ぶみの観劇劇場  ぶみの観劇劇場  ぶみの観劇劇場  ぶみの観劇劇場  ぶみの観劇劇場

月組大劇場
ミュージカル・ファンタジー LUNA−月の伝言−
作・演出 小池修一郎
ショー・イリュージョン
 BLUE・MOON・BLUE−月明かりの赤い花−
作・演出 齋藤吉正

2000年3月

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 BLUE・MOON・BLUE−月明かりの赤い花− 
第一場 ぶみの期待‐観劇前のお話‐  新人の先生は、アイデアの宝箱!それにストーリーのあるショーは好きなので、とっても期待。

第二場 ぶみの感想‐観劇直後のお話‐  「ダーリンが一人で降りてきたのぉ!」
 上記の言語を補足説明しますと、「ぶみのダーリンであるケロちゃん(汐美)が、フィナーレで一人で歌いながら降りてきて嬉しかった。」という日本語に相当します。
 真面目なお話、期待の割にはよく分からなかった。というのが正直な初感。でも二度目はプログラムを読んで、自分の想像力を膨らめて、理解して観たので楽しめました。

第三場 作品について語ったりする  青い月と赤い花。どちらも神秘的で不思議な魔力を持っていそう。そんな二つが織りなすイリュージョンが見事に舞台で展開されてました。それに不思議なのが観れば観るほど味のある作品だということ。ショーは演じ手のパワーで何度観ても楽しいのですが、これは作品としての味があると思わずにはいられない。まあ、演じ手あっての作品ですが。
 なによりもTHE ALFEEの高見沢さんの曲『ENDLESS DREAM』がとってもすてき。プロローグはオケが録音ですが、プログラムで“音楽 THE ALFEE”となってるから、あれはTHE ALFEEの音ですよね。最高です!それ以外にも音楽がとにかくよかった。話に入り込めるか否かは音楽の善し悪しで決まるし。
 配役も通し役が付いている人が多くて、ストーリー性を際だたせていたのが印象的。

第四場 場面を追っかける
 Version1 ENDLESS DREAM上記のとおり曲がよくって、幻想的。傷ついた戦士レイナのまみさん(真琴)が銀橋に横たわるところから始まり、マミさんの歌でぐっと話に引き込まれ、本舞台には赤い花のだんちゃん(檀)が、レイナだけでなく客席までも怪しく魅了する。プロローグの役目をしっかり果たしている場面。全員が歌い踊る華やかなプロローグの好きなぶみですが、この始まりはショーの始まりというよりお芝居の始まりのようで好き。
 Version2 BULU ILLUSION引き続き怪しい魅力漂う舞台には、ナーガ(蛇)のリカさん(紫吹)。アネンナの娘役さん達(花瀬・西條・叶・白羽)の歌で銀橋を渡る。おぉ、蛇だ。と見とれてしまった。そしてぶみの好きな華やかなシーンへ。神話の神々(初風・汐美・大空・霧矢・大和)のセリ上がりは迫力あってかっこよかった。
 Version3 VENAS HUNTかわいいかわいいウサギのお嬢様方(花瀬・西條・叶・白羽)に見とれていると、月に乗ったリカさんの登場。衣裳やセットのせいで、ふと、映画版『ディックトレイシー』の様だと思った。そしてディスコは恐ろしいアフロヘアの世界…ナゼにアフロ。どうしてもアフロでなくちゃいけないのかなぁ…?赤い花の檀ちゃんはオーバーなくらいセクシー。MCルンバさん(真山)は弾けてるし。リカさんとルンバさんのアドリブも好きだなぁ。音楽も、マイナーだけど宝塚ではあまり聴いたことのないベートーベンの『運命』で面白いのに。ナゼにアフロ…
 Version4 RUBYこの場面だけでもお芝居で出来てしまいそうな、結構濃厚なシーン。チベットの音楽がベースになっているみたいだけど、3人のコーラス(那津乃・花瀬・湖泉)が絶品。レイナはかつての恋人ベル(紫城)のハカン(初風)との結婚式に出くわしてしまう。レイナを思うザキ(千紘)との4重唱も短いけれど印象的。ベルの紫城るいちゃんは娘役に挑戦。全然違和感無くってかわいかった。ハカンを刺してしまったレイナはベルと逃げるが、赤い花を手にしたザキがベルの眼を刺し、そして自分も業火の中に身を投げる。手にした赤い花に操られるように、ザキのあっちゃん(千紘)は情感豊かに、嫉妬に燃える女を演じきってました。泣いたよー。ベルと、自らの眼をつぶしたレイナが抱き合い炎に包まれる幕切れもドラマティック!お気に入りのシーンです。
 Version5 GARUDA TYPHOON中詰めの豪華なシーン。オリエンタルのショーは衣裳や音楽だけでも充分楽しめますが、スター目白押しで楽しかった。
 Version6 SAND ILLUSION〜Version7 バハル・アサッフィー〜Version8 ENDLESS DREAM3章で一つのお話になっていて、そしてプロローグに戻れるような不思議な展開のシーン。通し役赤い花で、いろんな妖艶な姿を見せた檀ちゃんが、一番輝いてたのもここ。赤い花とナーガ、ナーガの分身が戦士レイナを魅了し、死へと導く。レイナの魂が浄化されるところは、ダイナミックな群舞から眼がはなせず、コーラスも迫力あって良かったし。そして再び場面は砂漠に戻り、戦士のたにちゃん(大和)がかつてのレイナと同じ運命をたどっていく・・・ほら、またこのショーのプロローグに戻りそうでしょ。幻は終わることがない、とでも言いたげで、このショーのすごさを感じるのです。
 Version9 フィナーレたくさんのスターが銀橋を歌い通る、華やかなフィナーレ。音楽もアジア人の魂に刻まれてる、どこかで聴いたことのあるような曲で楽しかった。ガルーダロケットは、娘役さんがかなり上級生まで入っていていろいろ目移りしてしまった。かっこよかったのが、大階段から始まる23場B。男役さんの魅力あふれていて、こちらも目移り。でも今のところは大好きなケロちゃん(汐美)を観るのに一生懸命だったので、東京ではもっとがんばろ。デュエットダンスの影デュオも良かったねー。パレードはウサギの4人のエトワールから。かわいくていいんだけど、最後だからあっちゃんのエトワールが聴きたかった、のに、な。

第五場 娘役えりすぐり‐だらだらいきます‐  ウサギの4人花瀬みずか・西條三恵・叶千佳・白羽ゆりは文句なしかわいかった。最初配役がでたときからこのメンバーで喜んでいたぶみですが、ミーハー抜きにショーの大きなポイントになっててよかったなぁと思います。 チベットのコーラス那津乃咲・花瀬みずか・湖泉きららは上記の通り、歌声がとおり民族衣装も似合っていて、この場面の導き手のようで印象的。 他にもいっぱいあって書ききれないー!みんなかわいかったよー。

第六場 ぶみの心残り  すべて、ウサギがかわいすぎるからいけないのだが、フィナーレで美女のゆらさん(夏河)・こもちゃん(美原)とでれでれしながら花道〜銀橋へでてくるチャイナ服のマイダーリンケロちゃんを最初のほうが観れないこと。そのとき私はウサギに見とれてるのー。ボンボン振っててかわいいんだもん。どうしたらいいのかなぁ。

第七場 そしてリピート
 何度も書いてますが、このショー、観れば観るほど味がでます。東京は役代わりどうなるのか。リカさんのナーガは本当にリカさんならでわだったから、ガイチさん(初風)になるんだと思うけどどうなんだろう。ま、ガイチさんはガイチさんなりの蛇になると期待してます。

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