こーた純正アーシングキットについて

巷で、ちょっと前にはやった、アーシングキットについて自作してみました。

車種はAX−7アルシオーネ専用品です。

まず電線ですが、選定に悩みました。基本的には

耐熱性があること

芯線が細く柔らかいもの

振動性に優れているもの

断面積が5.5スケア程度あるもの

これらを全部クリアしていないと、取り付け後なんらかの支障が出ると思われます。

最終的に、電材屋との相談後、HKIVという電線が見つかりました。

三ツ星というメーカーの物ですが、電設分電盤の内部配線で多く使われている電線です。

通常良く使われている電線よりも耐熱性に優れ、芯線の一本一本が細く、そのため振動に

強く、加えて電線サイズが豊富にありかつ値段もあまり高くないという、優れた電線が見つかりました。

次に、アーシングといっても効果的な場所にアースを落とさなければ、効果は期待できないんで

取り付け位置の選定にあります。

当然、EGI関係のコンピューター、センサー類、点火系、スターター系などが考えられますが

やはり、効果的なのはEGIセンサー類だと考え、そこに重点的にアースを落としてみました。

まず、一番短い配線はボディ向かって右側のライトの後ろ側です。

ここには、さまざまなアースが来ていますがマイナス端子からの直の線はありません。

大元もアースは、シリンダーヘッドから取っています。

効果のあるところとしては、以下になります。

・エアサスプレッシャSW

・ドアロック

・インパネハーネスの各SW

・イグニッションリレー

・ブロアリレー

・シガーライター

・ワイパセレクトSW

・モードコントロールSW

・コンビネーションメーター

次に短い線は、インマニ下のパワステオイルタンクの後ろでひっそりと

純正アースを取っている場所です。

これは、ウオータージャケットの位置になるんですが、EGIに必要不可欠な

データとして、水温が上げられます。

この位置のアースを増強する事によって水温センサーの働きを間違いのない物に出来ます。

次に短い線は、ボンネットの一番奥の方、レオーネでいえばちょうどスペアタイヤ

のある真下の位置になります。

場所としては、エンジンマウントのブラケットの下のボルトで、純正のちょろっこいアース

が着いています。それに友締めします。

ここの効果としては、エンジンブロックとミッションハウジングのアース増強になります。

当然、点火系のアース、各センサ類も変わってきます。

次に短い線は、スロットルボデーにつなぎます。

ミッションマウントにつけた線よりも、ちょっと長い方の線です。

ここは、スロットルボデーの取り付け部(配管根元)の取り付けボルトを1度緩めて

から、スロットルボデーととも締めします。

ここの効果としては、スロットルセンサーのアース増強です。

ガスケット関係ではさまれている物には、アースを直接取ってやると効果的らしいです。

最後に一番長い線は、トランクの中にあるCPUへつなぎましょう。

エンジンルームから内部への配線用ドレンは、タービンとブレーキオイルタンクの

すぐ後ろのドレンを使うと作業が楽でした。

当然、後ろに行けばいくほどボディアースは弱くなりますんで、CPUの足に直接取り付けてみてください。

以上で、オリジナルアーシングシステムの解説を終わります。

簡単に書きましたが、実際簡単です。

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