Iced Coffee(アイスコーヒー)


夏の日の午後
〜彷徨えるコーギー〜2000.8

夏の黄色い花とカフェ

網戸越しに入る風
午前中あれほどまでに鳴いていたセミ達も今はおとなしい
竹をつたう青や紫の朝顔の花も明日の朝までひと休み

夏の日の午後
時間(とき)が止まったかのような
葦簀(よしず)越しの光
カフェにとっては3回目の夏
あちらこちらバタバタと倒れ込み
板の間、畳の上、玄関タイルの上、涼しいところを探している


多少暑さも和らいだ夕方
散歩に出掛けるにはまだ早い

“今日も海に行こうか!”
話しかけながら横にいるカフェの背中を撫でる
ウン!とうなずき、早く行きたいのかじっと見つめている
あの瞳で見つめられる分だけ優しくなれるような気がしてくる
そして
“撫でてもらった数だけ犬は幸せになれるのかな?”
と、勝手なことを思ったりする

打ち水をした庭の砂利の上を歩きながら
カフェは考え事をしている

カフェ:
“今日はどこで寝ようかな
テーブルの下、椅子の下、カーテンの下・・・
やっぱり、みんなの側がいいや”

椅子の下でおやすみ

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