杉の家  あらわし工法

地盤改良杭を打っています。
1820ミリピッチです。
基礎ができてきました。
防湿の土間をこれから打ちます。
垂木(のぼり梁)材が納入されてきました
大工さん手で、木材の加工に入りました。
ホールダウン金物です。
柱と基礎を直接固定します。
通し柱や角の柱に設置します。
在来工法では、この金物の設置により、耐震に対して格段の強さを発揮します。
土台は桧です。150ミリ角です。
あえて防虫処理は行いません。
杉の赤身でも可能です。
基礎コンクリートとの隙間の黒いものは、通気パッキンです。
建物の全周から通気します。
建て方が始まりました。
杉材なので、一般的な材料より強度の関係で、木材の大きさが1割から2割程度大きくしてあります。
一番大きな梁で、成が360ミリあります。
東側外観です。だいぶ形になってきました。
1階が大きいため、実際の床面積より大きく見えます。
あらわし工法のため、建物の階高を押さえてあるため、安定して見えます。
軒先詳細です。
大きな柱みたいなものが、垂木です。120ミリ×150ミリあります。
すべて室内から見えることとなりますので、作業は丁寧に。
軒先詳細です。
軒先の出が900ミリあるため。軒先には風圧がかかります。
すべてボルトで固定してあります。もちろん下からボルトは見えません。
2階と1階テラスの棟梁が交差します。
2階の軒天井を張りはじめました。
すべて裏から見えます。
棟詳細です。
頂上の棟(120×270ミリ)も大きな垂木をボルトで固定します。
富士山が後方に見えます。
施主様の希望の富士山も2階の窓から見えます。
屋根の下地件、軒天井材は杉の30ミリの板材です。
厚さがあるため、建物の水平耐力を負担することができ、断熱、防音をかねます。
見えないボルトですべての材料は固定されてます。
梁の中へ埋め込んでいます。
ワッシャは緩み止めの物が使われています。
2階の天井ができてきました
2階の軒先です
梁と桁が高さを違えて交差します。
一番上が垂木です。
屋根が葺き始められました。
ガルバリュウム鋼鈑の縦ハゼ葺きです。
軽くて風邪に強く、耐久力に優れています。
防水はゴムアスファルトで完璧。分厚いです。
シートの下はキッチントップライトです。
さて何でしょう?

答えは壁や床の断熱材です。
皆さんが着ているフリースと同じペットボトル素材のポリエステル製です。
燃えなく、内部に湿気がこもりません。
もちろん安全!
断熱材を壁にいれるとこんな感じです。
筋交いも入ってますね。
床壁に断熱材が入りました。
でも空気は通るんですよ。
階段が取り付けられました。
施主様も2階が見学できますね。
下張り床材の上に、いよいよ仕上げの杉床張りです。
木目を確認しながらの作業です。
冬の乾燥期なので、夏に備えて隙間も調整します。
外壁の下地も出来てきました。
木ズリといいまして、板の間に隙間があるのがミソデス。ここを湿度や空気が抜けていくわけです。
合板の場合壁の中の空気や湿度は原則抜けません。
外壁の下塗りが始まりました。
下塗りも仕上げ材と同じ「そとん壁」です。珪藻土と同じ性質を示します。シラスの火山灰素材です。
耐火・防水・通気・湿度調整・自然素材・原則メンテナンスフリー

通気性防水紙(内部の湿度は通すが、外壁からの万が一の水分の浸入は止めます)の上に、波上のラスワイヤーでしっかり木ズリに止めます。
下塗りと同時に、クラック止めのグラスファイバーメッシュを塗りこみます。
内部も仕上げ段階です。
壁は珪藻土塗りです。
2階も内装が仕上がってきました。
壁には収納がたくさん
外壁「そとん壁」仕上げ塗りです。
今はめずらしい、竹くしによる掻き落としで、横スジの模様を入れていきます。
ちょっと戻りますが、床の仕様です。
下張り(2階では1階の天井厚さ30ミリ杉材)の上に根太を敷いて空洞が出来ます。ここが断熱、防音に利いてきます。またこの空洞を利用して電気配線をします。
玄関上がり框下の引き出し収納です。
キッチンの仕切りカウンター収納です。
窓にはすべて障子が入りました。
樹脂製和紙のため、破けなくて張替えがほとんどありません。
階段の一番下も引き出し収納です。
電気の仕上げ工事中です。
バルコニーもつきました。
ここはアルミ製。外構工事も始まってます。
システムキッチンも入りました。
タカラスタンダード製です。オールステンレスホーロー製。
いろいろなメーカーを取り付けてますが、丈夫でお手入れ簡単。お客様に良心的でお得なメーカです。
玄関周りの外構も完成しました。
コンクリート平板に車が載ります。
隙間の砂利から雨水が地面に浸透します。
木格子はユーカリです。
窓の視線をさえぎり、防犯もかねます。
玄関には下屋があり、自転車置き場や、夏の暑い空気も和らげて家の中に引き込みます。
外回り木フェンスも出来ました。
ユーカリ製(クラタ製作)です。
隣地目隠し兼用外テラステラスです。
大きなフェンスも自然に庭に溶け込みます。
ガーデンデザインは私たちの得意とするところ!
テラスに面した中廊下です。
天井が高いので狭さを感じません。
照明は夜でも安心、自動点灯です。
玄関収納。
中央のスリットは施主様のご提案です。
障子が入りました。
階段収納
キッチンの上は天井が勾配なりに高くなっています。
収納たっぷり。
夜景です。
あたたかで柔らかな感じです。
照明は原則蛍光灯です。
勾配を利用した棚の上も空間が出来ます。
キッチン天窓です。室内側が木製のため違和感がありません。大変明るいです。
もちろん通気できますよ。網戸つき。
夜は星空が見えるように透明複層ガラスです。
大きなバックカウンターとたっぷりキッチン収納。
施主様の希望で、棚や造りを調整してあります。
どの部屋も明るく風が通って気持ちがいい
障子からやさしい明りが差し込みます。
一日明るいリビング
シンプルで素朴な外観ですが、これから100年を超えて家族を見守ります。
大きな入り口引き戸と玄関先下屋です。
あたたかな、ぬくもりで家人を迎えます。