ぐんちゃん・てぃたいむ

お茶会・『猛き黄金の国』『パッサージュ』大劇場公演
2001年3月10日土曜日 宝塚ホテル

 

21世紀最初のぐんちゃんのお茶会です。春は名ばかりの寒い日々ですが、大劇場の舞台は熱い! お茶会では、どんなぐんちゃんにあえるのでしょうか。今回のレポーターは、管理人ぶみに代わって、ゼロさんが勤めてくれました。よろしくお願いしまぁす。

ともみちゃん!の声で拍手の中とんみちゃん登場・・・・
「お疲れ様でした。では皆様グラスを・・・かんぱーい!」ととんみちゃんの乾杯の声でお茶会がスタート。 ちなみに本日の装いは、黒と白のモノグラムのスーツ(上着とロングスカートのセットアップ)  髪は真中分けでそのままおろしています。

まずは公演のお話を会場からの質問に答えながら・・・・
Q喜勢の役作り、最初の役の印象は?
 本宮ひろ志さんの原作の漫画があったので、良かったら読んでくださいと言われたんですけど、女の人はわかると思うのですが男の人が書く漫画ってみんな一緒の顔に見えるんですよね、登場人物が。 で、あんまりよくわからなくて、私は漫画よりも台本に忠実にいこうと思いまして、台本を読ませて頂きまして、役作りをしたんですけども。 少女時代の18歳くらいから50歳手前までの役なんですけども、ずっとでている訳ではないので箇所箇所で年齢の幅をだしていこうかなと思って作っています。先生からのああでもない、こうでもないと言われつつも、まあ自分で役つくりを出来たかなと思っています。

ここで、早速お客様が。同期の天希かおりさん(ちー坊)登場
ちー坊 「ぐーんちゃん」
ぐん  「あはははははは・・・お客様っていうから誰かと思っちゃった。」
ちー坊 「なーんだ、ただの同期かって」
ぐ 「いえいえいえ」
ち 「はい」とお花を渡す
ぐ 「素敵なお花ありがとう。今回ショーで・・」
二人 「組んでるんです!!ほんの一瞬!」
ぐ 「本当はもっとあったんですけど、カットされちゃってねー。離れちゃってねー。本当は一緒にポーズだったんだよねー。」
ち 「そうそうそう」
ぐ 「今回皆さんご存知のとおり、お芝居で変な外人のグラバーさんされてて、かなり好評で、すごいんじゃないんですか?お声なんかもかけて頂いたりなんかしちゃったりして・・・」
ち 「うーん、一番声をかけてくれるのはぐんぐん。」
ぐ 「そうそう」
ち 「袖でいつも励ましてくれるんです。緊張しーなんですね。」
ぐ 「すごい手が冷たくなんるんですよ、彼女は。出番前になると」
ち 「こーいう感じでね・・」
ぐ 「ダンスの時は全然そんなことないのに・・・お芝居になるとね、かなりね。緊張しちゃってね」
ち 「体の大きさが全然違うのに、反対なんだよねー。」
ぐ 「逆、逆みたいな・・・」
ちー坊 「ねー」
ぐ 「花道からいつも応援しているんですよ。お芝居も素晴らしい・・・・」
ちー坊は自分がお茶会に行くのがバレないように、いつもだったら「お茶会頑張ってねー」とか声をかけるのもせずに、とんみちゃんが着替えてる間にさっさと帰ってきてしまったそうです。
ぐ 「忙しいのにありがとうございました。明日は二回公演ねっ!」
ちー坊拍手の中退場。いつもの舞台でのバリバリのダンサー&クラバーさんの変な外人ぶりはいずこへ?のかわいいちー坊でした。

引き続き公演の話

Q 気の強い喜勢を気持ち良く演じているように見えましたが・・・・
 私結構ね、気の強い役多いんですよ、何故か・・・こんなにしおらしいのに・・(会場&とんみちゃん笑)そうですね、気の強い感じが多くて・・・数えたんですけど、 今回相手役の轟悠さんを3回も殴っていることに気付きまして、私なんか殴ってるなーって。前の「再会」でも殴っているので、よく殴るなー私は、とか思うのですが・・・土佐の女で、 さばさばとした感じで根性座っていて総合したらぴったりかなーと思って、敢えて否定はしないのですが、非常にやっていて気持ちいいと言ってはあれですが、自然に役に入っていけました。

Q たたくところで、勢い余って当たっちゃったりとかは?
 ないですね!(きっぱりと)ないです。見事にないです。音にも合ってます。

Q 歌う所の心境は?
 民謡なので、変に歌うな、と言われているのですが、キー的にも合っているかなと思ったり、自分で楽しみながら歌っています。花道から登場するのもあまりないので、 第一声なので頑張ろうかなとは毎日思っています。

Q お妾のまひるちゃんとのバトルのところは?
 もっとバトルがあったほうが面白いのになーとか思ったんですけども、今回やるにあたって、男同士の友情って宝塚でよく書くんですけど、 女同士の友情っていうのはあまり書かれたことはないと言われまして、この組なら出来るのではと先生が仰ってくださって・・・まひるも非常に実力のある女役なので、二人でこういうバトルできるっていうのは 私も非常に嬉しいし、こういう事やってみたいな、ということができたので毎日楽しいです。もう、こう・・バチバチバチってね・・

Q 最後の喜勢さんの年齢設定は?
 えーっとですね、50歳くらいにしておきましょうかと言われたので・・本当は昔なのでもっと若くて、30歳過ぎくらいの設定にしてほしいと言われたのですが、 かなり弥太郎さんの方も老けられているので、(会場&とんみちゃん笑)私も老けた方がいいのかなと思って敢えて老けさせています。

Q お芝居の見所は?
 私に関しては「ヨサコイ節」と喜勢の年齢の幅を見て頂きたいです。
お芝居全体の見所は「三菱を一代で築いた人の一生」というふうに捉えて作品を見てはいかがでしょうかとのことでした。

Q 「パッサージュ」のプロローグについて
 今回、女役のお衣装が新調なんですね、ロマンチックチュチュみたいな。そうしたら、 それだけで予算がなくなったとか先生に怒られて。私達のせいじゃないのにね、なんて言っていて。
 お衣装も綺麗で、盆もグルグルっとまわりながらセリ上がりして歌っているんですけど、女役さんに囲まれて歌うのも珍しいし、 嬉しいなーと思いつつそして、久しぶりに絵麻緒ゆうさんと組んで「ああ、なんかお久しぶりです」って感じなんですけども。 男役さんは燕尾で娘役はロマンチックチュチュで、宝塚らしいプロローグなのではないでしょうか。

Q カフェの場面
 お手紙などでも一番よくわからない場面だとよく言われるそうです。今回の荻田先生が非常に抽象的な作品を作る先生なので、今回のカフェの場面も…
 出会って恋に落ちるちょっと手前で、ああいいなこの人、ぐらいでちょっと止めておいてほしいような感じでお願いしますって言われて、 湖月さんと悩みまして、探りながらやっているんですけど、だからそういう風にみてくださいね、みなさん。訳わかんないですとか書かないでくださいね。(笑)
カフェの場面の歌は、シャンソンをボサノバ風にアレンジした曲だそうです。

Q 衣装について(マーメイドドレスのこと)
 膝をぎゅっと縛られて歩きなさいと言われているような気分なんですけども、 本当になんだかもう歩けないんですよね。本当にぴっちりなっていて・・・・踊りも少しあったので、 どうしましょうと思ったのですけど・・・・
 先生のこだわりのマーメイドの衣装で、「お願いします」って言われたから、まあ着てやってるのですけども

(わざと恩着せかましくふざけているとんみちゃんは、かわいかったです)
 おかっぱの金髪の場面で、羽根をつけているのですけど、S字の羽根で、初めバランスが本当にとれなくって、 右よりになっていまして、先生から「これは絶対に無くさないでほしいから、この羽根で行きますから」と言われて・・・・ あの羽根はこだわりの羽根だそうですから、見てください。

Q その後の早変わりは?
 結構早いですね。いつも袖でいしちゃんが先にスタンバイしていて、リーリーリーリーとかしてくれて・・ いつもあわてふためいてスタンバイしています。

Q シックなオレンジの衣装の場面は?
 絶対表情を作るなって先生に言われたんですよ。で、無表情でやってくださいっといわれたんです。 私も轟さんも無表情だと非常に怖くて、もうなんかどうしましょうという感じなんですけども。 (会場笑い・とんみちゃんも笑い)いしちゃんと『ここは無表情だからね。』『そうですね。無表情で行きましょう。』 なんて二人で無表情でやってるんですけども。あれは、本当に無味乾燥みたいな場面で、唯一感情がだせるのが少女のまひると天使のコムちゃんくらいで・・・・」
外部の先生の振り付けなので、変わった感じでお稽古も楽しく衣装も凄く好きなんだそうです。

Q フィナーレのリフトのところは?
 あんなに沢山まわしてもらうの、初めてみたいな感じで・・・つい、一昨日かな、皆さん生徒さんが時間があるときは袖で見てくださるのですが、 『すごいまわってますねー。もう一周くらいまわったら、またいいと思います』なんて言われて、湖月さんと『じゃあ、もう一周まわっちゃう』『周っちゃいましょうか?』 なんて言って、まわして頂いたら、降りたところがふたりとも正面で降りなきゃいけないのに、後ろになっちゃって、お客様にお尻向けてしまって・・・・ 『あー』としまったねという顔を二人でしてしまい・・・・。でも、あの非常にあんなにまわして頂いて、気持ちいいですね。

Q ショーの見所
 抽象的な、荻田先生の『君はいったい何を言いたいんだ?』(笑い)みたいな感じのショーなのですが、 非常に華やかな部分もあり、わたしは久しぶりに気に入ったショーだなって思っています。こういう感じのいショーは大好きなので。幻想的なところもあり、 まあ宝塚的華やかなところもあって、楽しんで頂きたいなという感じです。

ひとつひとつの質問をじっくり考えながら、ユーモアも交えてのお答えに笑いが絶えない会場でした。

オフの質問
ストレス解消法・・・『車をとばすこと』  あんまり時間とかも、お稽古したりとかで時間もあまりないので、どこかにゆっくり行くっていうのが、 私達あんまり出来ないんですよね。そうすると、ひとりになってどこかに行きたいなということもあるので、 自分の車でがーっと・・あんまりスピードはださない程度に。ドライブはストレス解消になりますね・・・・ あちこちよくぶつけてますけど。(笑)
マイブーム・・・・『アジア映画』 下級生の子が紹介してくれた映画等をよく見たりしているそうです。
今話題のITはやっていますか?・・・『メールのみ』 ちー坊に全部『おまえ、いい加減にしろ。』と言われながら習ったそうです。

ゲーム(二人一組で)とんみちゃんの気分の色当てゲーム
お題の時にとんみちゃんは『何色気分か?』を当てるゲームでした。とんみちゃんと私達の手元にある色紙を一斉にあげて、とんみちゃんと同じなら正解・・・ なかなか、とんみちゃん、一筋縄ではいかない??
 @ 今まさに何色気分? 緑 …理由:なんとなく・・・平和の色で
 A 『猛き黄金の国』の公演中は何色気分? 赤 …理由:なんかこう喜勢ちゃんは内に秘めた情熱があるかなーと思って
 B 『パッサ-ジュ』の公演中は何色気分? 青
 C 緞帳が下りる瞬間の気分は? 黄色 …理由:「あー終わったっていう感じです」 
 D 朝起きた時の色は?   答?(ヒアリングできず) …理由:あんまりダラダラしないので、起きたらすぐ活動したいので
 E 夜寝る時の色は?  答? (ヒアリングできず) …理由:夜の色って感じで・・・
 F 車を運転している時   緑 …理由: 「緑好きなんです。」
 G 美味しい物を食べている時 黄色 …理由:ハッピーな色だから
 H 雪組を色で表すと?  答? 
 I 宝塚の町を色で表すなら?  ピンク …理由:時が止まっているようなイメージで。夢々しい感じで
優勝者は6問正解の組でした。とんみちゃんの発想がなかなかユニークで、爆笑と驚きの渦の中、ゲームは終わりました。

質問コーナー2 『とんみちゃんから皆さんに質問をなげかける』コーナー
とんみちゃんの引いた座席番号の人が、あらかじめ用意してある質問(内容はとんみちゃんが読み上げてからのお楽しみ)に答えるというもの。 つまり、一対一で会話(?)できるというドキドキするコーナーでした。こんな質問がありました・・・
  「私(月影瞳)の魅力について語ってください」 (かなり照れながら聞いていました。)
  「似ていると言われる芸能人は?」
  「私と一日遊びに行くとしたら?」
  「お勧めの旅行スポットは?」
  「あなたの故郷自慢をしてください。」
  「私(月影)を動物に例えると?」
この質問の時にはとんみちゃんからこんな牽制球が・・・ 「動物って困りますよね、変なこと言えないし。言ってください、覚悟はできていますから。私よく言われるのは爬虫類系なんですよね。あんまりかわいくないやつ。」 ちなみにこの時当たった方の答えは「白熊。」でした。意外な答えに、とんみちゃんもちょっとびっくりされていたような。
  「オリンピックに参加するとしたら?」
  「宝塚の舞台に立つなら男役・女役どちらがいいですか?」
  「ここ最近感動したことは?」
  「私(月影)と共演して欲しい俳優は?」

中には「ラッキーカード」が入っていてその場で逆にとんみちゃんに質問できた方もいました。
  「理想の男性のタイプは?」  とんみちゃん「轟悠さんです。私より全然女性らしいのですけどね・・・」
  「好きなブランドは?」  「ないです。」だそうです。かなり考えたあげく「こだわらないので」という事でした。

この後、テーブル毎に記念撮影(握手も)・ミニオークション等を行い、とんみちゃんへのプレゼントをお渡しして(今回はDVDプレイヤーでした)
とんみちゃんからのお返しは、久しぶりのお歌のプレゼント!「エリザベート」の「私だけに」!まさか生で聞けるとは思っていなかったので、感動でした。

生徒さんからのお花は、絵麻緒ゆうさん、成瀬こうきさん、朝海ひかるさん、紺野まひるさんから届いていました。

最後のご挨拶では、「なかなかファンの方と交流する機会がないのでこういう場を持てて楽しかったです」「夏の博多は暑いですが、皆さんいらしてください。その前に東京もおわすれなく」 みたいな感じのことを仰っていましたが、MDが作動せず・・・・ うろ覚えです、すみません。

とんみちゃんの、サバサバ男らしい?格好いいお話ぶりがうまく再現できないのが残念なのですが、行かれなかった方・これから行ってみたい方の参考になれば幸いです。

ゼロさん、素晴らしいレポ、本当にありがとうございました。それから、ぶたぱずるさんにもご協力頂きまして、ありがとうございました。 今回も、とても楽しい、充実したお茶会が想像できます。参加できなかったぶみも、なんだか会場に一緒にいた気分になれました。 みなさんも、きっと・・・ね。

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