新幹線通勤


富士山の麓にある工場でのんびり働いていたある日
「部署ごと東京本社へ異動せよ」との命令が下ってしまいました。
富士山を仰ぎ見て、すぐ近くは山林という魅力に満ちた
庭付き一戸建ての田舎暮らしを捨てる気は毛頭無く
何もためらわずに新幹線通勤を始めました。


よく通勤が大変ですねと言われるのですが、
自宅から職場まではドアツードアで1時間45分、都会では当たり前の通勤時間です。
それに、その内1時間はゆったり座っての時間ですから、さほど苦痛ではありません。
平行して走る東海道線で通勤されている方々の方が余程大変です。

6:26三島始発こだま号の車内 富士山を見ながら出発進行
車内でゆとりの朝食

いつも乗っている6:26三島始発こだま520号の2号車の乗車率は三島で10%位、
新横浜で60%、単身赴任者の多い月曜日はそれぞれ20%、80%程でかなり余裕があります。
しかし、帰りの東京発こだま号は曜日と時間帯によっては10〜15分前に並ばないと
座れない事があります。



勤務先は新幹線通勤を東海道では三島で持ち家尚かつ世帯主である事を原則に認めており、
通勤費は100%支給されます。

無くしたら悲惨です 需要があるせいで高い


我が家の近くから三島駅までのバス路線が無いため、三島駅まで自家用車での通勤になります。
ガソリン代は支給されるのですが、駐車料金は自腹です。



                ● 新幹線通勤で見かけた変な人たち ●

1. 席の取り合いで、東京〜熱海間でひたすら口げんかを続けた二人。(途中で席が空いたのに)
2. 富士山頂から九州の先にある奄美大島が見えたを執拗に主張していた初老の男性。
3. 初の700系こだま号に乗るため、わざわざ三島に宿泊した鉄道マニア。
4. 坊さんとシスターが隣同士に座っていた。(変じゃないか。)
5. ひかり号と間違えてこだまに乗ってしまい、新型車両はこだまにするなと車掌に文句を言う乗客。
6. 停車中にトイレは使えないんだよと怒っていたばっちゃん。(怒られたのは私です。)



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