|
画像およびテキストを頂くなどの全面協力により、 このページは作成されました。 無断転載を禁止します。 |
巨匠ジェームズ・キャメロン監督が再び挑む「タイタニック」の世界!! 全世界で メガヒットを記録した超大作『タイタニック』から6年…。 「私が若かったとき、タイタニック号は伝説だった。それが現実のものとなったのは私がこの目でそれを見たときだった。それは現実の人間に起こった、現実の出来事だったのだ。」 全世界でメガ・ヒットを記録した超大作『タイタニック』から6年。ジェームス・キャメロンの新たな挑戦が始まった。海底3,650mに沈むタイタニック号の真実の姿をカメラにおさめ、それをアイマックス・シアターという大画面で観客に「観てもらう」のではなく「感じ取ってもらう」こと−。 95年の「タイタニック」撮影時から、キャメロンは必ずや最先端の技術を持ってタイタニック号に戻ろうと固く心に決めていた。「タイタニック号の悲劇は、フィクションなんかじゃない。実在した人たちに実際にふりかかった悲劇なのだ。だからこそ実際のタイタニック号の姿をありのままに映し出すことができてはじめて、あの事実が伝えられると思ったんだ」とキャメロンは語る。 その熱い想いをかなえるべく、2002年、自らが投資して作りあげた最先端のカメラ、"リアリティー・カメラ・システム"を用いて、キャメロンは海底3,500mに沈むタイタニック号へと再び戻っていた。こうした熱意と最良の機材を用いて撮影された本作、『タイタニックの秘密(仮題)』では、タイタニック号に実際にふりかかった実際の出来事を実体験できるのである。 |
不可能といわれた映像が目の前に! 「私は、映画『タイタニック』では描ききれなかったあまり知られていないタイタニック号の物語や人間のドラマを再び語るためには、沈没したタイタニック号の部屋の中に入り込んで撮影するこの方法が一番すばらしいものだと思っていた。全員があの夜どんなふうにして運命と出会い、或いはどのようにして家族の中でもライフボートに乗れる者、乗れない者がでたのか、そういう物語を語ろうと思っていたわけだからね。これは永久に心を引き付けられる人間ドラマなのだ。」とキャメロン監督は語る。「95年にタイタニック号を撮影した際、もっと時間をかけてされに技術が進化すれば、この現実味を最大限に引き出した映像が撮れるのではないかと考えていた。それが今回実現できたんだ。今回は映画に出演してくれた俳優たち幾人かにこの感動的な旅をともに経験してもらいたくて同行してもらったんだ。私は6年前、映画のための画像を撮るために沈没した船に行ったのだが、私が経験したことは非常に深い感動であり大きな衝撃だった。タイタニック号にはいまだに多くのミステリーが存在し、その内部にはいまだに誰も見たことがない空間が存在している。みんなになぜ私がタイタニック号に戻るのか、なぜ様々な人がタイタニック号を探検するのかと聞かれる。それは果てしないミステリーがあるからだと思う。」 今回の撮影は7週間におよび、カメラは合計12回もタイタニック号まで潜っていった。そしてその撮影テープは900時間にも上る長編となった。こうした最先端の技術を駆使して撮影された映像は、観客が自分の目でタイタニック号を実際に「見ているかのよう」に写し出されたのである。これこそ正にキャメロンが実現したかったタイタニックの真の姿を伝えられる映像であった。 タイタニック号は永遠のミステリーであり、永遠に人をひきつける。映画『タイタニック』は人間の物語の表面をかすっただけのものに過ぎなかった。だが、真のタイタニック号には世界中の興味をいくばくかなりと引き付けるものが存在していてそこにヒロイズムや自己犠牲を見ることができる。これは社会の縮図でもあるのだ。我々はどのようにして個人的な恐怖、死すべき運命といったことに立ち向かっていくのか―。て我々はタイタニック号という実際に起きた悲劇から多くのことを学ぶことができるのだ。 |
タイタニックの史実 最初の1時間、船体はゆっくりしたスピードで少しずつ傾いていったが、午前2時からその傾きが一気にスピードアップ。衝突時に生じた傷が船体のヒビとなり、午後2時18分には船体が2つに裂け、先頭部分から海中へ沈んでいった。先頭部分が沈み切った直後の午前2時20分ごろ、裂け目から後ろの船体後部が海上へ垂直に持ち上げられ、いったん元の体勢を取り戻したような形に数分間なってから、その後一気に海中へと沈んでいった。沈む際、船体は水平状態に戻ったが、先頭部分と後半部分は別々に沈んだ。速度は1時間12マイル、水圧により船体の表面部分はバラバラと裂けながら、最終的に海底3マイル(約3650m)まで沈み、二度と浮上しなかった。 氷山衝突から船が完全に海底へと姿を消すまで約3時間。推定1、500人の死亡者が出る、最悪の海難事故となった。 |
海底3、650mの真実を映し出す、脅威の映像イノベーション!! ・Intelsat Satellite ・Akademik Mstislav Keldysh ・MV EAS ・Mir(ロシア製潜水艦) ・ROV(ボット) |
撮影へのこだわり 撮影に使用した2艇の潜水艇の一方にカメラ、もう一方に照明装置が装備された。潜水艇にカメラと照明の両方を積んで撮影すると水中で光が反射してしまい、霧がかかったような映像になってしまう。この問題を解決するため2つの潜水艇はそれぞれ役割分担をし、カメラの邪魔になる反射のない、明瞭な水中映像の撮影を可能にしたのだ。 水圧という陸上での撮影との大きな違いを克服すべく、カメラ自体も新しい構造のものが必要となった。タイタニックが沈んでいる海底は水深3,650m、そこでは1インチあたり600万ポンドの圧力がかかり、通常のアイマックス用カメラや3-D装置を海底に持ち込むのは非常に困難である。ところが今回開発されたHD式3-Dカメラは、コーンフレークの箱ほどの小型化を実現することにより水圧の負荷を軽減させ、潜水艇の中ではなく外に据え付けることが可能になった。これまで深海での撮影といえば潜水艇の中から窓越しに撮影することしかできず、限られたアングルの真正面からの映像のみという面白味に欠けるものしか撮れなかった。今回船外に取り付けられたカメラは、新開発の上下左右自由に稼動するアームに支えられ、様々な角度からのダイナミックな映像を撮影できるようになった。 もう一つこのカメラの大きな特徴は、世界で唯一の反応性輻輳機能を備えていることである。この機能はレンズの焦点距離の移動とともに視線の交点を変化させる、という人間の眼球と非常に近い動きで撮影が可能であり、通常20〜30分も見ていれば疲労感を覚える3-D映画でありながら60分という長さを、観客に眼球疲労を感じさせることなくを映像へ引き込むことができたのだ。 また潜水艇には船内撮影用に遠隔操作のロボットが2機搭載された。この2機のロボット、ジェイクとエルウッド(!)は開発に実に二年半を要されたもので、バッテリー式で光ファイバーを使用する、全く新しいタイプのシステム。その名前のとおりのすばらしいコンビネーションでタイタニックの船内をくまなく動き回り、以前のタイタニックの撮影時にはロープの長さが足りなくて撮影できなかった船内の隅々まで、さまざまな角度から船を捉えた。 |
スタッフ・プロフィール James Cameron ジェームス・キャメロン: Mike Cameron マイク・キャメロン: Bill Paxtonビル・パクストン: |
ジェームズ・キャメロンが『タイタニックの秘密』 原題「GHOST OF THE ABYSS」(60分)を制作し、7月にギャガ・コミュニケーションズの配給で全国一斉ロードショー公開決定。日本では45分尺へと凝縮し、俳優・中井貴一氏のナレーションの入った日本オリジナル版としての上映となります。
この作品は海底に沈んだタイタニックの内部を3Dカメラで撮映したもので、映画館では3Dメガネをかけるようです。IMAX以外の劇場でも順次公開可能。
ーーー 公開予定大形シアターの上映館 ーーーーーーーーーーーーーーーーー
<先行プレミア上映>
・メルシャン品川アイマックスシアター(7/4〜7/8)
<7/19公開劇場>
・メルシャン軽井沢IMAXシアター(7/19〜)
・サントリーミュージアム天保山(7/19〜)
・名古屋港水族館(7/19〜)
・ソフィア堺(7/19〜)
<8月以降公開劇場>
・仙台市こども宇宙館(8/31〜)
・福岡県青少年科学館(9/8〜)
・富田林すばるホール(12/1〜)
<東京本上映>
・9/2(火)よりメルシャン品川アイマックスシアターにてロードショー