◆◇◆ リタ・メイ・ブラウン&スニーキー・パイ・ブラウン ◆◇◆
<トラ猫ミセス・マーフィー>
作品の発表順に掲載してます
アルバムをひらく猫 Pawing Through the Past (日本語版2009.1) | 茅律子訳 早川書房 |
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久しぶりのマーフィシリーズです。今回は謎めいた連続殺人が次々と起こって、なかなか楽しめました。挿絵の画家さん、変わったかしら??以前の方が好みだったのだけど…。(09.08.05記述)
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新聞をくばる猫
Murder on the Prowl(1998) (日本語版2005.7) |
茅律子訳 早川書房 |
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事件の舞台はクロゼットにあるセント・エリザベス高校。ある朝、その学校の校長ロスコウの死亡記事が新聞に掲載され、仰天するハリーたち。ところが、当の本人はピンピンしていたのだ。そして次にロスコウの親友モーリーの死亡広告が入り、この悪戯にまたもや大騒ぎとなる住民たち。しかし、その後ロスコウが急死したことによって、事態はにわかにキナ臭くなっていく…。 事件的にはまぁ、現代風な話題と言えるのだろうか?でも今までのイメージからは少しかけ離れた感じがする。今回も飼い主のハリーを守るため、マーフィー、ピュータ、タッカーの3匹は大活躍。しかし、コーギー犬のタッカーならまだしも、ここまで猫たちが行動的に出てしまうと、猫らしさが…。今回は著者(猫)の、おぼえがき&あとがきがなかったのだが、どうしたのだろう?? ところで、図書館の本にはついてなかったのでわからなかったのだが、帯にあった「シャム猫なんか、メじゃないわ」って、これはココに対する挑戦状?(^^;;(06.4.7記述)
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トランプをめくる猫
Muder,She Meowed (1996) (日本語版2004.10) |
茅律子訳 早川書房 |
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シリーズ5作目。今回、事件の舞台は東部諸州でさかんな障害競馬の世界。騎手の死にはじまり、コカインや遺産相続など様々な問題が持ち上がる。トラ猫マーフィーは、コーギー犬タッカーや他の猫、馬たちと協力し、目撃証言を求めてネズミとの協定にも乗りだす。飼い主の危機を救うマーフィー、格好良かったぁ。でも実際の猫は、こんなこと絶対しないわね(あ、マーフィーが特別なのか)。序盤の競馬話は、読むのにかなり体力を使いましたが、一旦事件が起ってしまえば、あとはずんずんと読みすすめました。ただ途中で犯人が推理できてしまったのが、どうも…。このシリーズは、特に挿絵(表紙含む)が素敵なので、それも楽しみの一つです。(06.2.28記述)
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森で昼寝する猫 Pay Dirt (1995) (日本語版2001.11) | 茅律子訳 早川書房 |
ミセスマーフィーシリーズもようやく四作目の登場です(2001.11に翻訳出版)。今回の作品には英語の言葉遊び的な部分が多く、ちょっと翻訳本では難しいところがありましたが、マーフィーとコーギー犬のタッカーは相変わらず元気。退屈な日々を一気に騒がせたコンピューターウイルスの登場、銀行から消えた2百万ドル、不審なバイク乗りが登場し、果ては次々と殺人が…。ラストのマーフィーとタッカーの大活躍が見物です。著者(猫)の、おぼえがき&あとがきもかかせません。
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かくれんぼが好きな猫 MURDER AT MONTICELLO (1994) (日本語版2000.7) | 茅律子訳 早川書房 |
発掘作業中の史跡から白人男性らしき人骨が。なぜ、黒人女性の住居跡に白人の骨が埋められていたのか?二百年前の殺人の謎を追うミセスマーフィー達、そして調査を進めるうちに現代の殺人まで起こってしまった。あとがきによると、ミセスマーフィー達は犬猫グッズの販売まで始めたようです。イヌハッカを使った玩具のようですが〜欲しいかも(^^;;
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雪のなかを走る猫 REST IN PIECES (1992) (日本語版1998.11) | 茅律子訳 早川書房 |
アメリカ人の女性作家が飼猫と連名で発表している“トラ猫ミセス・マーフィー・シリーズ”の第二作。物語はヴァージニア州にある小さな田舎町を舞台に、女性郵便局長ハリーと二匹のペット『トラ猫のミセス・マーフィーとコーギー犬のティー・タッカー』を軸に展開します。ある日、タッカーが切断された上に指紋まで消された人間の手をくわえてきます。平和な街に起こった突然の事件、そしてあらたな犠牲者が…、最後には意外な結末が待っています。動物達は独自の“言葉”で会話をし、猫が著者おぼえがきを書いてるところがいいですね。本文の挿絵がとても素敵です。
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町でいちばん賢い猫 WISH YOU WERE HERE (1990) (日本語版1997.2) | 茅律子訳 早川書房 |
シリーズの第一作。人口三千人の町で起きた凄惨な連続殺人事件。犯人はこの静かな町の中に潜んでいる?郵便局長ハリーがハガキの秘密から事件を探ろうとしたため、殺人犯に命を狙われてしまう。ミセスマーフィーは、相棒のタッカーとともに事件の調査に乗り出した。マーケットの飼猫ピュータとミセスマーフィーの元夫パディも大活躍。
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