パンフでふりかえるプロレス観戦記 1995編

4月28日
リングス
RISING SEREIES UZUKI

大阪府立体育会館
オランダの巨人、クリス・ドールマンの引退試合。最初対戦予定だった山本が直前でヒクソンに負けて大ケガをしてしまったので試合自体はエキシビジョンになってしまったのが残念だった。

ベストカード
第5試合
ヴォルク・ハン vs 成瀬昌由
ハンの決め技が複雑すぎて技の名前がコールされなかった。この人の全盛期に今の総合格闘技が出てきたらものすごい試合をしていたのでは、と思う今日この頃。
6月12日
新日本プロレス
新闘魂伝説

大阪府立体育会館
橋本真也のV10を阻止して武藤がIWGP王者になってからのはじめてのシリーズ。このシリーズから武藤の入場テーマがトライアンフに変わった。武藤黄金時代の幕開けの時期だった。

ベストカード
第5試合
長州力、マサ斉藤 vs アーン・アンダーソン、スティーブ・オースチン
まだWCWの所属でストーンコールドになる前のオースチンが来日。このときを思えば今の人気が信じられないくらい地味だった。確かにうまさはあったが・・・。試合は意外にもマサさんのバックドロップでアンダーソンが負け。場内がどよめいた。
7月
平成維震軍

大阪南港ポートタウン
時代を感じさせるパンフだ。越中率いる平成維震軍の自主興行。このメンバーでよく人が入ったものだ。

ベストカード
メインイベント
昭和維新軍 vs 平成維震軍 3vs7 変則マッチ
こんなの大勢の方が勝つに決まっている。不利な試合を受けた長州の男気だけが光った。
8月28日
WAR
SUMMER TOUR in R

静岡産業館
実はこの大会は週間ゴングの小さい広告懸賞で当たったタダ券で行った。座った周りに誰もいなかったので自分しか応募しなかったのかなとも思った。このパンフにはライオン・ハートのサインがある。今をときめくクリス・ジェリコの当時の日本のリングネームである。

ベストカード
メインイベント
冬木弘道 vs 嵐
この試合で嵐が負けてマスクを取ったのだが、会場のあらゆるところから「あれ、誰?」との声。みんな高木功の存在を知らなかったのである。
9月25日
新日本プロレス
G1クライマックススペシャル

大阪府立体育会館
UWFインターとの東京ドーム対抗戦前の最後の試合。そちらに話題の中心がありちょっと影の薄い大会だった。

ベストカード
メインイベント
武藤敬司 vs 平田淳嗣
ベルトをかけて高田と勝負することが決まっていた武藤。この試合に負けるはずがない。平田はダシに使われた試合だった。「平田、おまえが高田とやれ」という印象的なヤジがあった。
12月11日
新日本プロレス
バトルファイナル’95

大阪府立体育会館
UWFインターとの対抗戦に勝ち、勢いに乗る新日の年内最終シリーズ。

ベストカード
メインイベント
武藤敬司 vs 越中詩郎
越中が本当にいい味を出した記憶がある。この人は渋いけどホントにいい試合をするレスラーだ。

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