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◆◇◆ 赤川次郎 ◆◇◆
作品の発表順に掲載してます

三毛猫ホームズの推理 (1978)角川文庫
 猫が主役?の推理物、といったらやっぱりコレですよね。ご存知三毛猫ホームズのシリーズ第一作、ホームズと片山刑事との始めての出会いが書かれています。売春、密室殺人、女子大生連続殺人事件と次々と起こる事件をホームズがコンビの片山刑事とともに、解き明かしていきます。トリック的には…、だけどホームズが可愛いからいいでしょ。

三毛猫ホームズの追跡 (1979)角川文庫
 シリーズ第二作。片山刑事の妹晴美はカルチャーセンターの受付嬢に転職。ある日、金崎沢子と名乗る女性が三十クラスの全講座を申し込み、一度に四十数万円の授業料を払って受講生になった。ところがそれから次々に講師が殺されていき、その女性は講座に姿を見せない。その上、本物の金崎沢子は2年前に殺されていた。黒猫ジョンが登場し、ホームズの推理もますます磨きがかかります。・・・あんまり人が簡単に死んでしまうのも。

三毛猫ホームズの怪談 (1980)角川文庫
 西多摩の一角を開発したニュータウンの大団地で、子供が次々と謎の事故に見舞われた。一方、近くの村で“猫屋敷”の女主人が、11匹の猫とともに何者かに斬り殺される。犯人と思われる男の自殺?死体、そして第二第三の殺人が。これは殺された猫達の呪い?沢山の猫達が登場して楽しませてくれます。最後まで謎に包まれた女性は果たして猫の化身なのでしょうか。

三毛猫ホームズの狂死曲 (1981)角川文庫
 権威あるヴァイオリンコンクールの決勝に進出する桜井マリにかかった謎の脅迫電話を、晴美が受けてしまった。最終選考に残った男女7人は宏大な別荘で一週間外部との連絡を絶たれて、課題曲と取り組むことになった。片山刑事とホームズはこの屋敷に張り込むが、自殺未遂に殺人までもが次々と起こってしまう。沢山の殺人と恋愛はツキモノ?

三毛猫ホームズの駈落ち (1981)光文社
 片岡家と山波家の先祖代々の対立から起こった、片岡家長男の義太郎と山波家長女晴美の駈落ちから十二年後。両家の末息子達が互いに刺し違えて死んでしまったから、ますます両家の仲は悪化するし、刑事の片山義太郎と晴美の兄妹が駈落ちした二人に間違えられて大騒ぎ。ホームズはさらに推理に磨きがかかり、人助けまでして大活躍!こんな賢い猫に会いたいなぁ〜?

三毛猫ホームズの恐怖館 (1982)光文社
 三毛猫ホームズと片山兄妹は、アパートのガス爆発事故に遭遇。現場からは女子高生の絞殺死体が発見され、彼女は妊娠していた。一方、片山刑事にラブレターを送った女子高生も背中を刺され、2つの事件からある高校の<怪奇クラブ>に繋がり...。

【この作品に登場する黒猫“チムニィ”。私のアドレスでもある、最愛の猫“チムニィ(通称チム君)”の名前はこの作品から戴いたものです。当時小学生だった私は母親の持っていたこの本を読んで、鼻に黒い模様のある見た目には白黒ブチな雄の三毛猫にこの『煙突(暗闇)』の名前を付けました。想い出の作品です。】

三毛猫ホームズの運動会 (1983)角川文庫
 三毛猫シリーズ初の短編集、全6話が収録されています。今回は片山刑事の上司でもある栗原警視が意外な一面を見せてくれます。もちろんホームズの推理は絶好調!いつも思うのだけど、食堂とか旅館にホテルまで猫同伴(しかも放し飼い!)出来るって羨ましい・・・。

三毛猫ホームズの騎士道 (1983)角川文庫
 殺人事件解決のため、ドイツのロマンチック街道にある古城に向かった片山たち。ここでは、資産家の若妻が三年前に所刑具「鉄の処女」で殺されていた。その真相解明のため、古城に招かれた一族全員に殺害の動機があった。次々と起こる殺人、またもホームズは大活躍。(だけど猫が海外に行ったら、帰りの検疫大変じゃない??)

三毛猫ホームズのびっくり箱 (1984)光文社
 2冊目の短編集。『三毛猫ホームズのびっくり箱』『〜の名演奏』『〜のパニック』『〜の幽霊退治』『〜の披露宴』『〜の宝さがし』の6話が収録されています。ホームズの推理はますます快調、4作目の狂死曲に登場した有名指揮者の朝倉先生も再登場します。

三毛猫ホームズのクリスマス (1984)光文社
 三毛猫シリーズ10冊目。『三毛猫ホームズのクリスマス』『〜の飛び石連休』『〜の子守歌』『〜の離婚相談』『〜の通勤地獄』の5話を収録の短編集です。短編だとホームズが活躍するシーンが少ないかも。赤川作品って、恋愛がらみの事件が多い?

三毛猫ホームズの幽霊クラブ (1985)角川文庫
 舞台はドイツ。旅行を続けていた片山たちはある夜、古城ホテルに泊まったのだが、若い女性が乱暴されて片山が犯人にされたり、子供が噴水で殺されかけたり。やがて一行の前に「幽霊クラブ」という正体不明のものが現れ、ついに殺人事件がおこる。ホームズは鳴き声で話してくれるからいいね〜。

三毛猫ホームズの感傷旅行 (1986)光文社
 『三毛猫ホームズの感傷旅行』『〜の優雅な生活』『保健室の午後』『〜の同窓会』『〜の奇跡』の5話が収録された短編集。ホームズは、同窓会に同行したりモデルになったり、と相変わらずの活躍ぶり。さっと読める手軽さもいいですね。

三毛猫ホームズの歌劇場 (1986.10)光文社
 ホームズ一行のヨーロッパ旅行も、ウィーンに辿り着いた。東京で行われたピアノコンクールの結果から、優勝者の失踪事件が。そしてさらに「ウィーン国立歌劇場」では殺人事件が、片山の誘拐事件までおこってしまう。今回もホームズは劇場内を自由に動き回ってます。こんな猫に会ってみたい。

三毛猫ホームズの登山列車 (1987)光文社
 ホームズ一行は、スイス・アルプスの観光地を訪れた。登山列車に乗り、氷河を望む展望台で片山は滑り落ちた日本人の女の子を助ける。その女性の姉は結婚式当日に花婿が式場に現れないのを悲観して自殺していた。ところが、その相手の男性に旅行中に出くわしてしまう。またも次々と起こる殺人事件に片山はうんざり。今回はあまりホームズの出番が無かったような〜。

三毛猫ホームズと愛の花束 (1988.1)光文社
 『三毛猫ホームズの名騎手』『〜の夜ふかし』『〜の幽霊城主』『〜と愛の花束』の4話が収録された短編集。だんだんホームズの出番が少なくなっているような?

三毛猫ホームズの騒霊騒動(ポルターガイスト) (1988.7)光文社
 TV局に勤める片山の友人から、“ポルターガイストの起こる屋敷で有名タレントと一晩を過ごす”という企画に、公平な第三者として参加してほしいとの依頼が。片山はおびえるが、妹の晴美とホームズは乗り気。「この本には、本当の霊が登場します。」という注意書きの通り、今回片山のお相手は女子高生の霊...。

三毛猫ホームズのプリマドンナ (1989.1)光文社
 表題作を始め、『三毛猫ホームズのモーニング・コール』『〜の古時計』『〜の青春ノート−小さな自伝』の4話を収録。この作品では挿し絵を漫画家の猫十字社さんが描いているのに驚きました。短編ではちょっと物足りない感じがしますが、ホームズの活躍は復活したようです。『〜の青春ノート』は著者の読書体験をつづった簡単な自伝、ホームズは登場しません。


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