第4話 チキンハム

 

 僕は毎日弁当持参で仕事に行く。会社の周りにはコンビニやラーメン屋などは無くは無いのだが、学生から独身時代にコンビに弁当を食べ尽くした、昼食に外に出るのが面倒、仕事柄店の無い山奥に行くことが多い等の理由から弁当は必携である。以前は普通の箱型弁当箱だったが、真冬に暖かいのが食べたくて保温式の弁当箱に変えてからはもっぱらこれを愛用している。

 しかし、妻には毎日の弁当はなかなかの負担だそうだ。現在育児休暇中の妻は、早朝から泣き叫ぶ子供と格闘し、寝ぼけた僕の尻をたたきながら毎日朝食と弁当の支度をしている。さらにこの保温式弁当箱、大きくてたくさん入るので毎日のメニューを考えるのが大変、味噌汁まで入るので朝食がパンのときは余分に作らなくてはならない等、なかなか大変だ。

 弁当のおかずは「早く・おいしく・傷まない」が基本であるが、マンネリ化しやすく、冷凍食品に頼りがちになる。そんな弁当のおかずの一品に簡単に出来る「チキンハム」を紹介しよう。ある時TV番組で電子レンジで簡単に出来る料理を紹介をしており、作ってみたらなかなかいけたので、たまに僕の弁当にも入っている。弁当メニューで頭の痛い奥様方へ、一度お試しあれ。

簡単チキンハム

材料

鶏もも肉…1枚  塩・コショウ…適量  お酒…少々  (あればパセリ…少々)

作り方

  1. 鶏もも肉のスジを取り除き、フォークで肉の表面に破裂しないよう穴をあけておく。

  2. 包丁で薄く広げ、肉の表と裏(両面)に塩、コショウ、お酒、(パセリ)を軽くふる(写真@)。

  3. これをハムのように筒状に、皮面を下にして巻き、ラップにくるみ両端は止めずに耐熱皿に乗せて、電子レンジ(500W)で5分30秒(写真A)。

  4. ラップをしたまま冷蔵庫で1時間冷やせば完成(写真B)。(氷水に漬けた場合/30〜40分。冷やす時の目安:鶏肉のゼラチン質が固まれば出来上がり)

●急速な加熱で肉汁を一気に出させ、ハム状に固めてしまう。

(前の日に作って冷蔵庫に入れておけば、朝は切って弁当につめるだけ!)

注意:使用するラップは耐熱性の高いもの(140度ぐらい)を使用してください。

(発掘!あるある大辞典より)


写真@


写真A


写真B

 (2000/6/18)