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お話作文がぐんぐんうまくなる教師の赤ペン入れ


静岡県裾野市立西小学校 芹沢晴信

子どものお話作文がぐんぐん楽しく、長くなります。。



お話し作文(うその作文)を書かせている。
子ども達に例を出した。(クラス便りでも出しておくと、親にもよく伝わります。)

・ぼくがあさおきると、いぬになっていた。あさごはんは、ドッグフードだ。がっこうにいくと、いつのまにかにんげんにもどっていた。
・わたしがあさおきると、うさぎになっていた。あさごはんはにんじんだ。おかあさんもおとうさんもうさぎになってしまった。
・ぼくがあさおきると、ちいさくなっていた。おかあさんはきがつかない。「たすけてくれ」というと、いつのまにかにんげんにもどっていた。

そして、次の日には、おもしろいお話し作文を取り上げて、帰りの会で読んであげると、子どもは大笑いで聞きますし、子ども達の創作意欲も増します。


さらに、赤ペンの入れ方を考えました。
赤ペン入れは、そのお話しの続きを教師が考えて書いてあげることで、さらに子ども達の創作意欲や表現力が増してきました。

子どもの作文

 わたしがあさおきると、おはなになっていました。あさごはんは、おみずです。おかあさんがおみずをまいてくれたのでおいしくのみました。でもうごけないのでじっとそこにいました。すると、ともだちのまゆちゃんもおはなになっていました。ふたりでたのしくおはなしをしてすごしました。

教師の赤ペン

 わたしがあさおきると、おはなになっていました。あさごはんは、おみずです。おかあさんがおみずをまいてくれたのでおいしくのみました。でもうごけないのでじっとそこにいました。すると、ともだちのまゆちゃんもおはなになっていました。ふたりでたのしくおはなしをしてすごしました。すると、ちかくにみつばちがとんできました。わたしたちをみるとみつばちはまほうをかけました。するといつのまにかわたしとまゆちゃんはもとのにんげんのすがたにもどっていました。

子どもの作文

 ぼくがあさおきると、かぶとむしになっていました。あさごはんはみつでした。がっこうへはとんでいきました。

教師の赤ペン

 ぼくがあさおきると、かぶとむしになっていました。あさごはんはみつでした。がっこうへはとんでいきました。すると、ふつうは30ふんかかるのに、なんと5ふんでついてしまいました。ともだちはぼくをみて、「すごいなあ、かっこいいなあ」といいました。でもいちじかんめのちゃいむがなったらもとのすがたにもどってしまいました。