読書記録(2025年)


2025に読んだ(読み終わった)本を紹介します。
最近読み終わった本が上に書かれています。 



  本の名前 作者 出版社 感 想
10 寂聴つれづれ草子 瀬戸内寂聴 朝日新聞社 1991年に出版されたもので寂聴さんが70歳代に書かれたものである。始め徒然草は面白くなかったと書かれている。その後大人になって読み返すと面白く魅力を感じ、親しみを感じると書いている。徒然草の寂聴風解説書として読むと面白い。
騙る 黒川 博行 文春文庫 古美術業界を舞台に人を欺こうとする。貴重なものに安く買いたたいて儲けようとしたり、安物を売りつけたりする。結構驚かされる作品であった。
アウトロー俳句 北大路 翼 編 河出書房新社 新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」のアンソロジー。歓楽街の住人の本音の言葉が紡がれている。有季定型ではない句が多い。内容は「?!」というのもあるので、刺激的である。
富士山で俳句教室 堀本 祐樹 角川文庫 句友から紹介された本である。亡き主宰の句も載っている。富士山の句の紹介のほか、俳句のイロハも教えてくれる。図書館で借りたが、買って手元に置いて読み返したいと思った。
ことばの歳時記 山本 健吉 角川ソフィア文庫 季節の言葉、季語は日本の風土に根付いた言葉であると再発見できる。季語を使いこなすには、まだまだ難しい。
現代俳句V 島村 正 「現代俳句V発行所」 亡き主宰の最後の本である。エッセイもあり、先達の俳句の紹介、主宰の俳句と圧倒さる本であった。
古池に
飛びこんだのは
なにガエル?
稲垣栄洋 辰巳出版 副題に「短歌と俳句に暮らす生き物の不思議」とある。俳句にも多くの生き物が登場する。昔ほど今は生き物にとって生きづらい世の中なのか。昔も虫など違う虫と誤解されて詠まれていることもある。生態と相反するように詠まれていることもあり、興味深い。
赤ずきん、
アラビアンナイトで死体と出会う。
青柳碧人 双葉社 「赤ずきんちゃんシリーズ」の最新版。アラビアンナイト自体も奇想天外な何でもありの話だが、赤ずきんちゃんと合体させるとより一層ミステリーがパワーアップして展開する。
蔦屋 谷津矢車 文春文庫 今年の大河ドラマの主役蔦屋重三郎。ドラマとは細かいディテールが違うのかもしれない。単行本は10年前に刊行されて、文庫化に当たって改稿されたらしい。
香君4
遥かな道
上橋菜穂子 文春文庫 新しき香君の誕生である。王様も動かして国の仕組みも変えていく。



home home