Hitomi Tsukikage
STAGE HISTORY
  
  
  

ミュージカル・トラジディ  スパルタカス

脚本・演出/小原弘稔
1992年2月14日〜3月24日/宝塚大劇場
6月4日〜28日/東京宝塚劇場
ぐんちゃんの役/ユーリシャス
第1場プロローグ 娘A
第17場フィナーレ 踊る娘
新人公演/ルシア(本役/森奈みはる)
第1場プロローグ 歌う娘S(本役/森奈)
 本公演で役がついた!!しかもスター候補生のために誂えたような役で。(以後、こういう役が多かった・・・)

 タモさん(愛華みれ)のジュリアス・シーザーの婚約者のお姫様。 登場シーンは少なかったけど、可愛らしさをアピールするには充分でした。

 でも前作バウ(ドニエプルの赤い罌粟)は、中心に立つヒロインに書かれていたけれど、 今回は付け足し端役なので(つまり物語の筋には何も関係のない役ということ) ユーリシャス自身をアピールするまでには至らなかった気がします。 一緒にでていたゆかりちゃん(美月亜優)たちが、上級生で芸達者な方ばかりだったというのもありますが、 それに支えられて、ユーリシャスとして存在できた部分が多かったのでは。

 そして新人公演では初ヒロインのルシア。同じく新公初主役のリカさん(紫吹淳)とのフレッシュコンビでした。 二人で頑張ったことでしょう。(当然ながら私は観られませんでしたが。)バウホールではこの作品の前に 『ドニエプルの赤い罌粟』でヒロインは経験済みのぐんちゃんでしたが、新人公演のヒロインはもちろん初めて。 新人公演はたった一回限り、本番一発勝負です。でもこの“新人公演のヒロイン”をこの先たくさん演じ、 今のぐんちゃんがあるわけです。ファンとして、昔に戻れるなら、ちゃんとこのスタートラインから、 観劇したい気分です。

1998.9

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