Hitomi Tsukikage STAGE HISTORY |
グランド・レヴュー ラヴィール
作・演出/中村一徳 |
1998年8月7日〜9月14日/宝塚大劇場 11月28日〜12月26日/宝塚1000days劇場 1999年2月2日〜21日/中日劇場 |
第2場プロローグ レビューの淑女S ‘これぞレビュー’の豪華な幕開き。男役スターさんの歌い次ぐ後、ぐんちゃんの登場。 舞台奥の階段から、男役さんたちに迎えられ登場したときは「トップスターって素敵」と思わず 再確認した気分でした。第7〜9場エジプト エジプトの娘 下手花道セリ上がり、そして歌いつつ銀橋を渡り、その間完全に客席からの視線を集める美しい姿は 何度観てもいい物でした。ぶみは少し前までぐんちゃんが歌い出すときは、客席できんちょーしていたの ですが(なんで私が・・・?)もうこのあたりへくると、美しすぎて、口をぽかんと開けて見入ることしか できません。黒豹のイシちゃん(轟)に恋をして、強引に迫るぐんちゃん。迫力あるアピールするダンスと、 表情での感情表現は脱帽でした。
第12〜14場ジプシーパッション ジプシーの女S 娘役さんが横一列に並び、ホリソンド奥からダーッとラテンのリズムにのって登場すると、 娘役ファンのぶみはそれだけで「キャー♪」という感じなんですが、 ぐんちゃんが皆を従えて華やかなブルーのドレスで中央にいるということは、 何というか、ファン冥利に尽きました。ヘアスタイルも髪に一輪挿した白い花も、 そして挑むようなあの視線も総てが“かっこいいぐんちゃん”を作り出してました。 ラスト銀橋のベサメムーチョでは、隣のとうこちゃん(安蘭)ととても楽しそうでした。
第17場DANCE JAZZIN 踊る女S 真っ黒のワンピースにヘアは低くまとめたシニオン。 こちらもかっこいいぐんちゃんでした。 振り付けが外部の先生とあって、新鮮でとても激しいおしゃれなものでした。 中詰め、ホリソンド奥からイシちゃんと二人で駆け出してのダンスは本当に息がぴったりで、 激しい振りに観ているこちらも本当に集中してしまいました。 全編通してあまり激しい振りなので、あの細い足が絡まってしまうのではないかと、 少し変な心配をしてました。因みにこの黒い衣裳、東京公演では他の娘役さんと同じように、 背中が開いていてセクシーでした。 (振り向いた瞬間に、思わず「あ、」と声をあげた私は変態かしら・・・)
第21場フィナーレ 踊る淑女S ♪テンプテーション♪でイシちゃんと二人、真っ赤なスパンコールの衣裳で情熱的なデュエットダンス。 コンビを組んで2作品目とは思えない、息のあった美しい姿に、ぶみはほんとに涙しました。 少し伏せ目がちの激しい思いを押し殺しているような表情で見つめ合い踊っていましたが、 ラスト、曲がフィナーレに移るところでみせた、いつものかわいいぐんちゃんの笑顔も とびっきりだったことを付け加えておきます。
第22場パレード パレードの淑女S 前作同様 またこれでもかという大きな羽を背負っての登場。この光景は何度観てもいいものです。
まとめ オーソドックスなレビューというより、レビューの香りのするバラエティーショーの様な気がしますが、 いろいろな場面があり、観ていて本当に楽しいショーでした。
ぐんちゃんは全編通して、とてもセクシー路線の役どころが多くて、 ぶみはこの文章中に“セクシーなぐんちゃん”とか、“かっこいいぐんちゃん”という言葉を何度も 並べ立てて、そんな表現しかできない自分が情けないのですが、でも、そんな“セクシーでかっこいい ぐんちゃん”もまだまだ発展途上中。もしかしたら今度はもっともっと、“セクシーでかっこいいぐんちゃん” に会えるかもしれません。なので、今作品のぐんちゃんにお題を付けるとすれば“セクシー路線に 片足をつっこんだ”と、いうことにしておきます。1998.12