●その他の方々の意見●
その他の投稿1 交通安全・病理医 宮沢氏の意見:
うーん、第一、第二東名なるものを建設する意義があるのでしょうか?クルマ社会をこのまま突っ走らせることになるのではないでしょうか?環境破壊といえばそうですし、モーダルシフトという観点からも、私は反対ですね。カートランスポーターとしての鉄道など、他の交通機関にシフトするよう、国全体が考え直すべきです。
その他の投稿2 メールフレンドの◆◆さんの意見:
確かに今度作るのなら、第三東名がいらないように、との配慮もあるでしょうが、どこまで車が増えるのか、の問題もあると思います。サービスエリアも車の数に比例して、当然巨大化してくるだろうし、そこには山間地の村おこしとか、就業の場を提供するとか言う理由もあるでしょう。それで理解を得ている部分もあったりして、両方の利益になるようにということでしょう。日本の自然保護とか、環境影響調査というのは、まず、開発ありきのお粗末なもので、情けないくらいです。ドイツあたりの空港建設なんかもう徹底して、小さい生物も地球に一緒に生きていて、粗末にしてはいけないんだ、という思いをのを感じます。日本の倫理とか、輪廻転生とか、どこへ吹っ飛んでしまったのでしょう。あとトラックの問題ですが、こんなに増えたのは規制緩和で、運送業が認められてからですよね。おかげで、安く早く、物が動くようになりましたよね。便利なんだけど、その一方で、排ガス・騒音などとともに積み荷のに崩れや積載オーバーによる不幸な事故があとを絶たないですね。トラックにしても高速にしても問題は、我々がどんな生活を望んでいるのか、ということにつきると思います。道路を広くしてもっと流通を良くしろと言う方もいるでしょうし、そんなに作ってどうするのという方もいるでしょう。少し我慢しても小さい社会で良いよと言うのか、税金いくらでも払うからもっと便利にしろよと言うのか、(おそらく造れという方でも税金倍になるといわれたら考えるでしょう。)
私の答えは少し違います。それは電気自動車をテーマにしていることで想像付くと思います。今日本がというより世界が直面している問題、地球温暖化があります。今のままでは、五十年後人類が生きていられるかどうか分からないです。ほんとはそのくらい深刻なのです。なぜここへ来て、トヨタが、ハイブリッドやら電気自動車やらを矢継ぎ早に発表し、販売するといいだしたのか、もうメーカートップは分かっているのです。
石油メーカーによる電気自動車のレースも国内で開催されています。先日ある会合である方が、こんな事を話されました。それはある自動車メーカーのトップの方が、「孫に責任のとれないことしちゃったよ」と彼につぶやいたというものです。
ヨーロッパの酸性雨の被害の深刻さは数年前から伝えられています。氷河が解け出す映像はショッキングすぎて現実感がないほどでした。京都の会議では削減目標15パーセントを提示しているのに対し、日本は5パーセント。今日9/11付け静岡新聞の夕刊には1990年レベルまでしか戻せないなどと、情けないニュースが載ってました。やる気がない。最初からあきらめて、出来るはずがない。子供達、孫達に未来を残す気がないとしか思えないです。
僕の提案それは高速道路に電気自動車の充電施設を。騒音公害も排ガス公害もクリアできます。パーキングではアイドリングストップを。そのために必要な仮眠施設等ならたくさん作って欲しいです。現状でも不足してますし。子供達に残してやるのは「便利な社会」だけではないはずです。そして、企業や役人は「経済効果」の為に動けなくなっている。だからこれからは一人一人がやらなきゃならないのです。EVクラブは技術的な興味はもちろん、このような主旨もあります。
その他の投稿3 さらにメールフレンドの◆◆さんの意見:
ドイツという国は凄いですよね。実名入りで、車の衝突実験を公表したり。物事への取り組む際の考え方が日本人とは基本的に違いますね。そしてそれがお役所主導でやっているのではなく、民間の組合だったりするところがまたすごい。
8/30日の経済新聞社説にこんなのがありました。
「ドイツの電力会社で、太陽光や風力水利欲で起こしたきれいな電力を希望者に供給。環境料金というのを上乗せして、従来の二倍の値段で販売。送電線が別なわけではないので、精神的な満足感が得られるというもの。昨年七月のサービス開始から一年間で一万一千件の申し込みがあった。」
たとえ高い電力でもそれが良い物なら進んで使おう。そういう考え方を持った人がいる。不思議なことです。(EV製作にも似たようなところがあります。凄い持ち出しですから。)環境に良い物に環境料金を上乗せするのは逆じゃないのかと思うのは僕だけではないようで、ドイツでも環境保護派から声が挙がったそうです。確かに火力や原子力などの電力に上乗せするという方が当たり前のような気もします。二酸化炭素の問題でも、炭素税が考えられていますし、必要経費を上乗せというのは一見当たり前のようです。でもそれで問題が解決するのでしょうか。金払えばいいんだ、という考え方が一番こわい。間違いだらけの環境対策になってしまいます。前回書いた9/11づけニュースの最後に「引き続き産業界と協議をする。」と有りがっくりしました。なぜ国民に問いかけないのか。LEVだろうと、GDIだろうとそれをたくさん作ってがんがん乗り回したらなんの問題解決にもならない。官僚は未だ国民不在で物事を進めようとしています。相変わらず、国民を馬鹿にしているのでしょう。これでは絶対明るい未来など無いと思います。それは環境問題ももちろん、インフラ整備や他の問題にしても。
そして国民ももう少し積極的にいろんな問題を考える。ただし、相手を論破してやろうとか、俺が正しいとがじゃなく、あくまでみんなで考えて、良い方向を見いだそうというんじゃないといけない。それじゃないと単なる水掛け論で平行線のまま答えなんかでない。私が正しい、ではなく、私はこう思うがどうだろう、でないと論議ではないと思うんです。でも、議論する、という根本が日本にはないし、教育の場でもなされていないんで、すぐ感情的になってしまう。難しいです。発言するほうも本当は凄く勉強してないと、自己弁護やら地域エゴみたいになっちゃうし。
賛成派、反対派はあっても良いけど、あくまで相手を尊重していないと・・・。はたして県政モニターの担当者も参加者もどこまでそのことを心得ているかですよね。でないと悲惨なことになるでしょう。車に対する賛成反対は車による害とも絡んでいます。一方でみんな車に乗って便利な生活しているし、なけりゃこまる。遊びに行って渋滞は嫌だ。
正直言って、中部横断自動車道が出来れば、スキーももっと遠くまでいけるし、好きな八ヶ岳周辺へももっと楽になるなぁと期待してます。52号沿いの住人にも迷惑かけなくて済むし。一方であっと言う間に着いちゃうのは、ほんの少しでもある地域との触れあいもなくなってつまらない気もします。この町はどんな町だろう、調べて一回遊びに来てみたいね、といった会話も、このまち 町興ししてるな、という町の変化も気づかずに過ぎてしまうのもつまらないです。
ほんとは確固たる賛成派とか、反対派というのは言えないような気もします。みんな色々な恩恵や害を直接・間接的に受けているはずだから。
前回も書いたように、問題はどこまで必要なのか、どこまで我慢する事ができるのか、でしょう。持続可能な社会をめざして行かなくちゃいけない。しかし環境問題に対する日本人の意識があまりに低い。(95年の朝日新聞の記事で人類存続の危機に関して、極めて不安であるという解答が、中南米61%西欧%日本を除くアジア55%日本はたったの30%だった。)大きな危険があるという事、企業レベルだけではまかなえない問題であることの認識が、これからの車社会を考える上で、非常に重要なんだと思います。そしていつ誰がその事実を公にするのかです。
ドイツが鉄道を使う方向になっているのも危機意識が高いからです。当然でしょう、ヨーロッパは酸性雨被害一つとってもとてもひどい。生命が住めない湖が現実に存在しているのですから。
>自分のHPにもコーナーを設けるつもりです。鈴木さん、よろしければメールの文章を転載させて下さい。
こういった問題は簡単にすると誤解も生じますし、難しいです。メールの転載OKです。
果たしてほんの数世代後に人類の危機が迫りあると信じる人は何名いるでしようか。そのことに関してはもっとしっかりとした裏付けの文が必要ですね。
その他の投稿4 アルシュ:
日本の渚がどんどん消えていっている。「日本の渚・百撰」なんてのがあります。近場だと沼津市の東郷海岸、でも砂浜の手前は堤防なんだけどなぁ。磯場以外は渚なんだから、四半世紀前はそんなの珍しいものでも何でもなかった。
名古屋のゴミの埋め立てが後3年で一杯になるので、藤前干潟を埋め立てよう。この議決を知った名古屋市民が反対運動を始めて市側と真っ向から対決しているそうです。あの辺は長良川の河口堰もごり押しでつくられてしまいましたからね。
諌早湾の干拓工事で干潟の3分の2が干上がった。これも住民の猛反対がありましたね。20年も30年も前の米増産のための計画が、必要なくなった今でも引き返すことが出来ず工事は止められなかった。日本の干潟の減少は国際条約さえも守れなくなりつつある。
環境庁の「生物多様性化計画」というものがあるそうです。どんな生き物も食物連鎖で生きているので出来るだけどんな小動物も保護し、自然を守っていこうというものです。エゴを持った自治体にどうやら空回りばかりしています。
公共もそうですが市民の意識も低い。
富士山の植生がオフロード車に踏みつぶされる。5合目付近は乗り入れ規制区域であるにも関わらずバイクや急坂を駆け上がる四駆が後を立たないそうです。
遠州灘では進入禁止のポールまでひっこぬいて入り込むオフロード車のわだち跡により、孵化して海に向かう生まれたばかりのウミガメがこのわだちを乗り越えられずに死んでいく。ただでさえ渚が姿をどんどん消しているというのに・・・。報道があっても繰り返されていましたね。
ドイツのように黒い森が酸性雨でなくなってせっぱ詰まっても、日本は便利さを求めて変わることはないでしょうね。とすると、学校での心の教育にも自然環境の保全教育も施す必要があります。でも、ここまで自然を壊した大人たちが、教えられる道理はありませんね。
みなさんご存じの通り三遠南信・中部横断・伊豆縦貫の3つの自動車道も建設が予定されている。三遠南信・中部横断が出来ればスキーに行くのに楽になる、伊豆縦貫が完成すれば下田の白浜に行くのに楽になる。でも造るとなると例えば天城の森を傷つけることになる。少しでも守ろうと計画すると、第二東名のように120mにもおよぶ高さの高架橋が出現する。こんな狂気の橋桁はひとつ造るだけでも何十億もかかるんでしょうね。もう十分便利です、私なら後世に自然を残せるよういい加減でがまんします。
いまでは直接第二東名・名神まぼろし化計画のホームページのモーダルシフトを薦める会@藤田さんとメール交換をしています。今度はそのやり取りです。
その他の投稿5 アルシュ:
実は第2東名のパンフレットをみて随分贅沢なつくりをするもんだなーと思って、自分は交通安全のHPを持っているのでそこへ持論を書き込みました。モーダルシフトという言葉どころか実際に提言され、ドイツで実行に移されてるなんてことも知らずに、トラック輸送を鉄路での輸送に出来るだけ切り替えるよう提言していました。以下の文章です。
文章略
とまあこんな程度で、実際に説得できる数値等は調べが足りずに掲載していました。そんな折、1年間参加している静岡県の県政モニターで「モニターサロン」というネット会議室がスタートしていの一番で上記の文章を流し込みました。結果はいきなりの激論の応酬!建設反対意見もあれば賛成もありです。私は「4車線で賛成」という立場をとってきましたが、貴サイトを発見して俄然「まぼろし化派」に鞍替えしました。貴サイトの記述事項はそのままでないとしても、要約してモニターサロンに流しました。また、宣伝もいたしました。
その他の投稿6 モーダルシフトを薦める会 藤田さん:
日本ではまだモーダルシフトという言葉はあまり知られていません。ですからあなたが知らなかったのも無理はないと思います。試しにヤフーで「モーダルシフト」を検索してみて下さい。きっとまぼろし化計画しか出てこないと思います。(最近見てないので増えてたりして・だといいな)
ところでサービスエリアの情報はどこから仕入れたのでしょうか。鞍替え派も大歓迎です。そちらには良い議論の場があってうらやましいです。どの様にして当サイトをお知りになりましたか、教えて下さい。静岡県内では反対運動などは無いのでしょうか。そちらの新聞の情報、特に県内版などで第二東名情報がありましたら知らせて下さい。
その他の投稿6 アルシュ:
> ところでサービスエリアの情報はどこから仕入れたのでしょうか。
静岡県の第二東名のPRパンフです。現在手元にはありませんが、かなり広大な敷地に5階建てくらいの建物がイラストとして描かれています。ちゃんと「サービスエリアがひとつのテーマパーク並の規模と機能を有するようにする」と書かれていました。これには怒りさえ感じましたね。まあこれが元で私は疑問を感じはじめたんです。
> 鞍替え派も大歓迎です。そちらには良い議論の場があってうらやましいです。
> 静岡県内では反対運動などは無いのでしょうか。そちらの新聞の情報、特に
>県内版などで第二東名情報がありましたら知らせて下さい。
そうですねぇ、このことに関心を持つようになってから1ヶ月くらいになりますが新聞にはまるで書かれてませんね。そのまえもあまり記憶にありません。静岡市あたりのトンネル工事がTVで流れたのを覚えています。なにか、出来るだけ公けにさらさないで、後戻り出来ないように情報操作をしている匂いがしますね。
県庁のモニターサロン担当者がこの議論の応酬に対して、対応を検討しているようですが、どう出るか楽しみな展開になってます。
その他の投稿7 モーダルシフトを薦める会 藤田さん:
イヤーこれには本当にあきれますね。テーマパーク・・・ですって!官僚特に技官の人たちがだんだん大きな仕事をしたがる、とは聴いていましたが、恐れ入りましたという感じです。
>静岡市あたりのトンネル工事がTVで流れたのを覚えています。
>なにか、出来るだけ公にさらさないで、後戻り出来ないように情報操作をしている匂いがしますね。
やはりそう思われますか。実は僕もそう感じているんです。どこかの区間が開通したりして民衆が気づいたときに、「もう開通区間があるならみんな作っちゃえば」なんて言う意見が出てくるのを待ているのではないかと。そうは言っても静岡はやはり地元と言うことで愛知よりは情報が出ているのではと思います。
>いままで交通安全のページに第二東名、モーダルシフト、ハイブリッドカーの内
>容を盛り込んでいましたが、ひとつの独立したページを作りました。
>県政モニターの意見の応酬がある程度確認できるようになっています。是非一度>お越しください。
>また、この方は交通安全を訴えている方です。
>宮沢 善夫
>miyazawa@iac.co.jp
>http://www.iac.co.jp/~miyazawa/
>こちらにも訪問してみて下さい。きっと力になってくれると思います。
>私からは連絡済みです。
宮沢さんの方は、モーダルシフトの一言がありうれしかったです。アルシュさんのほうはグレート!です。先を越されたという感じですね。でもどんどんやって下さい。
その他の投稿8 メールフレンドの◆◆さんの意見:
こんにちは、今ページを拝見していて気がついたことです。
◯◯さんの投稿の中にパーク・アンド・ライドと言うのがありました。
たぶん下記の事ではないかと思います。
郊外の自宅から都市の近くまで車できて、そこからは電車、地下鉄を利用して町に入る。
これにより、都市部での不要な渋滞を解消し、二酸化炭素の排出量も押さえ、町の環境も温暖化も防げるというものです。
イギリスでもオキシダント濃度が一定レベルに達すると、地下鉄を無料開放し、車の使用を押さえようという法律があるようで、先日のニュースで、「初めて実施された。」と言ってました。
もっとも、地下鉄は普段でも満員状態で、じっさいには問題も多いようです。
オキシダント濃度が上がってしまった原因は数日間の無風状態だそうですが、恐ろしいことです。
あと、どこの国か忘れましたが、町から街へ移動するとき、大都市を通らないように迂回する、と言うことを考えているところもあるようです。もっとも、あとの二つは地球温暖化のためより、都市部の環境の為かもしれませんが。
その他の投稿9 アルシュ:
モニターサロンでたまたま「清水エスパルス」の駐車場問題が持ち上がりました。その時のやり取りはモニターサロンでの討議のページに記載してあります。
簡単言うと、「エスパルス」を観戦するのに駐車場がないので、駒越えというところの海岸スペースをそれように使えないかというものです。私はちょっと勘違いして、舗装をまずしなければならないと想定しましたが、そうでもないようです。実際に見たこと無いのですが、たぶん自然破壊云々という感じは無いと思います。
一応私が出した意見が◆◆さんのところにあった「パーク・アンド・ライド」と似たような意見を提示しています。遊休地を活用して、そこに駐車場を設け、そこからシャトルバスを運行するというものです。まあ、JRからバスに乗り継いで行くよりは楽になると思います。
これは何にでも言えることで、公共の大量輸送を活用する手段をある程度割り切って貰う事が、自家用車の害を減らせる方法だと思います。