最小問題 ー 究極のナンプレ問題


探索空間の大きさ

この問題の難しさを知っていただくために、一番簡単な以下のようなアプローチをとった場合どうなるかを試算してみることにします。

「すべての(N−1)の作図問題を作成して、その解があるかどうかを調べる」

仮に、N=19を想定すると、18個の枠の作図問題をすべて解く事になります。
9X9=81個のマスから18個の枠を選ぶ組合わせの数は、

81C18 ≒ 4.5x10の17乗 通り

作図問題を1問解く時間を1秒(本当はこんな時間で済むとは思えないが)とすると、4.5x10の17乗秒という想像を絶する時間がかかることになります。対称性を考慮すると少しは組合わせを減らすことは可能ですが、全体からみると焼け石に水です。(ちなみに、1年=3.1536x10の7乗秒です)

果たして、リーズナブルな時間でこの問題を解くアルゴリズムは見つかるのだろうか?
(1年前は、ここで素直にあきらめたけど、こんどは少し悪あがきをしてみよう)


Home
Up
Back
Next