ミーシャ(5KB)

名前:ミーシャ(2代目)

生年:1996年6月
不明:2010年12月

性別:メス

体重:5.0kg

性格:他猫にやさしい
   母性本能が強い
   極度の人見知り
   学習能力が高い

趣味:ドア開け
   脱走
   ねじりっこで遊ぶ

好物:高齢猫用のドライ
   ネズミのおもちゃ
   (を食べること)

会員:くるくる
   ねこだんご部門(11)

くるくる(5KB)
ミーシャ(4KB)

■1996.6
私が勤めていた職場の敷地に捨てられた、猫の白黒メス猫“ポチ”が子供を産んだ。子猫は全部で6匹。日に日に大きくなった子猫達は、敷地内を暴れ回り、植木で爪を研ぎ、野鳥をむさぼり…。

■1996.8
クライアントさんに「処分」されてしまわないうちに、猫好きの同僚達で子猫を引き取ることに決まる。
その時、私が選んだのは、あまり人前には出てこなかった、白黒のくつ下をはいた猫。ところが、完全に野良猫化した子猫達の捕獲は容易ではなかった。大人6人がかりで、災害用の防護ネットを網に使い、追い込む人と捕まえる人に別れて、大さわぎ。しまいには、研修に来ていた講師まで交えての大捕り物になる。

 −と、ここまでは“クム”と同じ。

「捕まえたよ!」と言う声の先には、首をつかまれて悲痛な表情のサビ猫が。そして血だらけの上司。予定にもしていなかった、(汚い)猫が捕まってしまった。…でも仕方ない。2匹引き取ることにしよう、と決意する。


■1996.9
9月6日に、我が家で最初の猫、ミーシャが18歳で他界。
(汚い)サビの子猫は「成長したら、少しでも美しくなるように」と、美猫だった“ミーシャ”の名前をいただく。


■1997.春
同じく職場から、新しく拾われてきた“舞(マイ)”のお母さん役となる。舞はその後1年以上も、ミーシャの出ないオッパイを吸っていた。

■2002.3
どうやら、父親の茶トラの血が濃く出たのか、毛色は白黒の母親とは似ても似つかない。身体付きは筋肉質で、ムチムチぷりぷりの子犬のよう。猫独特の柔らかい手触りは、まるでナイ。目が大きくて顔はとても可愛らしいのに、よく鳴くので困る。こちらの気が狂いそうになるくらいよく鳴く。これは母親ゆずりのようだ。

外が大好きで、よく脱走する。重い引き戸を全身を使って開けてしまう。ほんの一瞬も逃さないところが、かなりずるがしこい。
でもすぐに帰ってきて、庭に居るだけなんだけど。


■2005.10
口内炎になり食事をとれなくなる。血液検査の結果、90%の確率で猫エイズキャリアであると診断される。

■2010.12
この数年、猫エイズによる口内炎がひどくなり、インターフェロン+痛み止め注射を続けながらの日々を過ごしていた。腹水が溜まるようになり、月に数回水抜きの通院を繰り返していた。そしてある日、外に出たいと言って出かけたきり戻って来なかった。

かねてから私は、母に(治る見込みのない病気に対して)過度の延命治療は良くないのではないか、頻繁に病院に連れて行くのは考えて欲しいと言っていたのだが…。
ミーシャは自ら治療を放棄して出て行ったのだと思っている。


★職場は山奥だったので、本当に捨て猫、捨て犬が多かった。
「捨てる神あれば 拾う神あり」と言うけれど、拾う側にも限界があります。そんな私は7年間で5匹も拾った大バカ者です。どうか皆さん、これ以上不幸な猫を増やさないで。

ミーシャ




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