エコライフしましょ

  コンビニのレジには、たいてい2人以上の店員がいる。1人がレジを打ち、もう1人が商品を袋に入れるためである。どちらの店員がどちらの仕事をやるかは決まっているわけではなく、状況に合わせて、どちらもどちらの仕事を同じようにこなす。コンビニの仕事として、レジの仕事が目立つが、今回はその隣で行われている袋詰めの仕事について書いてみようと思う。

  コンビニでは買ったものすべてを袋に入れるわけではない。コンビニであるから、ジュースやアイスを一つだけ買っていく客もかなりいる。そんな時、さすがに袋はいらないだろうと思った時には、いらないだろうと思いつつも「袋に入れますか?」と聞くようにしている。ジュースやアイス一つ買っていく客は、そこでたいてい「いらないです」と答える。時には「入れて下さい」と言われることもあるが、そんな時は、予想が外れたにしても、黙って袋に入れて渡す。

  しかし、客が財布からお金を出すのに忙しそうだったり、聞こうとしたその時にタバコを注文されたりと、「袋に入れますか?」と聞くタイミングを逸してしまうこともある。そんな時はとりあえず袋に入れるようにする。するとそこで客の方から「袋はいいですよ。」と声がかかる。

  こんな客はごくわずかである。こちらが声をかけない限り、客の方から声をかけてくることはまずない。だから、ジュースやアイス一つを、袋に入れて渡すと、客はそれを持って黙って店を出て行く。そうして、店の前に置いてあるごみ箱に袋を捨てて、ジュースを飲み出し、アイスを食べ始める。そんな光景を目にするといつも、「あぁ、短い命だったね・・・ごめんよSSS(一番小さい)袋・・・」と袋へのお詫びの気持ちでいっぱいになる。と同時に、いらないなら自分から言えばいいのに・・・と思う。しかし、SSSの袋の運命とはこんなものなのだ、と割り切って考える。なぜならもっとひどいことをする客がいるからだ。

  ジュースとタバコを買っていった客に、やはり「袋に入れますか?」と聞くことができずに、袋に入れて渡し、次の客の相手をする。さっきの客の存在などほとんど忘れて、並んでいた客の全てをさばき終え、一息ついた時、隣のカウンターに何かを発見する。空の袋が置いてある。 犯人は間違いなくジュース一つとタバコを買っていった最初の客である。「袋、いりません」とその場で断るでもなく、外に出てからごみ箱に捨てるでもなく、いらないからその場に置き去りにしたのである。いらないのだが、捨てるにはもったいないという思いからそうしたのかもしれないが、こんなことをされるとやはり気分が悪い。

  もったいないと思うのなら初めから「いりません」と言えばいいことである。オマエは店員が袋に入れている作業が見えなかったのか?いらないものをもらおうとしているのに、それを黙って見ていたというのか? 店員が置き去りにされた袋を発見するまでは、他の客の目にはその袋はゴミとして映るだろう。その人が置き去りにしたばかりに、袋一つが店員の気分を害し、店のイメージダウンにもなる。     また、袋に入れて渡した目の前で、袋から出して商品だけ持って帰る客もいる。まったくもって気分が悪い。袋に入れる前になぜ「いりません」の一言が言えないのだ!?オマエ等には口がないのか?聞かれなければ答えないのか?

  袋だってただではない。もったいないと思ってくれるのはいいが、思うのなら積極的に行動して欲しいものである。それとも、袋を置き去りにする奴や、目の前で袋から出す奴は、嫌がらせのつもりなのか?そういう奴に限って「袋に入れますか?」と聞くと、「いらない」とやたら高圧的な態度で答えたりする。まるで、「こんなものに袋なんているわけねーじゃねぇか。」と言っているようである。オマエ等はどうして欲しいのだ?もう少し店員に対する礼儀があっていいのではないか?どちらにしても、店員は気分が悪くなる。これでは八方塞である。

  こんな経験から、私は自分が客として他のコンビニを利用して、袋がいらない時は自分から言うようにしているし、いらなくても入れられてしまった場合は、黙って持って帰るようにしている。中には言わなくても、500ペットのウーロン茶にシールだけ貼って渡したコンビニもあったが、それはそれで、袋がいらなかったからいいものの、なんだか無愛想な感じがした。やはり店員の方から「袋に入れますか?」と聞いた方がいいのだろうか・・・。

 

 

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