「 旅立ち 」
人は、生まれてから亡くなるまで、数回にわたり「旅立ち」が有ると考えます。
「旅立ち」は、自分が今まで居た環境からの脱皮であり、独立して行く過程でおこります。
今回の「おやじの独り言」では、私の中での「旅立ち」を紹介しながら、皆さんに問いかけたいと思います。
もし、現在、ここに書かれたことに遭遇している方がいれば、「これは旅立ちの過程」と理解し、自分の
環境と比較し参考にして下さい。 きっと良い方向が生まれると考えます。
但し、「旅立ち」は、人により環境が異なりますので、人それぞれに違う「旅立ち」の形があると思います。
( Last Update 1998/10/25 )
( 文章が長いのでキャッシュに保存し、読まれる事を進めます。)
「旅立ち その1」 反抗期 ( 中学生〜高校の間におこります )
両親が自分に対しての干渉が強くなつたと、何事についてもうるさく感じ「何でこんなに干渉するのだ」といやになることが
多くなります。これは、今まで両親の環境の中で暮らしてきており、その環境の中から脱皮する為の過程で、もっと
良い環境があると錯覚しておこります。
自分の言うことを聞いてくれる人を良い人だと考え行動しますので、友人の選択もこの時点で決まってきます。
友人の選択で良くも悪くもなり、考え方の殆が決まってしまうと言っても過言でないでしよう。大切な時期です。
あまり干渉せず、今までどうりの環境を与えておくことが必要になります。
「 旅立ち その2 」 大学入学、就職等で育ってきた環境を離れる
大学に入学する、就職などで今まで両親と住んでいた環境より離れ独立する時が有ります。 この時点で、「旅立ち」を
しますが、今まで、座れば食事が出てきて、洗濯も、掃除も誰かがやってくれる、ごく自然、当たり前の事で有った
ものが、突然、、これら全てを自分でやる必要がでてきて、誰もやってくれない事に気がつきます。 「旅立ち」の辛さが
身にしみて分かり両親が自分にしてくれた事を少し理解するようになります。
一人で色々な事を考え、行動していく事が始まります。 また、夢にまで見ていた異なる環境での生活が、見事に崩れ
自分の考えの甘さが分かるように成ります。
もし、このような環境(家から離れる)で無い人には、是非、一人で考えることができる環境を作るべきだと考え、
「旅立ち」お勧めします。
男は特に!! 最近は、女性も甘えて育てられているので自分一人で考える機会をこの時に!と思います。
「旅立ち その3 」 結婚
人はある年代になると結婚しますが、その時点で自分に合った環境を作る為、今までの環境から「旅立ち」をします。
特に女性は異なる環境が二つ(夫との環境、夫の両親との環境)出来ることになり、とても不安で自信が無くなりがちです。
環境が変わる時、旦那様がどれだけ面倒を見るかによって、その環境に染まる度合いが決まるような気がします。
また、お付き合いの時と性格まで変わってしまう人たちが多く、そんなはずでは無かったと、ここでも夢と現実が異なることを
感じる事が多くあります。 「成田離婚」等がそれだと思いますが、よく人間性を見ていない結果起こるものだと考えます。
結婚での「旅立ち」は、よく相手、他の環境を見て旅立つ事です。 離婚なんて非人間的な行為です。
「 旅立ち その4 」 子供達との別れ
結婚、就職等で親が子供と別れる時が来ます。 これは、 寂しくも有り、嬉しいことでもあります。
子供が立派まで行かなくても、それなりに成長し自分一人で生活し違った環境に入っていくありさまを見て、
感じる事は多くあります。
やっとここまで育ってきたか。。(嬉しい気持ち) これから大丈夫か。。なんて余計な心配をしたりするものです。
遠く離れて生活している人は、電話でもして上げて下さい。 きっと喜びます。
今まで、子供を育て上げる為に一生懸命だった両親は、これから子供がいなく成り夫婦で仲良く。。なんて考えるのも
この時点だと思います。
こんな時、自分の今までをふと振り返り、お互いに理解が無かった。。と離婚する熟年夫婦が多くなっています。
私も「永い間お世話になりました」なんて言われないようにしなくては。。。
「 旅立ち その5 」 死別
この「旅立ち」は悲しいけれど、人間である以上必ず迎える「旅立ち」です。
私は、亡くなる直前で「私の人生には色々有ったけど。。とても良い人生で有った」と思える人生で有りたいと
常に思っています。 どんなに金持ちでも、偉い人でも亡くなるときに、寂しく、悪ければ、その人は生まれて
きた価値がありません。
どんなに悪い環境でもやがては良くなるし、良い環境にいても悪いことが起こるかも分からない。。
大切なのは、今を精いっぱい生きているか。。と言うことだと思います。 悔いの有る事を残してはいないか。。
人にはしっかり尽くしているか。。等も大事な事です。
これからも「 真面目なおやじ 」は、何事も精いっぱいやり、生きていきたいと考えています。