宝ケ池の散策2 北大路から宝ケ池へ
北大路通りから宝ケ池に至るルートは幾つもある。今回は、下鴨本通りを北上、疏水分流の河畔へ出るルートを辿ってみた(130327撮影)。
京都に市電が走っていた頃、北大路通りは、その最も北の路線であった。従って、北大路から宝ケ池へ向かうことは、市街地から郊外へ行くという趣を持っていたものである。
疏水分流を東へと向かう。小さな流れの両 側には落ち着いた雰囲気の住宅地が続く。河 畔には、季節により様々の花が咲く。樹木は 桜が多い。夏には蛍も見られるという。 疏水分流から北に折れる。正面の山に、五 山の送り火の「妙法」の妙の字が見える。 北山通りに出る。北大路の一つ北の大通り で、かつては田圃の中の道であったが、今は モダンなブティックやレストランが並ぶ、人 気の高い通りである。 宝ケ池運動公園の外周に沿って、狐坂方面 へ向かう。 狐坂は車の通行が多く、歩くに適さない。 運動公園北側の岩上大明神(末刀神社)の境 内を抜け、坂の上に出る。 「野鳥の楽園」と称されている区域から見 た宝ケ池。