読書記録(2018年)


2018年に読んだ(読み終わった)本を紹介します。
最近読み終わった本が上に書かれています。



本の名前 作者 出版社 感 想
旅猫リポート 有川 浩 講談社文庫 人と猫の会話や心の動きの表現が著者「有川浩」らしいなあと思った。悲しいだけでなく、心が優しくな作品である。
オリンピア・キュクロス2 ヤマザキマリ 集英社 今度は古代ギリシア人がまた東京オリンピックの頃にタイムスリップ。手塚治虫に会ってマンガに目覚めて、円谷選手に出会い、彼の死の場面にタイムスリップして、国の威信は何かと考えて、彼は自分の生き方を考えることになる。
日本史の10人の女たち 佐々木和歌子 ウェッジ 新幹線乗り場のキオスクで見つけた本で、ずっと気になっていた。図書館で借りた。推古天皇とかおねとか有名どころ出ているが、あまり知られていない人も出ている。文章はくだけた感じで、めちゃめちゃ現代語で「ストーカー」「ファン」「フェイドアウト」などの言葉を使い、今の感覚で書かれいて、驚かされる。この表現は違和感なく私の頭や感情に入ってきた。面白い。
転んでもただでも起きるな! 安藤百福発明記念館 中公文庫 朝ドラの「まんぷく」のモデルである安藤百福氏の人生を紹介している。語録も為になる。
家康、江戸を建てる 門井 慶喜 祥伝社文庫 家康が秀吉の命令で江戸の転封になった。まずは、利根川の東遷、金貨の鋳造、飲み水の確保、城を造る。それぞれの奮闘を書かれている。来年の新春のドラマにもなるらしい。
寝る前に読んで
ください。2
佐藤 光浩 アルファポリス文庫 ひとつひとつの話は短い。そしてほっこりいする話なので、寝る前にちょっとだけ読めて、やさしい気持ちに寝ることができる。
青春は探花をめざす 篠原 悠希 角川文庫 主人公の目指す方向は1つではない。大きく花開くまでは大きな回り道をしていくことだろう。今の苦労がきっと成長の糧になることを信じて、次回作を待ちたい。
アンと青春 坂木 司 光文社文庫 「和菓子のアン」の続編。自分自身に自信が持てない主人公が持ち前の素直な気持ちと探究心で徐々に成長していく。自分のふがいなさ、未熟さを自覚している主人公に思わずエールを送ってしまう。
日本の神様解剖図鑑 平藤 喜久子 (株)エクスナレッジ 八百万の神の特徴を事細かく書いてある。イラストがあってわかりやすい。神様だけでなく、ダークヒーローも登場して、日本の神様たちが奥が深いなあと思う。
追憶の夜想曲 中山 七里 講談社文庫 御子柴弁護士のシリーズ第2弾。懲戒請求が後を絶たない不良弁護士が金目のない事件に関わる。事件の真相に鋭くメスを入れる。そこから衝撃的な展開、結末が待っている。さよならドビュッシーシリーズの岬洋介の父、検事の岬恭平との対決も見逃せない。少しずつ登場人物がリンクしているの面白い。ドラマにしたら誰が演じるのだろうと考えるのも面白い。次作もあるので読んでみたい。
極上の孤独 下重 暁子 幻冬舎文庫 私はまだ本当の孤独を知らないと思う。群れるのも苦手、老いてから極上の孤独を味わうことができるだろうか。
縄文少年ヨギ 水木 しげる ちくま文庫 水木しげるが描く縄文時代に興味があって読んでみた。縄文時代を知りたいと思って読むと違うかなと思う。しかし縄文的な雰囲気はただよっている。不思議な世界を書いたら天下一品。困難ある世界を少年がみんなの協力をえて冒険していく。
わけあって絶滅しました。 今泉 忠明 監修 ダイヤモンド社 絶滅するにも生き残るにもわけがある。特化しすぎて進化すると危ない。しかし、人間が絶滅の大きな原因なのだ。
店長がいっぱい 山本 幸久 光文社文庫 外食チェーンの店長それぞれに焦点をあてている。問題山積の店長たちだが、悩みながら成長していく。爽快な展開。文庫の帯に『テレビドラマ化強くおススメします!』と書かれている。私もキャスティングをだれにしようかと妄想して楽しんだ。
ビブリア古書堂の事件手帖
扉子と不思議な客人たち
三上 延 メディアワークス文庫 扉子とは栞子と大輔の娘。本にまつわるエピソードを語る。本との関係から人との絆を深めていくことになる。
花だより
みおつくし料理帖特別巻
高田 郁 ハルキ文庫 みおつくし料理帖の後の話です。それぞれの人生、紆余曲折あっても、最後は収まるところにおさまり、幸せになってほっとする。
つかのまのこと 柴崎 友香 KADOKAWA 俳優 東出昌大をあてがきをした話。ある一軒の家に漂う幽霊の目線で語られる。本には彼(幽霊役)の写真が満載。何かを思い出そうとしているが思い出せないで、漂っている不思議な感じが話をとても合っていた。
稲作の起源を探る 藤原 宏志 岩波新書 古本屋で買った。20年前出版された本。稲作について基本が書かれている。しかし、登呂遺跡に関して平成に入ってからの再発掘の情報が入っていないので、それまで経過がわかった。
ほどよく距離を置きなさい 湯川 久子 サンマーク出版 90歳の現役弁護士が民事で関わってきた事例から、人付き合いの極意をわかりやすく書かれている。「正しいことは控えめに」「当たり前を言いたくなったら立ち止まる」「当たり前に囚われるな」などは普段の生活、人間関係にも通じていて、私も心に留めておきたい。
明治維新という過ち 原田 伊織 講談社文庫 副題は「日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト」という衝撃的なタイトルである。明治維新は明るい時代の幕開きだという歴史観がある。歴史ドラマも志士たちが主役である。私が明治維新に疑問を持ったことは、2つある。1つは後の太平洋戦争に何故突き進んでしまったのか?2つ目は明治維新期の廃仏毀釈である。幕末から明治維新からの混乱、欺瞞、悪意、勝者による官軍教育で嘘の歴史。疑問が少し解けた。
幻宮は漠野に誘う 篠原 悠希 角川文庫 主人公は密命を受けてまた女装で異国の後宮へいくことに。弱々しかった主人公がしたたかにたくましく成長していく。
プリニウスY ヤマザキマリ
とり・みき
新潮社 6巻を抜かして、先に7巻を買ってしまった。どうも話が合わないと思った。すっきりした。
毒物図鑑 文・監修 くられ
絵・まんが 姫川たけお
化学同人 生物毒、化学兵器、麻薬などの毒をかわいいキャラクターで説明してくれる。堅苦しくなくわかりやすい。擬人化されたキャラ図鑑は他にもあるので、みてみたい。
侠飯 5
嵐のペンション編
福澤 徹三 文春文庫 今回も自分探しのフリーターのバイトが彼らに出会うことで大きく成長していく。任侠とグルメのコラボで不思議な化学反応が生まれ、周りの人たちも巻き込んで解決している。今回も行動も言葉も本当に深くて格好いいと思う。
心霊探偵八雲
ANATHER FILES 嘆きの人形
神永 学 角川文庫 今回は別シリーズ「浮雲」が描かれた絵が出て、彼のおかげで助かったという話を知る八雲たち。浮雲の存在が八雲にとって、心の支えになるのだと思う。これは明るい方向ではないか。
贖罪の奏鳴曲 中山 七里 講談社文庫 悪辣弁護士の正体は?正義とはなにか。著者の別作品の登場人物たちと微妙な関係があるみたいで面白そう。
オリンピア・キュクロス ヤマザキマリ 集英社 今度は古代ギリシア人が東京オリンピックにタイムスリップ。内気な壺絵師見習いの青年が足の速いことを見込まれて、村同士の争いに巻き込まれる。何かの拍子に1964年の東京オリンピックにタイムスリップ。裸でマラソン会場に出現。「テルマエ・ロマエ」同様、奇想天外な発想が面白い。当時の東京の様子もうまく描かれている。
プリニウスZ ヤマザキ・マリ
とり・みき
新潮社 皇帝ネロの時代、ローマが大火事になる。ローマでは陰謀、権力闘争がうずまいている。プリニウスはピラミッドの中で危機一髪。ネロもプリニウスも大きな渦に巻き込まれていくような予感。
とりぱん23 とりのなん子 講談社 今回は猛禽類が庭に飛来。狩場と化す。狩る方も狩られる方にも均等な立場で書かれている。狩られる方に極端は肩入れもなく、自然に受け入れてる姿勢に共感。
看る力
アガワ流介護入門
阿川 佐和子
大塚 宣夫
文春新書 介護経験者の阿川佐和子と高齢者医療の第一人者との対談集。介護経験者なら「あるあるそうそう」と思ってしまうことがたくさん。反省もたくさん。私もこれから母との長期戦になろうかという介護の指針になると思う。母の所に行くときは読み返して、フラットな気持ちになりたい。姉にも本書を紹介した。
夜市 恒川 光太郎 角川文庫 ホラーとファンタジーの間のような作品。日常のちょっとした隙間にある異界に迷い込んでしまった恐怖。キャーッではなく、ぞぞぞっとくる怖さ。
オリジン 下 ダン・ブラウン 角川書店 コンピュータの相棒ともに謎解きをしていく。しかし、事件についてどんでん返しのような結論に達する。
 これからの宗教と科学の関係を「かぐわしき科学が暗き宗教を追い払い。輝ける宗教が栄える」「内省や創造性を奨励する明るく開放的な宗教」とあらわしている。
逢魔が時に会いましょう 荻原 浩 集英社文庫 もののけ探しに民族学者と就職できない女子大生がコンビを組んで珍道中。河童や天狗の謎解きも面白い。しかし、本当のもののけはどこかに隠れている。主人公の女子大生が自分の生き方を見つけていくのもポイント。
レアリアV後編 雪乃 紗衣 新潮文庫 時間と空間が交錯するので、わかりずらかった。魔法、呪いが支配して登場人物も読者も惑わす。
後宮に日輪は蝕す 篠原 悠希 角川文庫 後宮編の完結。難問を協力し合いながら、陰謀も解決。主人公も自分の成長と今後どうしていきたいかを模索する時期となる。
ベルサイユのばらJ〜M
エピソード編T〜W
池田 理代子 集英社 本編は私がリアルタイムで読んでいた作品。これらは平成の入ってから書かれた作品。本編の内容を繋ぐエピソード編。本編の始まる世界やその後の世界、サブキャラにも視点をすえて書かれている。最後のエピソードはフランス革命後の世界をロザリーの目線で書かれている。作家が納得のいく着地点になるらしい。4冊ともに読み応えがある。
後宮に月は満ちる 篠原 悠希 角川文庫 中華ファンタジー第二弾。医学を学んで問題を解決し、後宮の陰謀を暴いていく。
後宮に星を宿る 篠原 悠希 角川文庫 中華ファンタジー。先帝が死んで主人公の一族が殉死が決定。やっと逃れられて女装して後宮に入り込む。知恵と仲間で事件に立ち向かう。主人公が完璧でないことが歯がゆいけど、好感がわく。
レアリアV 前篇 雪乃 紗衣 新潮文庫 不思議な魔法世界にいざなわれて、主人公同様迷いながら読んでいる。
オリジン 上 ダン・ブラウン 角川書店 今回は未来学者とガウディの関係がこの作品の肝になると思う。(図書館で借りるので)下巻が楽しみだ。
遺跡発掘師は笑わない
君の街の宝物
桑原 水菜 角川文庫 今回はサイドストーリーである。子供時代の無量、忍、父、祖父の関係がわかって、おもしろかった。
バチカン奇跡調査官
ジェヴォーダンの鐘
藤木 稟 角川ホラー文庫 片田舎の軌跡を調査に行く。そこにはキリスト教以前の宗教、伝統があった。謎を解いていくと、自然現象の偶然と優しい嘘があった。
死に支度 瀬戸内 寂聴 講談社文庫 90歳過ぎても精力的に活動している著者が人生について、出家について、作品について、家族について語る。人生の最後にこんなに元気に明るく前向きに日々を過ごすことができるだろうか。
長いお別れ 中島 京子 文春文庫 認知症のことをアメリカでは「長いお別れ」という。少しずつ記憶を失って、ゆっくりゆっくり遠ざかって行くからそうだ。これは、認知症の父と妻、三人の娘達がすごしたお別れまでの10年間の話である。
 私も先日、父を亡くした。読んでいて、ある場面では『あるある』とうなづき、思い出して涙がでてきてしまった。
バチカン奇跡調査官
二十七頭の象
藤木 稟 角川ホラー文庫 話が3方向から展開しているので、わかりづらかった。今回は心理捜査官とローレンの活躍である。
神様ゲーム 麻耶 雄嵩 講談社文庫 初めは小学生の探偵物と思ったが、結構ダークな作品である。題名の「神様」というのがミソ。だんだん最悪な展開になる。
後宮の烏 白川 紺子 集英社オレンジ文庫 中華ファンタジー。久々にファンタジーを読んだ。烏妃と呼ばれる主人公と皇帝の微妙な関係にわくわくする。謎を解くにつれ、前王朝との関係も大きく関わっていく。
新版 國語元年 井上 ひさし 新潮文庫 明治に入って、話し言葉の統一の制定に命じられた官吏。周りの人(家族、使用人)が使う方言は10個も。これをどうまとめるか。右往左往する様子を戯曲化されている。あとがきには小松座で公演された配役が書かれていて、俳優を想像してセリフを読んでみると面白い。
江戸の家計簿 磯田 道史 監修 宝島社新書 江戸時代の給料、物の値段の紹介。これをふまえて時代劇を見ると面白いかも。
日本史のツボ 本郷 和人 文春新書 ツボは7つ。天皇、宗教、土地、軍事、地域、女性、経済。この7つを中心に歴史を学ぶと、仕組みがよくわかった。
雲上雲下 朝井 まかて 徳間書店 大人の昔話かな。昔話を楽しむ余裕がなければ、生活の潤いが無くなる。昔話の不思議を楽しむ余裕がほしい。
老衰死 NHKスペシャル取材班 講談社 副題は「大切な身内の穏やかな最後のために」である。NHKスペシャルで放送されたことをまとめた本である。父が寝たきりになった。姉がこの本を買って読んでいる。良い状態悪い状態を繰り返しながら、緩やかに衰えていく状態である。食べないから死ぬのではない。死ぬ準備をするので、自ずから食べる量が減り、そして食べなくなって、最後には眠るように最期を迎える。苦しまず最期を迎えてほしい。
古地図と地形図で楽しむ
東京の神社
荻窪 圭 光文社知恵の森文庫 今、東京の神社に行き、ご朱印をいただくのを楽しみにしている。この本を読んでいると地形との関係や神社の由来などもわかり、面白かった。意外に東京は地形が複雑である。ますます神社めぐりが面白くなった。
絶滅の人類史 更科 功 NHK出版新書 副題は『なぜ「私たち」が生き延びたのか』。私たち人間はホモ・サピエンスはもう私たちだけなのと、再認識する。それまでの人類も絶滅を繰り返してきた。そして、どうして生き残ったのか。なぜ絶滅したのか。いろいろな要因が合わさって、生き残りまたは絶滅したことがよくわかった。
人はなぜ戦うのか
考古学から見た戦争
松木 武彦 中公文庫 戦いの跡から日本人の戦い方の法則がわかる。外国では機力を大事にする。日本では人力を頼りにする。日露戦争の203高地や太平洋戦争の特攻隊に象徴されるように、まさに人の盾である。これは最近の戦争だけでなく、昔から日本人の考え方のようである。海に囲まれた島国であることも起因するらしい。
「司馬遼太郎」で学ぶ
     日本史
磯田 道史 NHK出版新書 NHKの番組「100分de名著」からの描き下ろしである。一番興味を持ったのは、「鬼胎の時代」・・・昭和前期。日本がどうしてあの無謀な戦争に向かったのか?向かわせたのか?それは、日露戦争に勝った時から。順序を追って説明してくれているので、とてもわかりやすかった。司馬遼太郎が今生きていたら、どういう小説を書いただろうか。
ぼくには数字が
風景に見える
ダニエル・タメット
古屋 美登里 訳
講談社文庫 自閉症スペクトラム障害であり、アスペルガー症候群である著者が自ら明かす青年の半生記。著者は数字に色や感情や動きを感じる共感覚者である。そして、いくつもの言語を操る力を持つ。しかし、相手の感情が分からない。子供時代は人になじめず殻に閉じこもっていたが、大人になるにつれ、人と違うことを認めつつ、他人を思いやることができてくる。ご両親や友人たちの何気ない対応も素晴らしいと思った。
がん消滅の罠
完全完解の謎
岩木 一麻 宝島社文庫 医療ミステリー。難しい医療トリックをわかりやすく説明してくれるが、またその後にもトリックが隠されている。そして最後に大どんでん返し。最近、ドラマ化されたが設定が違っていた。しょうがないとはいえるが、原作の方がおもしろかった。
人生100年時代の
老いない食事
藤田 紘一郎 フォレスト出版 年を取ってからの食事は粗食ではなく、ステーキを週2度食べるのが良いという説。もちろん、肉だけでなく食物繊維のあるものを食べることが良いこと。年取ってから肉をちゃんと食べている元気なお年寄りをテレビなどでみる。確かに自分の両親を見ていると肉を食べている母の方が免疫が高いように感じる。
あきない世傳 金と銀5
転流編
高田 郁 時代小説文庫 ジェットコースターのような人生。今回も良いことも悪いこともやってくる。副題の「転流」の意味が感じ取れる。また次回が楽しみである。
老人の取扱説明書 平松 類 SB新書 老人の困った行動は認知症でも性格でもない。高齢者を多く診てきた眼科医がその行動のメカニズムを解き明かす。老化の正体を示し、周りの人が間違えやすい対応、そして正しい対応を示している。そして、自分がならないようにする予防対策、なってしまった時の対応も書かれている。老両親の対応に併せて自分への指針になると思った。
鹿の王4 上橋 菜穂子 角川文庫 シリーズ完結編。題名の「鹿の王」の意味が明かされる。大きな陰謀を打開するために決断する主人公。最後に希望が見えるのがうれしい。
スタンフォード式
最高の睡眠
西野 精治 サンマーク出版 いろいろテレビの情報番組でも紹介されいる。その本を寝る前に読んでいたが、そのことは良い睡眠としては間違っていた。良い睡眠は日中の覚醒が重要である。
鹿の王3 上橋 菜穂子 角川文庫 同じシリーズの第3弾。ようやく2人の主役が出会う。
神様の裏の顔 藤崎 翔 角川文庫 人格者と言われた元校長先生が突然亡くなった。お通夜の出席者による証言。そこで次々出てくる殺人やストーカー疑惑。最後にはどんでん返しが用意されていた。おもしろかった。
君たちはどう生きるか 吉野 源三郎 マガジンハウス 話題の本なので、読んでみた。若い時に読みたかった。そして、その年頃に娘達にも読ませたかったと思った。
ヘンテコノミクス 原作 佐藤雅彦、菅俊一
画 高橋秀明
マガジンハウス 行動経済学まんが。人間の行動にはわけがある。その中に経済学の真実が分かりやすく伝えられている。
ギガタウン
漫符図譜
こうの 史代 朝日新聞出版 鳥獣戯画をりすぺくとした作者が現代によみがえらせた動物たちの4コマ漫画。漫符図譜はマンガに使われる「♪」「$」などのマークである。4コマ漫画を通して、この解説が書かれている。
60代から簡単に
頭を鍛える法
高島 徹治 知性生きかた文庫 ちょっと気になる年齢になりました。覚えるヒントに付箋を利用するというアイディアは真似できる。忘れてももう一度覚えればいいのだ。
鹿の王2 上橋 菜穂子 角川文庫 同じシリーズの第2弾。謎の病の正体を探るべく、動き出した医術師。奥底に征服した民とされる側の民の確執が見え隠れする。
政と源 三浦 しをん 集英社文庫 70年にわたる幼馴染の政と源。性格は正反対、暮らしぶりも違うが、若い弟子のために悪戦苦闘。政の目線から見た家族や夫婦のあり方がちょっとせつない。しかし、最後にはほっこりする。
日本史の内幕 磯田 道史 中公新書 戦国から明治維新、近代史の謎をを古文書から読み解く。今まで歴史の常識だと思われてきたことがひとつの古文書が出てきて、謎がひるがえされる。教科書に出てきていない話が面白く興味がわく。
吉本興業を創った人々 堀江 誠二 PHP文庫 今、朝ドラ「わろてんか」の実際の世界を書かれている。ドラマとは違う部分もかなりある。
殺生伝2
蒼天の闘い
神永 学 幻冬舎文庫 お互いの思惑を隠しながら、旅を続ける。その苦闘の中から登場人物が成長したり、変化したりする。続きは気になる。



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