、実り多い下山にしなくてはいけない。国も人生も成長だけない。次に移るためのステップなのだ。この時期をどのように過ごすかで、大きく変わっていくと思う。
火神録
考古探偵一法師全の記憶
化野 燐 角川文庫 考古探偵の最初の事件。事件を陰で操る怪しい存在。これらがずっと今までの事件とも繋がっている。古谷もちょっとだけ登場している。次回作も楽しみである。
極北ラプソディ 海堂 尊 朝日新聞出版 救急医療やドクターヘリも出てきて地域医療の問題を考えさせられた。世良先生がどのようにして再建請負人になっていたかの最初の1歩が垣間見れた。今後の行方を期待する。
神社仏閣に隠された
  古代史の謎
関 裕二 徳間文庫 お寺や神社の縁起を調べてみると、歴史の通説だと思われていることと違う様相が合いまみれる。どこまで真実が興味が尽きない。
先生と僕 坂木 司 双葉文庫 怖がりな大学生の僕、先生は中学生。殺人はないミステリー。自分達の身近な謎を解いていく短編集。、推理小説の案内本。この作者のお話は心優しいから好き。
源氏物語九つの変装 江國 香織 ほか 新潮文庫 源氏物語を現代の作家が9つそれぞれの編曲をする。基を生かすものもあれば、ロック調やヘビメタル調に大きく変わったのもある。こんなに変えていいの!?
暴言で読む日本史 清水 義範 メディアファクトリー新書 今の政治家の暴言・失言は品性がなく理性のかけらもないように感じる。言葉の一部が独り歩きをして(させられて)暴言になってしまったものもあるようだ。言葉の裏にその時の社会の有様が垣間見れる。わかりやすく書かれている。
沙門空海
唐の国にて鬼と宴す
巻ノ一
夢枕 獏 角川文庫 前から読もうと思っていた。文庫が出たのでさっそく読んでみた。空海と橘逸勢の関係が安倍晴明と源博雅の関係に似ておもしろい。
坂の上の坂 藤原 和博 ポプラ社 『55歳までにやっておきたい55のこと』と言うのが、副題。もう遅いか!?と。でも遅すぎるということもないか。
ひらひら 岡田屋鉄蔵 太田出版 国芳一門浮世譚。浮世絵師の歌川国芳は私の好きな絵師だ。過去のある弟子。親分肌の国芳が豪快でカッコイイ。
さんすくみ 三 絹田 村子 小学館 寺・神社・教会の跡取り息子の珍騒動。またまた恋の迷走が面白い。
バチカン奇跡調査官
サタンの裁き
藤木 稟 角川ホラー文庫 科学と古文書のコラボレーションで謎を解く。謎の奥にはバチカンの闇もあるかもしれない。
バチカン奇跡調査官
黒の学院
藤木 稟 角川ホラー文庫 娘から借りた。キリスト教カソリックと科学と謎解き。意外な組み合わせが面白い。
物には心がある 田中 忠三郎 アミューズ
エデュテインメント
浅草のアミューズミュージアムに行ったときに購入。民俗学者である著者が消え行く生活道具や作り手の思いを伝えている。物を大切にするということがどういうことか感じられる。
50歳を超えても
30代に見える生き方
南雲 吉則 講談社α新書 副題は「人生100年計画」の行程表。表題に惹かれた。まさしく私の年代に充てた本。医者である著者が実現した方法を紹介。[免疫][老い][病気][ガン]の意外な真実。悪いのはガンではない。自らの乱れた生活習慣なのだ。体のシステムをわかりやすく解説。考え方が一新した。できる所から実践していきたい。
とりぱん12 とりのなん子 講談社 今回はきんちゃんずとカルガモ一家がおもしろかった。るりさんとめるりさんの展開が楽しみ。
物の怪 鳥飼 否宇 講談社NOVELS 妖怪ミステリに生物学のコラボ。本当に怖いのは人間の鬼の部分。最後の展開が圧巻の怖さ。
陰陽師
玉手匣1
岡野 玲子 白泉社 陰陽師の最新シリーズ登場。晴明の若子も登場。かわいい。今後どんな活躍をするか楽しみである。
世界史をつくった海賊 竹田 いさみ ちくま書房 海賊とイギリス・エリザベス1世との関係。王家との深い関係。海賊の力でイギリスの国力を向上させたのは紛れもない事実である。これは驚いた。
テルマエ・ロマエW ヤマザキマリ エンターブレイン 今回は帰れなくなっちゃって、どうなっちゃうのでしょう。テレビでアニメかそれと映画化もされて、期待大。
偽神譜
考古探偵
一法師全の追跡
化野 燐 角川文庫 前作の鬼神曲とリンクしている。考古学とサスペンスの融合。次回作はその事件の発端になる事件になるらしい。
鳥の仏教 中沢 新一 新潮文庫 本屋で買いたい本が見つからず、キョロキョロしていたらふと目に入った本。「鳥の」言う言葉に反応して買ってしまった。インドに亡命していたチベット人が子供達に入門書として読ませて、人気になっているらしい。仏教のエッセンスが詰まった本らしい。
翁ーOKINA 夢枕 獏 角川文庫 源氏物語と陰陽師・蘆屋道満のコラボ。こんな切り口があるのかと思った。
ナニワ・モンスター 海堂 尊 新潮社 新型インフルエンザの話と思いきや、警察・検察・厚労省・地方行政を巻き込んだ話。こんなことが裏ではあるのだろうと思える話だった。



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