(C)TOSS-TWO-WAY/裾野西小学校/国語//1学年/鉛筆の持ち方



叱って、褒めて、鉛筆の持ち方を正しくさせよう


静岡県裾野市立西小学校/芹沢晴信


鉛筆を正しく持たせるための日常指導です。



我がクラスに、鉛筆を握り締めて書く男の子がいました。

よく見つめていると

正しい持ち方にさせると、酒井式のカタツムリの線のようになるんです。
握り締める書き方だと、そうはならないのです。

だからひらがなを練習した後、その子の字を見ると、鉛筆を握り締めて書いたのか、それとも正しい持ち方だったのかすぐわかるんです。

「あ!また握り締めて書いたな。やりなおし!」

たとえ正しいもち方で下手な字になっても、

「お、これはうまい。とてもいい字だ。ちゃんとしたもちかたでかいたでしょ。」

といって正しいもち方の字に花丸をしてました。

すると、面白いことがおきてきました。
5月にはいって、その子が、正しいもち方で書くことが多くなってきたのです。
しかも、字に変化が現れ、正しいもち方の字が安定した字を書けるようになったので
す。
正しいもち方のほうが書きやすいことを指で感じ出したのです。
周りの子も、
「なんだか、〜君字がうまくなってきたよね」
と言います。

直せるのは、一年生の今しかないと思います。
その子が大人になって鉛筆をうまくもてなかったらどうでしょう。
その子のためだと思って、私は戦い?ました。

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