読書記録(2025年)


2025に読んだ(読み終わった)本を紹介します。
最近読み終わった本が上に書かれています。 



  本の名前 作者 出版社 感 想
19 ショートケーキ 坂木 司 文春文庫 「ショートケーキ」をめぐるオムニバス形式のお話である。ショートケーキは小さな幸せを紡いでいく。この著者の作品はどれも優しい気持ちにさせてくれる。少し不器用な登場人物が悩みつつ頑張っていく姿に共感する。
18 決定版
女人源氏物語二
瀬戸内寂聴 集英社文庫 二巻は朧月夜から初瀬まで。前半部分のヤマ場である。女人の悲しみ、苦悩を感じた。。
17 東京俳句散歩 吉行 和子
冨士 真奈美
知恵の森文庫 東京各地を吟行するという設定である。吟行ガイドは編集部が書き、お二人のエッセイと俳句、対談がある。わたしが若い時やコロナ前に行ったところがいっぱい載っていた。約20年前の本である。今はないところもあるかもしれない。懐かしい東京の様子である。私も詠んでみたいと思った。
16 短歌と俳句の
五十番勝負
穂村 弘
堀本 祐樹
新潮文庫 以前、図書館から借りて読んだのだが、手元に置いてじっくり読もうと思ったので、購入した。いろいろな人からお題をいただき詠んでいくという異種格闘技的な本である。お題も「挿入」とか「謀反」とかその言葉を直接使うことで、作りやすいものでない。読んでいると、自分の想像力が書きたてられた。
15 生き物が老いるということ 稲垣 栄洋 中公新書ラクレ 副題に「死と長寿の進化論」とある。著者の本はとても読みやすい。専門書ではなく一般人でもわかりやすく端的に書かれている文章である。生物学や進化論ではなく、哲学書のような生き方を示唆するような本である。普通の生き物たちは繁殖ができなくなると老いて死を迎える。しかし、そうではなく、繁殖機能がなくなっても生き続けるのは,「ヒト」「シャチ」「ゴンドウクジラ」だけだそうだ。おばあちゃんが子ども(孫)の面倒と見たりする。特にシャチのおばあちゃんは群れの中心にいて司令塔的に活躍する。そして知恵を群れに伝えていくそうだ。
14 新章 神様のカルテ 夏川 草介 小学館 主人公の一止は結婚して、一女をもうけた。そして大学病院勤務になる。大学のしがらみにガイドラインに思うように治療ができないというジレンマ。大学病で研究者であり、臨床医との間に苦労する。患者さんのためを芯にしている。そして、いざというときの言葉が心を打つ。
13 黒猫の小夜曲 知念 実希人 光文社文庫 「死神」シリーズ。この世をさ迷う地縛霊の未練を解決して、霊を天に送る。今度は黒猫になって、事件を解決に導く。前作のゴールデンレトリバーの死神も登場して、協力して解決していく。
12 陰陽師 烏天狗ノ巻 夢枕 獏 文藝春秋 安定の面白さ。いろいろな言い伝えから題材とっている。
11 名探偵じゃなくても 小西 マサテル 宝島社 レビー小体型認知症の祖父が難問題を解決する。その中で主人公の母を殺して、主人公をストーカーしていた男が登場。完全に逮捕解決をする。
10 寂聴つれづれ草子 瀬戸内寂聴 朝日新聞社 1991年に出版されたもので寂聴さんが70歳代に書かれたものである。始め徒然草は面白くなかったと書かれている。その後大人になって読み返すと面白く魅力を感じ、親しみを感じると書いている。徒然草の寂聴風解説書として読むと面白い。
騙る 黒川 博行 文春文庫 古美術業界を舞台に人を欺こうとする。貴重なものに安く買いたたいて儲けようとしたり、安物を売りつけたりする。結構驚かされる作品であった。
アウトロー俳句 北大路 翼 編 河出書房新社 新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」のアンソロジー。歓楽街の住人の本音の言葉が紡がれている。有季定型ではない句が多い。内容は「?!」というのもあるので、刺激的である。
富士山で俳句教室 堀本 祐樹 角川文庫 句友から紹介された本である。亡き主宰の句も載っている。富士山の句の紹介のほか、俳句のイロハも教えてくれる。図書館で借りたが、買って手元に置いて読み返したいと思った。
ことばの歳時記 山本 健吉 角川ソフィア文庫 季節の言葉、季語は日本の風土に根付いた言葉であると再発見できる。季語を使いこなすには、まだまだ難しい。
現代俳句V 島村 正 「現代俳句V発行所」 亡き主宰の最後の本である。エッセイもあり、先達の俳句の紹介、主宰の俳句と圧倒さる本であった。
古池に
飛びこんだのは
なにガエル?
稲垣栄洋 辰巳出版 副題に「短歌と俳句に暮らす生き物の不思議」とある。俳句にも多くの生き物が登場する。昔ほど今は生き物にとって生きづらい世の中なのか。昔も虫など違う虫と誤解されて詠まれていることもある。生態と相反するように詠まれていることもあり、興味深い。
赤ずきん、
アラビアンナイトで死体と出会う。
青柳碧人 双葉社 「赤ずきんちゃんシリーズ」の最新版。アラビアンナイト自体も奇想天外な何でもありの話だが、赤ずきんちゃんと合体させるとより一層ミステリーがパワーアップして展開する。
蔦屋 谷津矢車 文春文庫 今年の大河ドラマの主役蔦屋重三郎。ドラマとは細かいディテールが違うのかもしれない。単行本は10年前に刊行されて、文庫化に当たって改稿されたらしい。
香君4
遥かな道
上橋菜穂子 文春文庫 新しき香君の誕生である。王様も動かして国の仕組みも変えていく。



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