コンビニ小ネタ集
この度、約5年続けたコンビニアルバイトを、引退することになりました。それと同時に、ご好評いただいたこのコンビニエッセイも、今回を持って最終回といたします。またいつか、私がコンビニで働くことがあれば復活いたします。 約1ヶ月後には猫町大幅リニューアルを予定しております。今まで猫町をひいきにしてくださった皆さん、そしてコンビニエッセイをご愛読くださった皆さん、本当にどうもありがとうございます。これからもどうぞよろしく。
というわけで、今回は最終回スペシャルとして、コンビニ小ネタ集をお送りいたします。
謝る客
急ぎ足でレジにやってきた客。手には缶コーヒー。「いらっしゃいませ」と私。「すみません」と言いながら、コーヒーをカウンターに置く客。バーコードを読む私「120円・・・」「すみません、これとあとタバコ・・・マイルドセブンをすみません。」と客。「はい、・・・370円になります。」と私。「すみません・・・(財布を探る客)じゃ、400円からすみません・・・」とお金を出す客。「袋に入れますか?」と私。「いや、結構です。すみません。」と客。「400円お預かりします。30円のお返しです。」と私。「あ、すみません。」「ありがとうございます。」「ああ、すみません。」
こういう客、よくいるんですけど、いつも思います、別にオマエは悪いことしてないぞ。
言ってるがな
店に駆け込んできた客。かなり急いでいる様子。わき目も振らずカウンターへやってきて一言。「80円切手はおいくらですか?」
この客、きっとこう言いたかったんじゃないんだろうな。急いでいたがために、どこか間違えちゃったんだろうな。なんて、さんざん笑ったあとに思いました。
曖昧
おでんとかカップ麺とか、大量に買っていく客がいます。そんなとき、箸がいくつ必要なのか分からないので聞きます。「お箸はいくつ入れましょうか?」「そうねぇ・・・じゃ3つくらい。」3本でいいですか?
タバコをまとめ買いする客がいます。「マイルドセブンちょうだい。」「お一つですか?」「そうねぇ、じゃ、3つくらい。」3つでいいですか?
はじめて店に来たのか、売り場がよく分からない客がいます。「すみません、弁当のようなものはどこにありますか?」弁当じゃダメなんですか?
迷い人
「すみません、○○にはどう行ったらいいんでしょうか?」「この道をまっすぐ行くとAデパートとBデパートが並んで建っている所があります。そこを右に行けば着きますよ。」・・・(この間約15分)「すみません、Aデパートはあったんですが、Bデパートが見つからないんですけど・・・」
あなたの目的はデパート探しではなくて、○○に行くことなのでは?ていうか、戻ってこないでその場で他の誰かに聞けよ。
どうしても飲みたい
「ビールはあるか?」「すみません、置いてないんですよ。」「なんだそうか・・・じゃ、しょうがない、タバコを・・・マイルドセブンのスーパードライ。」
以上小ネタ集でした。このエッセイはノンフィクションです。登場する人物・団体は全て実際と関わりのあるものです。したがって、上記の出来事も全て実際に起こったことです。(念のため)
では皆さん、新生猫町、新生コンビニエッセイ(やる気なのか?)をどうぞお楽しみに!
(2001.3.21)
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