宝塚歌劇展in静岡松坂屋
2001年8月
第一幕 展示内容のお話
各組トップのお写真がお出迎え(月がリカさん(紫吹)になっているのが少し哀しい)。ファン歴に年季の入った人はよく目にする『モンパリ』『花詩集』『虞美人』などの白黒写真から、『回転木馬』『青き薔薇の軍人』『ベルサイユのばら』などのカラーでも少し色あせた写真を経て、『忠臣蔵』『グランドホテル』などの私の記憶にも鮮やかに残る作品へ。
『エリザベート』『風と共に去りぬ』『ベルサイユのばら』の各特集コーナーには、公演写真と衣裳など。星エリザのフィナーレ「私だけに」のナンバーの写真、中央はもちろんマリコさん(麻路さき)だけど、その後ろにぼやけてはいるけどぐんちゃん(月影)を発見。「この時マリコさんにリフトしてもらったんだよなぁ」と遠い目になる私。
歴代のトップスター&娘役トップのスチールもあり、懐かしく眺めていた。気がついたのは、それがすべてラストスチールということ。ヨシコちゃん(麻乃佳世)はサリーだし、じゅんちゃん(純名里沙)はローズマリーだし、あやちゃん(白城あやか)はエリザベートだった。(因みにあやちゃんは2枚あって、友人Y嬢に「なんで?」と問うてみたところ「あやか様だからでしょ」とのお答え、この人もあやか教だった…)
そして「ぐんちゃんは西施になるのかなぁ」と、ブルーになっていた私(手がつけられません)。
白黒スチールの頃の時代のスターさんたち、とくに娘役さんは気品に満ち溢れ、キレイなんて単純な単語では失礼なくらい。
最近の公演の写真もあり、じっくり見ていたが、雪組『凱旋門』エリアは、泣きがはいるので、遠目に通り過ぎ。
静岡県出身の生徒さんが紹介されていて、郷土色をかもし出してたりして。“おとめ”の写真とプロフィールが掛かってました。
・・・じ〜っくり場内見回っても、20分位で終わってしまいそうで、私自身は見慣れているもののせいか、少しつまらない?
入場料の700円は少し高いのでは、とも思い。(ワタクシは皆様のお陰でしょーたいけんにて入場しましたが)
第二幕 ビデオシアターのお話
掘り出し物の映像も多く、必見だ、と聞いていたけど、ファミリーランドの中でやっていることや、入場料がかかること、などの理由で、今まで観たことなかった、このビデオシアター。
けど、今回初めて観て、それを乗り越えても、観たいものは観るべきだと思いました。おもしろかったもの。
終演後 招待券が残ったお話
もう一個、ノルさん(稔)のも観る予定だったのに、お仕事があがれなくて、諦めました。
というわけで、たくさんあった招待券。1枚残ってしまったのです。残念。
2001.5.9
ビデオシアター
フラッシュ宝塚・麻路編
轟悠・緑の風
開演前 招待券が増えるお話
地方公演時以外に、静岡の街で“宝塚歌劇”の文字を目にすることはほとんどない。雑誌も、市街地の大型書店4店舗に、演劇・バレエ・園芸・ペット系雑誌などと共に置かれているだけ。
AVショップの“すみや”さんには“宝塚歌劇コーナー”があり、TCAから発売のものが並んでいる。静岡での“宝塚歌劇”は、その程度のものである。
(阪急交通社の前を通ると、公演ポスターが貼ってあって、あそこだけは異次元)
それを、誰がどうして思いついたのか、静岡松坂屋で“宝塚歌劇展”なるものが催された。
その(静岡では)摩訶不思議な催事が始まる少し前から、私の手元に“招待券”が集まり始めた。
“招待券”は、静岡松坂屋友の会会員に配られたもので、私の手元にも1枚届いた。(他の催事の時も届くけど、あまり利用したことないです…)
それから、数日間のうちに、親戚から郵送で2枚届き、友人母上からも届き、合計4枚になってしまった。
みんな、「タカラヅカなら、ぶみちゃんに。」と思ってくださったのだ。ありがたい〜
が、これは見る価値がある、と思った一品が!白井鐵造先生の物で、パリのレビューの本。展示してあったページは、写真を絵に描いたようなもので、ぱっと見ただけでは、宝塚のショーのフィナーレライナップの写真と思えました。
大階段風の、上に行くと幅が細くなっているような何段もの階段上に、色とりどりの衣裳の人たち。エンビの男性に、ドレスと羽の女性。その色調は、KENZOデザインの衣裳が華やかだった、星組公演『パルファンドパリ』のフィナーレみたい、といえば分かりやすいかも。
そこに、万年筆でなにか細かく書き込みがしてあって。あれは白井先生の字なのでしょう。
パリに行き、勉強して、日本にそのパリのレビューを甦らせ、宝塚歌劇に根付かせた方。
今、劇場で当たり前の様に見ているそのショーやレビューも、白井先生の勉強の賜物なんだなぁと、
あの本の、あの1頁で、感謝がふつふつとこみ上げてきました。いやぁ、ありがたい物を見せて頂きましたわ。
そのビデオシアターは、会場内に暗幕で仕切られて、パイプイスが30脚くらい並べてある、という作り。そして異常に冷房が効いていた。
友人Y嬢説は「寒いとずっといられないから、回転がいいんじゃない?」お〜納得。上演30分、休憩30分の繰り返しだけど(確か)、
観たい作品の前の上演の終わる頃からいないと、座れないのです。1個が終わって、2/3くらいしか入れ替わらないし。
ぐんちゃんファンの私が選んだのが、マリコさんのとイシちゃん(轟)の。時間と都合のつく2作品を絞り込み、それに合わせて観に行きました。
最初に観たのがマリコさんの。“フラッシュ宝塚”は、関西で震災前までやっていた、週1回、確か3分間の番組。それにマリコさんが出ていたものを集めて、コメントがついているものでした。
ちょうど、大劇場で『誠の群像』『魅惑U』をやっているときのものらしく、終わりのほうに、そのお稽古シーンがついてました。
それもおいしかったけど、もっとおいしかったのが、“フラッシュ宝塚”は、研1、研2の超下級生がレポーターを勤めているところ。
いろんな人が登場しましたが、私とY嬢が騒いだのは、ぶんちゃん(絵麻緒)と王子(眉月)。「キャ〜ぶんちゃん〜」と、声をあげて、画面に向かって手を振っていました(←マジ)。
そして、最大のお宝映像は『ベルばら』新人公演のぶんちゃんオスカル!写真ではみたことがありましたが、動いているのは初めてよ〜感涙。
観に行ってよかった〜。Y嬢と、超ご機嫌で会場を後にしました。
そして、今度は仕事帰りに一人で、イシちゃんのを観に行きました。イシちゃんの舞台を振り返るつくりでしたから、
マリコさんのと同じように、お宝映像有り。ナンバー1は、こちらもやはり『ベルばら』新公かな。
イシちゃんアンドレに、大きなタカちゃんオスカルが寄り添い、パラの中に立ってました。
それから、トップになってからのものには、ぐんちゃんがもれなく映っていて、手を振りたくなったけど、この日は一人だから我慢(笑)>
久しぶりに観た『再会』の図書館のシーンに、サンドリーヌの怪演ぶりは、こんなにすごかったんだと、改めて思ったりして。
帰りに、Y嬢にメールを打ちつつ、ご機嫌な帰宅になりました。
最初に書きましたが、静岡で宝塚を目にするのは、本当に珍しい。でも、お客さんいっぱい入ってました。
もともとファンの人か、これがはじめて触れた宝塚という人か、わかりませんが、なんだ、興味のある人、
いっぱいいるのね。と、まるで内部の人間のような考えをしてしまいました。
余談ですが、この松坂屋にお勤めの友人R嬢。仕事ほっておいて、ずっとビデオシアターに居たい、と申しておりましたが、その夢は適わなかった様子。
初日にウタコさん(剣幸)が来たのだけれど、ウタコさんに会うために開店前から並んでいた人の様子など、おもしろ話も聞かせてくれました。
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