(C)TOSS-TWO-WAY/裾野西小学校/国語/指名なし発表/1学年/声の小さい子へのなげかけ



指名なし発表で声の小さくなる子への言葉かけ


静岡県裾野市立西小学校/芹沢晴信


指名なし発表で大事なポイントの一つに、

子どもが意見を書いてもっている

ということがある。
しかし、一年生最初の段階では、まだ書くことがおぼつかない。
だから、書かないで、指名なし発表になってしまう。
声の大きさも、指名なし本読みに比べて、小さい子が多かった。
そこで、石黒先生の講座で学んだ言葉かけをしてみた。

指示「一番遠くの人に聞こえるように発表しようね。」

かなりの子が声が大きくなったのだが、まだ声が小さい子がいた。
何でだろうと考えて理由が一つわかった。

自分にとって一番遠くの人は誰なのかよくわからない

のである。
実際に誰に聞こえるように発表すればいいのかという具体がないと、一年生は、混乱する。


そこで次のように指示をした。

自分の席から、一番遠くの子を指差してごらん

すると、ニコニコしながら子ども達は指し始める。
そして、

今さした子を見ながら発表するといいよ。

俄然声の大きさが違ってきた。 (ちなみに課題は4コマの絵を見て話をする指名なし発表でした。32人中10分間で15人指名なし発表して長い時間途切れたので止めました。指名なし発表ができなかった子は、友達が発表した内容を黒板にいくつか書いたものを、自分で選んで、そっくりそのまま順番に読ませました。)


メール:choi@thn.ne.jp

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