スカイ・ダイビング イン サイパン

タンデムとは二人でという意味。オージーのインストラクターとハーネスでしっかり結ばれてダイビングする。
写真後方がタンデム・マスター(インスト)、前方は私というわけではない。

「タンデム・スカイダイブ・サイパン」でのスカイダイビングは$259。世界で一番リーズナブルに体験できるとか・・。挑戦するにあたり怖さというよりは資金。
社員旅行だったので、社内で声をかけてみたけど、誰ものってくれる人がいないので1人で申し込みました。自分以外には今回宿泊したニッコー・サイパンから東京の2人の男の子だちが行動を共にすることに。

 送迎のクルマの中で同意書にサイン。もちろんこれだけ危険なことをするのだから、死んでも文句は言えないよね。保険も金額の中に込みで入っているけど、より高額な保険も申し込める。ホテルからはクルマで約15分。ワクワクドキドキの時間。サイパン国際空港に隣接したこの会社、飛行機のパドック(?)の2階が事務所になっている。受付のみ日本人女性。
 ダイビングのビデオが大画面に映し出されている。基本プランにビデオを加えないかと持ちかけてくる。着替えからダイビング、着地までをビデオにおさめ、さらに24枚のスチル写真も撮ってくれるという。最初は僕ら3人ともそのプランに乗ったが、さらにフリーフォールが30秒間も長く続くトッピングプランも提示された。これは$50。ビデオを撮るためにタンデム・マスター以外にもう1人が専属撮影に加わる。ヘルメットにビデオカメラとスチル写真用のカメラが備え付けられている。スチルの方は歯で噛むことによってシャッターを切る方式。思い出が記録として残り、とても魅力的だけど、約2万円の上乗せには涙をのむしかない。それにビジュアルは女性だから絵になるというのもあるしね。
 次に自分の背中にハーネスで結ばれるタンデムマスター(インストラクター)と対面する。僕はおじさんの”アレックス”になった。スタッフは全員オージー。青いつなぎのダイビング・スーツに着替え、ハーネスを着けて貰うと早々と飛行機まで連れて行かれる。拍子抜けするくらいあっけない。飛行機に乗り込む前にダイビング時の注意事項のレクチャーを受ける。
 飛行機はプロペラ機。簡単なタラップで機内に入る。客席として左側を縦に4席のシートがある。そこへしっかりとベルトをして座る。ハッチは気圧に対応するため開け放った状態。
 サイパン到着時に降り立った滑走路を使って離陸。操縦席も丸見え。飛行機はグングン上昇をしていく。まず、1番手の彼がハッチ前で待機させられている。「怖い怖い」と連発。高度は2400m、落下地点にくるといつの間にか1番手が消えている。そして2番手も。あっという間に自分の番となる。後ろから押されてハッチ前に立ち見下ろすとはるか下に街が見える。怖いと思う間も与えられず、日本語で「1・2・3」で大空へ!
腕を胸の前でクロスし、一気に降下!一度身体が回転するが自分が飛び立った飛行機が見えたかどうかは記憶にない。背中のタンデムマスターが肩に合図を送る。手を開けというサイン。これで自分は鳥になった!
 約15秒のフリーフォールでは今までの人生が走馬燈のように駆けめぐる(うそうそ)。とにかく目をつぶったらもったいないよとのこと、しっかり目を見開いて景色を確かめる。サイパン島の全てが見える。ゴーグル越しとはいえ肉眼で観る光景は綺麗としか形容のしようがない。やがて身体にショックを覚える。パラシュートが開いて一気に減速。
 続いてパラグライダーも開き空中遊泳になる。前日のスキューバ・ダイビングがたたってか、次第に気持ち悪くなるが、空からもどしてはならないと必死に耐えました(笑)。アレックスにサイパンの地名=ラウラウベイのゴルフ場や、バンザイクリフ、マニャガハ島を教えて貰い、昨日グロットでダイビングしたことを告げる。約7分の空中遊泳もあっという間。着陸ポイントの芝生の広場にはかなりのスピードで落下。自分はけっして怪我をしないように足をあげる。お尻から滑るように着地。あえて怖いと思ったのはこの着地だけでした。
 興奮も冷めやらぬまま、同時にこの貴重な体験をした二人の仲間と感動を分かち合いました。
 タンデム・マスターから証明書をもらい記念撮影。
 再びサイパンかグアム、ハワイのいずれかでスカイダイビングをしたいな。その時はお金を貯めてビデオプランにして、ホームページに反映しようと思います。

最後に一言。ダイビングは海より空だね!

上空から落下するときはこんな光景。サイパンの青い海と緑の大地が視界一杯に広がる。これは1000m上空位かな?

タンデム・ダイビングの前にいるのはビデオ&スチルのカメラマン。ヘルメットの上に両方のカメラが据え付けられている。

ダイビングが終わるとこーんな証明書が渡されるよ。
日付と自分の名前、そしてタンデム・マスターがサインをしてくれる。

  

スキューバ・ダイビング イン サイパン

グロットの階段前にてみんなで”おっはー!”
S2のひょうきんクリスはそっぽむいたポーズで決めている。
クリスとローズの日本の早口言葉勝負はホント面白かった♪

みなさん、機会が有ればまた別の海でお会いしましょう。