生まれ変わる家 1

 お茶工場の改修現場の離れです。天井を取り外すと、はすばらしい梁が出てきました。
「今あるものは、活かす」最高の素材です
豊好園さんの茶飴です。
ほんのり甘さの奥に、お茶の香りと苦味が広がります。
親子で作るお茶には、その暖かな人柄がうまみを添えます。
出来上がったばかりの新茶
清水の清流が育てた、香り深いお茶です
改修の始まりです。
基礎土台がすでに下がっていました。
ジャッキアップして補修します。
1階部分は耐震補強しました。
せっかく改修するのだから、出来る限りの
補強もあわせて行います。
一番下がっていた土台をジャッキアップして隙間にパッキンを
かいます。約6センチほど下がっていました。
在来工法の木造住宅ならではの補修です。
天井は梁の上の屋根勾配なりに作ることとしました。
断熱を施してその下に不燃の下地を張ります。
ホコリだらけだった梁も、施主様が拭いて頂いたおかげで、
キレイに木目が出て生き返ってきました。
個室側の天井は一部床と水平に平らに張ります。
やはり断熱材(ポリエステル)を入れ込んでいます。
こちらはダウンライトを天井に埋め込みます
キッチンダイニングです。
天井下地が出来てきました。
梁の隙間を施工する為に、まっすぐな所が少なく、大工さんが
梁の間に登って、苦労して張っていました
床は杉板張りです。
天井の梁が活きてきます。
壁は施主様が珪藻土を塗られます。
キッチンダイニングから個室側の天井を見たところです。
昔養蚕小屋だったので、広い空間を木造で作るため大きな
梁が組み合わされています。
内装下地が出来てきました。
ここから先は施主様の出番です
キッチンもシンプルに入りました。
キッチン横からは、下屋上の大きなテラスに出れます。
窓からは近くの山が見えます。
既存の浪トタンに、張り重ねられた杉板の外壁です。
1階の個室の前の外観です。
杉板を外壁に張り重ね。下屋の柱は腐り等を補修の為、
すげ替えました。
縁台は前のものを、下足入れ風に改修しました。
縁台の詳細です。
この飾りは何の板だったのでしょう。
縁台上の四角の穴は、猫ちゃんの出入り口戸です。
母屋横の庭を通ってハナレに向かいます。
2階の窓からは、清水の清流を包む山々が美しく見えます。