あることに気付いて叫びたくなるほど嬉しくなった。

いや、ほんとに大した事じゃ無いんだけどね。

あれは岡山のニンジャ乗りさんと別れた後の事だったなぁ。

相変わらず一人で走ってて、ふと目の前の道を見たとき。

「今走ってるこの道って、

今まで色んな旅人が通り過ぎて、

そして今、

俺が走り、

これからもまた、

いろんな旅人が通り抜けてくだろうなぁ」

ってね思った。

ごくごく当たり前のことだよなぁ。

でもなんかもの凄く嬉しくなった。

なんでだろう？

たったこれだけの事なのに。

変、かなぁ？

でも別に誰かに「変だ」って言われたって気にしないけどね。

自分が素直に思ったことを大切にしたい。

と、まあしばらく思ってたのね。

で、「気にしない」って辺りは変わらないんだけど、理由について

は分かったような気がする。

前に「遠く静岡の空の下」でも書いた事なんだけど、「独りじゃない」

って事を実感できたからじゃ無いかと。

高校の頃の経験からだと思うんだけど「一人」でいるのって結構

好きなんだ。

でも別に「独り」になりたい訳じゃない。

仲のいいヤツらといるのは好きだしね。

でも「一人」は好きだ。

「一人」と「独り」ってどう違うんだって聞かれると感覚的なもの

なんで上手く言えないけど。

ひょっとしたら自分でも区別のつかない事かも知れない。

でもまあ、そんな訳なんじゃないかと。

改めて言うけど別に変だって構わない。

俺は俺、だからね。

繰り返してるからって気にしてる訳じゃ無いことを

言って結びますか。