続々・休脳な人々
またも登場の休脳な人々である。作者がこの「休脳」いう言葉を気に入っているという説もあるが、とにかく、コンビニ客には休脳な人々が多い。もしかしたら、コンビニ客に限らず、他のところでも頭を使っていないのかもしれない。頭は普段から使うことが大切だ。脳の活性化のためにも、コンビニだろうがどこだろうが、頭は使うようにしましょう。
さて、本題に入ると、コンビニにはたいてい2つレジがある。小さな店舗では1つしかないところもあるが、2つあるのが普通ではないだろうか。レジが2つあれば、客が5,6人並んでしまったときや、1つのレジが点検中などで使えないときなども、止まることなく仕事をすることができる。しかし、昼時など、時間によっては2つのレジがフル回転することもあるが、それ以外の時間帯はたいてい1つのレジで事足りる。
私もバイト中はたいてい1つのレジしか扱わない。そんなとき、使っていないレジのカウンターには「休止中」と書かれたプレートが置いてある。コンビニで目にしたことはもちろん、スーパーでも一番すいているカウンターに行こうとしたら、目の前で出された、なんて経験のある方もいるかもしれない、あのプレートである。
休止中のプレートが置かれたレジは、まったくの休止なのか、と言ったらそうでもない。トイレットペーパーなどの店の備品を緊急に補給しなければならないとき、店からお金が出るので、レジで処理する。また、店に控える伝票をファイルするときなど、カウンターを使いたいときも、休止中の方で行う。どちらも店のための仕事であり、客を巻き込む必要はないので、客の相手はもう1つのレジでスムーズにできるように、店の仕事は客に邪魔されないように、レジを休止する。また、以前レジの1つが突然故障してしまい、全く使い物にならなくなってしまったこともあった。そのレジは、直るまで有無を言わさず「休止中」であった。
しかし、店員がそんな仕事をしているとは露も知らない客は、店の仕事をしている店員が立っているレジの前にやってくる。もちろんもう一つのレジにも店員は立っているのだが、そういう時に限って、後ろを向いていたり、カウンターの影(客の見えないところ)で袋の整理をしていたり、最悪の場合、レジにすら立っていないこともあり、客は店の仕事をやっているレジの方にやってくる。確かに、こちらの方が前を向いており、何か仕事をしているようだから、レジも起動しているように思うのは分かる。こんなとき、店の仕事の手を休めて、雑然としたカウンターではあるが、客の相手をしてもよいのだが、客の方が「休止中」のプレートを見て、隣のレジに移動してくれることが多い。しかし、「休止中」と書かれたプレートを見て、隣のレジに移動もせずに、プレートの隙間から商品をカウンターに置くのはどういう了見だ!?そんな輩にはコンビニのモラルを教えるかのように、プレートをどかす仕種も見せず「あちらのレジでお願いします。」と言うようにしている。
だいたいカウンターまで来て「休止中」の文字が見えないのか?店員がいるから会計はしてくれるだろうとか思っているのか?断っておくが、コンビニ店員の仕事はレジ打ちだけではない。レジが休止中なのは、レジが起動していないからだけではなく、そのカウンターで何か仕事をしているからだとは考えられないのか?オマエは実際、カウンターで伝票をファイルしている私を見ているではないか!!
以前、このような現象があまりにもひどいので、店員の一人が休止中のプレートを目立つようにしたことがあったが、目に見えた効果はなかった。しかもその「目立つように」とは、プレートに書かれている漢字にことごとくかなを振り、誰にでも読めるようにしたのである。オマエ等、バカにされているのが分からないのか?
レジ休止中は、ただそのレジを使っていないだけではなく、使えない理由があることがあります。「休止中」はあくまでも店の都合であり、客に割り込まれる余地のないこともあるのです。店員の許可なく、休止中のレジが起動することはまずないと思ってください。いくら休脳だとは言っても、もういい大人なんですから「レジ休止中」の文字くらい、ちゃんと読めますよね?
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