パンフでふりかえるプロレス観戦記 1994編

1月5日
WAR
SUPER REVOLUTION94

大阪府立体育会館
1994年、初回は天龍源一郎率いるWAR。
このときは新日と抗争中で、新日所属のレスラーを多数参戦していた。対戦カード表を見返すとけっこういいメンバーだったと改めて思った。

ベストカード
第7試合
ミル・マスカラス vs ピエローJr
生マスカラスを拝めた貴重な1試合。リアル・スカイハイも堪能した。序盤は腕を決めたり、ストレッチにとったりとクラシカルなルチャリブレの動き。7分すぎぐらいにいきなり飛び出して、フライングクロスチョップ、フライングボディアタックの大技2連発で仮面貴族の勝利でした。
3月4日
みちのくプロレス

大阪臨海スポーツセンター
話題になっていたみちのくプロレスだがその名の通り東北地方でしか興行がなかったので見る機会がなかなかなかった。しかし当時所属していたスペルデルフィンが大阪出身だったことから出稼ぎツアーで関西に上陸。これは見に行かなければ、と思い行った大会。いまパンフを見返すと初期のみちプロメンバーのみの対戦構成で新鮮な気がする。会場に行く途中でタクシーに乗ったサスケに出会った。

ベストカード
メインイベント
SATO vs スペルデルフィン
マスカラコントラカベジェラで行われ、SATOが丸坊主になった試合。ちなみにSATOとは今のディック東郷。当時はベビーフェイスでした。
4月3日
UWFインターナショナル
’94プロレスリング
   ワールドトーナメント
大阪城ホール
開催前に1億円の賞金と他団体主力5選手に向けて招待状を送ったことで物議を醸した大会。結局外様は誰も参加しなかったが、当時のUインターはプロレス界の火薬庫だった。この日はトーナメント1回戦でシングルばかり10試合。

ベストカード
第4試合
ビクトル・ザンギエフ vs 安生洋二
試合は安生の勝ちだったがこの日のMVP的活躍だったザンギエフ。腕ひしぎをブリッジからひねって脱出したり、UWFでボーアンドローをやったりととにかくおもしろかった。
4月21日
パンクラス
「PANCRASH!」

大阪府立体育会館
パンクラスは当時の格闘界流行語にもなった秒殺の発祥団体。いろんな格闘技を融合させたハイブリットレスリングの記念すべき初体験だった。パンクラスの当時のメンバーってかっこいい人ばっかりだったんだよなぁ〜。

ベストカード
第2試合
スコット・ビーザック vs トーン・ステリング
当時の最短試合時間を更新した試合。たしか38秒だった。まさに秒殺。
8月28日
FMW
日本全国縦断
大仁田厚メモリアル引退ツアー
ラストファイト 〜最終章〜

大阪城ホール
実は試合終了後、大阪城ホールの出待ちスペースを発見。ここでいろんな選手を間近で見ることができた。ただドクタールーサーとドクターハニバルは人間的に本気で危なかった。

ベストカード
メインイベント
ノーロープ有刺鉄線電流爆破バリケードマットダブルヘルデスマッチ
大仁田厚 vs 青柳政司
FMWの抗争の歴史は誠心会館との対立からである、とのことで原点回帰のこの試合がメインだった。ただし試合方式に関してはFMWの最先端をいっていたが・・・
9月1日
パンクラス
ROAD TO CHAMPIONSHIP

大阪府立体育館
秒殺体験2回目である。この日の目的はメインイベントだった。2階席から観戦していたが、U系はグランドが多いのでアリーナよりもスタンドの方が見やすいと思い始めたのもこのころだったような気がする。

ベストカード
メインイベント
ウェイン・シャムロック vs 船木誠勝
当時のパンクラスにおける日本人と外国人のエース対決。2人ともかっこよかった。
9月27日
新日本プロレス
G1クライマックス スペシャル

大阪城ホール
この日の楽しみはなんといっても蝶野正洋。武闘派転向後初の大阪進出&初観戦である。またライガーが大ケガをしてしまったため、ジュニアトーナメントが開催された。これが好内容で優勝したのがなんと保永昇男。一緒にいった保永ファンの後輩がたいへん喜んでいた。

ベストカード
第3試合
安田忠夫、中西学、エル・ヒガンテ vs 飯塚孝之、野上彰、スコットノートン
この大会のパンフを見ると印象に残っている試合が多く、どれをベストカードに選ぼうか迷った。この試合はどう考えてもJJジャックスのどちらかがヒガンテにやられると誰もが思っていた。しかし結果はノートンのダイビングラリアットでヒガンテのフォール負け。ノートンに大声援が飛んだ。
10月14日
UWFインターナショナル
THE KINGS ROAD 王道

大阪城ホール
観戦史上初めてのハプニングがあった。チケットをもって席に行くとなんとそこにテレビカメラがあるではないか。係の人に確認したら急遽TV撮りが入ったので席を変更しますとのこと。なんとスタンド後方から最前席へ移動してくれた。たいへんラッキーで観戦もしやすかった。

ベストカード
メインイベント
スーパー・ベイダー、ビッグ・ジョン・テンタ vs ゲーリーオブライト、山崎一夫
スーパーヘビー級3人に山ちゃん。山ちゃんの健闘が光ったが最後はむなしくKO負けだった。
12月13日
新日本プロレス
バトル・ファイナル’94

大阪府立体育会館
前シリーズのG1タッグで伝説の「しょっぱい試合ですいません」事件が勃発。平田が時の人となっていた時代だった。今でもそうだが新日の年末シリーズの締めはいつも大阪である。

ベストカード
メインイベント
IWGP選手権試合
橋本真也 vs 馳浩
馳が試合中盤に見せたDDT返しが圧巻だった。勢いを自分でもっとつけて飛び出してしまうという画期的な方法。敗れはしたが頭脳派レスラーの神髄を見せてもらった。
12月16日
みちのくプロレス
ルチャの国から’94 出稼ぎ

大阪臨海スポーツセンター
春の大会がおもしろかったので再度大阪南部まで行くことにした。みちプロは椅子なしのゴザ型全席自由なのでいい席早い者勝ちである。ならんで会場入りを待った覚えがある。

ベストカード
セミファイナル
グラン浜田 vs TAKAみちのく
年齢を感じさせない浜田さんのファイトに脱帽。最後は必殺のウラカンラナがびしっと決まった。

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