星組大劇場
2000年6月
ミュージカル・ロマン 黄金のファラオ
作・演出 中村暁
ファンタステック・ショー 美麗猫−ミラキャット−
作・演出 三木章雄
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美麗猫‐ミラキャット‐ |
第二場 ぶみの感想‐観劇直後のお話‐
「すごくおしゃれ!すごく楽しい!あーぶんちゃんかっこいい!」
本当におしゃれで、こういう発想もありなんだなぁと、感動しちゃいました。三木先生の余裕がすごく感じられて。精一杯、ネタを出して、頭を絞って、ではなく。長年の経験と発想が物を言っているショーでした。
第三場 場面を追っかける
第1章 プロローグ 開演アナウンスの後、猫の鳴き声が会場内に響くと、一瞬すごいざわめきが起きました。目まぐるしくかわっていく場面転換に、これから始まるショーへの期待が爆発しそうでした。猫の持つアダルトさが、星組にとっても似合っていて、一瞬にして、ショーの世界に引きずり込まれました。扇子を使ったプロローグは、一瞬古い?と思ったけれど、華やかでおしゃれ、かえって新鮮でした。トップコンビが踊っているときの照明が、いろんな色を順番に使っていって、二人を染め上げるようで素敵でした。
第2章 クレイジー・キャッツ ぶんちゃん(絵麻緒)が芯の場面。また、曲がこの間のケロちゃんのDSで使っていた物で(アレンジの仕方で雰囲気は違うけど)ぶみには2倍のお楽しみ。黄色いスーツにセンターパーツのオールバックのぶんちゃんは、なかなかありそうでなかった出で立ち。今更ながら新しい魅力を発見した気分。でもこの場面がすごくよかったのは、ヒロインのゆりちゃん(星奈)のストレートな美しさ。身のこなしも抜群だし。そして、道化役のブラックキャットのおとこちゃん(音羽)。踊って踊って、でもクラブのシーンでは、しっかり役どころを抑えた演技。ジャズクラブが場面だと、澄ました大人の場面になりがちだけど、とても面白い作りで新鮮でした。
第3章 国際礼拝堂 こういう、宗教色のある場面設定って大好き。(『魅惑U』の哀しみの歌とか)礼拝堂のステンドグラスも素敵だし。また、大公役のノルさんの軍服姿がよい!ストーリーのある場面なので、3人とも感情が込もっていてよかった。ラスト、神父と花嫁が炎に包まれる中、大公が銀橋へ出て歌うシーンは、その構図の美しさに圧倒されました。
第4章 ワイルド・キャッツ とても難しい曲を、4人(絵麻緒・久城・音羽・朝澄)とも歌いこなしていて、心に心地よく響きました。素敵!それに続いての華やかなシーンは、さすが星組。これが星組のショーのおもしろさで、忘れられなくなるの。
第5章 ミラクル・キャット 野良猫たちが無邪気に踊る姿も、かごの鳥ならぬ、かごの猫が苦しみを踊る姿も、あぁ猫だ、と納得してしまった。戦士Sのノルさんが白猫のユリちゃんに出合ってのデュエットダンスはとっても素敵でした。白猫という役があんなに似合う娘役さんはいません。と踊る姿を見て思いました。
第6・7章 フィナーレ アダルトな雰囲気でものすごくイケイケのフィナーレナンバーで楽しかった。大階段でのトップコンビのダンスは、ポーズが透けたときに、あっポスターだ!と、嬉しくなってしまった。
第四場 娘役えりすぐり‐だらだらゆきます‐ トップ娘役星奈優里の踊る姿に、きっと先生も“猫”のインスピレーションを得たのではと思うくらい、ユリちゃんは猫でした。お芝居に引き続き、シンガーとして大活躍の陽色萌と千琴ひめか。プロローグでも美声を聞かせてくれました。陽色萌ちゃんはダンスもすごく綺麗。いい娘役さんに成長してね。星組ベテラン娘役陣もがんがん踊ってました。朋舞花のノルさんとの同期ダンスがまた観れてよかった。花嫁S他大活躍妃里梨江。表情もダンスも綺麗だから、あとはやっぱり歌、頑張ってね。
第五場 ぶみの選ぶベストカップル 第3章国際礼拝堂のオープニングで、銀橋を通る2匹の猫ちゃん。かわいいよぉ。雄猫・かよこちゃん(朝澄)は歌も上手なのはよーく存じてますが、雌猫・映美くららちゃんは、最初、誰?誰?と思いました。知らなかったの〜〜で、後からプログラムでチェック!衣裳も似合ってたし、すごくかわいかった。意表を突かれた、このかわいいカップルが、今回のベストカップル!
第六場 ぶみ・辛口‐聞き流してやって‐ ショーはとてもよかったので、辛口もナニもないの。でもね。去年と同じで、初舞台生が続けて全員で出演、ということにやっぱり慣れない私。同期が全員揃ってロケットを踊るのは、4月5月の初舞台公演だけ。もう二度とない、というのがよかったんだけどなぁ。これからずっとこうなの?
第七場 ぶみの心残り 何度も観たい、もっともっと観たい。それが星組のショー。心残りと言えば、やっぱり2回しか観れなかったこと、だね。
第八場 そしてリピート 上記の通り、星組のショーは何度観ても飽きないもの。まして、こんなにおしゃれで楽しいショーならなおのこと。あー、東京行くべき?
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