旅する心はなくさない

 

まー、なくなりようがないって感じだけどね。

「旅する心」なんて言ったって大した事じゃ無いし。

いや、ほんとにね。

なんでかっていうのを今回ちょっと書いてみようかと。

 

まず「旅」ってもんから考えていこうかね。

そも旅って何をすれば旅したことになるんだろうね。

遠くへ行くこと?

あるいはバイクや車でどっかへ行くこと?

それとも観光地に行くこと?

お土産買ったり温泉入ったり名所巡ったりとかそういうこと?

俺はね、そうは思わないのよ。

実際ツーリングでそういうことしてるんだけどね。

そういう事じゃ無いと思うんだ。

旅ってさ、行ったことがない所へ行くこと。

ただそれだけなんじゃないかって思うんだ。

(別に二回目は旅じゃないって言ってる訳ではない)

このへんは俺が書いた「旅に出よう」っていう詩をこのコンテンツの頭のページ

公表してるからもう知ってると思うけどさ。

そしてね、そういう所に行きたいって思うことが「旅する心」なんじゃ無いかと。

そう、思うんだ。

ただこれだけの事だから無くなりようがないって感じなんだよ。

「な〜んだ」って思った?

でもほんとにそう思う。

俺は、ね。

 

んでもって、日常生活に於いていくらでも旅してたりする。

や、みんなもそうだと思うよ?

たとえばさ、普段使ってる通勤路ってあるよね。

で、いつも同じ道通ってると思うんだけど、時々こう思うこと無い?

「ここ曲がったら何処に繋がってるんだろうな……」

とか

「こっち行くとああいう風に繋がってるのかな?」

ってさ。

ほら、これって「旅する心」にならないかな?

少なくとも俺にとっては同じ事。

遠く離れた場所や観光地に行くこと。

バイクや車、あるいは電車を使うこと。

そうすることが旅じゃないと思う。

近所だって、歩きだって立派な旅だと思うよ?

そして、こうした「旅」に於いて結構いいトコって発見してたりする。

近所だからって侮ってはいけないんだよ。

ま、家は結構田舎のほうだからって事かも知れないけどね。

 

ほら、ちょっと辺りを見回して見ようよ。

今まで気付かなかった旅の目的地がある。

君の周りにもきっと、ね。

 

戻る  トップに戻る