図書館日記 > 一般 > ファンタジー(J.K.ローリング)

◆◇◆ J.K.ローリング ◆◇◆
作品の発表順に掲載してます

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上・下) HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX (2004.9)松岡佑子 訳 静山社
 復活したヴォルデモートとの戦いはいつ始まるのか?吸魂鬼に襲われ、「不死鳥の騎士団」に助け出されたハリーは、騎士団が重大な秘密を守っていることを知る。真実が明かされるシリーズ第5弾。額の傷痕はますます激しく痛み、今までとは違うなにかを告げていた。 夜な夜な夢にうなされるハリー。長い廊下、黒い扉。どうしても開かない扉。真実はその扉のむこうか?十五年前になにが起こったのか?いよいよ真実が明かされる。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上・下) HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE (2002.11)松岡佑子 訳 静山社
 クィディッチ・ワールドカップの決勝戦のあと、空に不吉な印が上がった。巧妙に仕組まれた罠が、ハリーを三大魔法学校対抗試合の選手に選ぶ。親友・ロンの異変、ハリーの初々しい恋、ハーマイオニーまで…。明かされるハリーの過去、ネビルの秘密、そしてついにヴォルデモートが復活か。分厚い本の上下2巻だが、読み出したら止まらない。はらはらドキドキの連続で、ますます次の巻が待ち遠しい展開になっている。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN (2001.7)松岡佑子 訳 静山社
 夏休みのある日、13歳の誕生日を迎えたハリーに、恐ろしい事件がふりかかる。脱獄不可能のアズカバンから脱走した囚人がハリーの命を狙っているという。脱獄犯を追うアズカバンの怪物、吸魂鬼(ディメンター)。ハリーにつきまとう死神犬(グリム)の影。そんな中、最高級の箒を手に入れたハリーは、クィディッチで大活躍。ハリーの知られざる過去が徐々に明らかに。これまでの3作で、この作品が一番面白かった!ルーピン先生いい人だ〜。ハリーの「守護霊の呪文」が見物。

ハリー・ポッターと秘密の部屋 HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS (2000.9)松岡佑子 訳 静山社
 シリーズ2作目。夏休みでダーズリー家に戻ったハリーは、突然現れたしもべ妖精ドビーの余計なおせっかいに振り回された上、意地悪なおじおばに監禁されて餓死寸前。やっと、親友のロンに助け出され、残りの夏休みを楽しく過ごす。しかし、新学期が始まった途端、また事件に巻き込まれる。ホグワーツ校を襲う姿無き声。次々と犠牲者が、そしてハリーに疑いがかかる。ハリーの特殊な能力も明らかに。新任の教官が、いい味出してます(笑)

ハリー・ポッターと賢者の石 HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE (1999.12)松岡佑子 訳 静山社
 言わずとも知れた(?)ハリー・ポッターシリーズ1作目。緑の眼に黒い髪、そして額に稲妻型の傷を持つ、魔法学校1年生のハリー・ポッターが、邪悪な力との運命の対決に打ち勝って行く、夢と冒険、友情の物語。私は映画を先に見たのですが、若干原作と違う部分もあり(映画のほうがテンポがいい?)。でも、本当に面白いです。462Pもある分厚い本ですが、読み始めたらとまりません。


図書館日記 > 一般 > ファンタジー(小野不由美)

◆◇◆ 小野不由美 ◆◇◆
作品の発表順に掲載してます

魔性の子  (1991)新潮文庫
 同級生に“祟る”と恐れられている少年は、幼いころ神隠しにあっていた。教育実習で母校に戻った広瀬は彼をかばおうとするが、次々と凄惨な事件が起こり始めた。彼の本当の居場所は何処なのか? なんとプロローグの数ページは『風の海 迷宮の岸』と一字も違わないのに驚き!王を選んだ後の泰麒がまた蓬莱に戻り、長い期間を過ごしていた。続編の様なこの作品が元になった作品なのか?

月の影 影の海(上) 十二国記講談社X文庫
 ある日突然学校に奇妙な男が現れて陽子を主と呼び、連れ去った。異形な獣たちに襲われながら辿り着いた場所は異世界。1本の剣を握りしめ異世界を彷徨う孤独な陽子に、執拗に妖魔は襲いかかり、出会う人々にも裏切られ心も身体も傷ついていく。何故か、ひかわきょうこの「彼方から」(白泉社コミックス)を連想してしまった作品。

月の影 影の海(下) 十二国記講談社X文庫
 陽子を救ってくれたのは半獣の楽俊。「ただひとり」の友とさらに旅を続け安住の地を目指すが、陽子がココへ呼ばれた本当の訳は...。そしてとてつもない決断を迫られる!友人お奨めのこの作品、上下巻とも一気に読めてしまいました。ネズミの半獣には、うちのハムスターを想像してしまった〜。

風の海 迷宮の岸(上) 十二国記 (1993)講談社X文庫
 上記『月の影 影の海』の続編。王を選び、王に仕える神獣麒麟は、金の果実として蓬山の木に実る。ある日、大気が歪む蝕で流された金の実は、蓬莱で「人」として生まれ育っていた。戴国の王を選ぶため連れ戻されたが、麒麟に姿を変える術さえ持たない泰麒−幼い少年の葛藤が始まる。とにかくどんどん読み進めてしまう作品。

風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (1993)講談社X文庫
 相変わらず麒麟に転変できず、指令も持たない泰麒。とてつもない妖魔と対峙し、ついに指令に下す。そしてその時、自分がまさに麒麟であることを悟った。幼い神獣が王を選ぶ瞬間が来た。このシリーズは山田章博さんのイラストレーションも楽しみの一つです。

東の海神 西の滄海 十二国記 (1994)講談社X文庫
 かつての暴君によって廃虚となった雁国は、ようやく親王が玉座に就いた。それから二十年をかけ、黒い土は緑の大地へと生まれ変わる。しかし、十八年の時を隔てて再会した2人の子供が、やがてこの国と王と麒麟と民との運命を怒濤の渦に巻き込んでいった。今回は、少し死人が多いかな…。

風の万里 黎明の空(上) 十二国記 (1994)講談社X文庫
 本編の三作目にあたる作品。別の国に住む境遇の違う三人の少女たちそれぞれが、苦難の末安らぎと幸せを求めて旅立つ。その先々で、色々な経験を積み成長していく姿が綴られている。この作者の書く文章は、とにかく難しい(読めない)漢字にルビを付けるのが多いが、今回はそれが一段と多い。これ何て読むんだ?と前のページを探ること多々...。(最初は?だけど途中から面白くなってくるのも、この作者の特長か)

風の万里 黎明の空(下) 十二国記 (1994)講談社X文庫
 三人の少女達が偶然にも出会い、一つの目的を果たすために力を合わせる。一応ハッピーエンドというのでしょうか。即、読み終えてしまえる一冊です。

図南の翼 十二国記 (1996)講談社X文庫
 前作にも登場していた、恭国の女王、珠晶が王に選ばれるまでの話。豪商の父をもち、不自由の無い生活と十分な教育を受けて育った珠晶だが、その暮らしぶりとは裏腹に、王を持たない国が日ごとに混迷の様相を呈していくことに憂いでいた。そして、十二歳の少女はついに自ら麒麟に天意をはかるため蓬山をめざす。騎獣が好きで気が強く小賢しい、何ともコ憎たらしい子供なのだけどそれも王の素質なのね。

黄昏の岸 暁の天 十二国記 (2001.4)講談社
 戴国反乱鎮圧のため自ら文州に赴いた泰王驍宗の悲報、何者かの反逆により傷つけられた泰麒は、蝕をおこし忽然と姿を消してしまう。行く末を案じた将軍李斎は、命をかけて景王陽子のもとへ。上記「魔性の子」につながる作品です。

華胥の幽夢 十二国記 (2001.7)講談社
 相変わらずルビだらけの小野ワールド、タイトルは「かしょのゆめ」と読みます。蓮国へ赴いた泰麒、その心情は…「冬栄」。国王を討った大逆の張本人月渓へ届けられた親書とは…「乗月」。楽俊と陽子を繋ぐ一羽の小鳥…「書簡」。才国の華胥華朶が示す理想の王国とは…「華胥」。奏国の利広が十二国を見聞…「帰山」。十二国を綴る5篇からなる短編集です。短編より長編の方が面白いかも。


 図書館日記へ戻る